マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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番条町ドウガン注連縄

2009年03月05日 07時29分37秒 | 大和郡山市へ
年末30日に取り付けられた大和郡山市番条町にある造り酒屋のドウガン注連縄。

大神神社からたばってきた杉玉を飾る立派な門に笹葉側を西に向けて飾られたドウガンは威風堂々とした雰囲気を醸し出す。

当主に勝手を言って開けてもらった門の向こうには玄関のドウガンが見られる。

正月三が日、葉を丸くしていたユズリハに炊き立てのゴハンメシをそこに供える。

歳神さんに食べてもらうのじゃと神棚にメシを供えるようにドウガンにも箸で3、4粒供えるという。

以前はこれに買ってきたカヤの実、カチグリ、クロメを付けたタワラも飾っていたが売店がなくなったことからできなくなったとこぼされた。

町内では当家ともう一軒の大和棟が美しい元庄屋宅だけが簾型注連縄を飾られている。

ともに竹葉のほうは西側に向いて、大きく垂れさがるような長いものだ。

(H21. 1. 3 Kiss Digtal N撮影)