マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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九条平野町の水口飾り

2009年07月17日 08時45分55秒 | 大和郡山市へ
スーパーサンコー近くの池には睡蓮の花が咲き出した。

その横に水口花飾りをした苗床があった。

松苗に小さなお札が見られる。

九条平野町は植槻八幡神社の氏子地域なのであろう。

1月7日に植槻八幡神社でおんだ祭が営まれる。

その松苗と考えられるが地域は住宅街で畑は見あたらない。

この水口飾りは貴重な存在になりそうだ。

(H21. 5. 6 Kiss Digtal N撮影)

続、上三橋町の苗代のオソナエ

2009年07月17日 08時43分43秒 | 大和郡山市へ
集落の西端にも水口のお供えがあったが松苗ではなく杉苗だった。

しかも紅白の御幣が供えられている。

これは4月3日の神武さんの日に須佐之男神社の「てんまさんの祭り」でこしらえ、祭礼後に各家に配られたオソナエだという。

苗床を作ったあと、今年も収穫ができますように杉苗の御幣を挿して、そこに一升桝に山盛りにした洗米を供えている。

鳥に食べられんようにと供えた直後に一升桝は持って帰っている。

かつて6月5日にはノガミさんにお参りしていた。

「おまいさんのおじいちゃんがやってたわ」、「30年以上も前のことやから昭和50年よりもっと昔かな」と仰る。

当時は各家ごとにチマキをこしらえて五本の束にしていた。

それをもうひと房作って合計十本。

肩から前後にぶら下げて行くノガミさんのお参りは途絶えて随分と時が経つ。

(H21. 5. 6 Kiss Digtal N撮影)