マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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オンダ祭のあとの苗代水口供え

2009年07月08日 09時29分00秒 | 大和郡山市へ
神社のオンダ祭やお寺のオコナイなどで祈祷されたお札は農作の苗代でお花飾りとともに豊作を祈願して供えられている。

祭事があった地区の周辺の田園を探索していけばそれを見ることができる。

ところが兼業サラリーマン農家が増えているためなのか苗床があってもそのお札は見あたらない。

水口祭(ミトマツリとも)のあり方が変化しているのだろうか。

大和郡山市内で祭事されるオンダ祭は植槻の八幡神社、小泉の小泉神社、田中の甲斐神社があるが周辺の苗代にはまったくといっていいほど見あたらなかった。

念のため山田の杵築神社辺りも探してみたが見あたらない。

調査エリアを拡大して地道に探索してみよう。

(H21. 5. 2 Kiss Digtal N撮影)

横田町苗代ならし

2009年07月08日 09時23分37秒 | 大和郡山市へ
大和郡山市横田町で農業を営んでいるOさんご夫妻。

50年前から農薬を一切使わずに自然農法で稲作や野菜などを作っている。

30年前にはJAにお願いして井戸も掘った。

こんこんと湧き出る水で作った栽培もんは美味いと仰り、毎日のように畑に来るという。

GWに入るころは苗代作りが始まった。

井戸水を引いて苗代をクワでならして平坦にしていく。

周辺では6月半ばに田植えをするのだが今年は池の水利権の関係で例年より遅い。

それでも明々後日には籾だねをセイロに撒いて苗床の育苗を始めるという。

その翌日には氏神さんの八幡神社からたばってきた御神霊札と春日大社から授かってきた松苗を水口に供えるそうだ。

(H21. 5. 2 Kiss Digtal N撮影)