4月と12月、一年に2度行われる山添村大塩の伊勢講。
場は八柱神社だ。
かつて大塩には4組の伊勢講があったがいつしか村行事に移った。
村の代表者が伊勢参拝をされて授かったお札がある。
神社参籠所に集まった人たちに年番のドウゲが見せまわる。
折敷に載せたお札。
これを拝み膳と呼んでいる。
参籠所左側に座るのは寺座の人たち。
村神主は中央に座って右側は宮座が座る。
拝み膳は寺座、宮座の順に廻される。
これが村行事となった儀式なのだ。
拝み膳の儀式を終えればドウゲは熱燗をもって廻る。
ジャコを肴に酒を飲むだけの在り方はいつもとかわらない。
そのころ雪がちらつきだした。
外は寒いが参籠所には暖房器具で温まる。
お神酒は熱燗。
寒くなったこともあるのかいつもより飲むペースが早い。
ひっきりなしに要請される熱燗酒。
温まる余裕もなく声がかかるからドウゲは忙しい。
普段なら酒2本で済むようだが、この日は倍の4本。
今年の集まりは実に消費量が多いと話していた。
1時間ほど経過したときに配られるセキハンがある。
肴当番が用意したセキハンのお重である。
始めに二つのパックに詰める。
これは肴当番にさげるセキハンだ。
それからセキハンを抱えて座中に進み出る。
ドウゲは箸で摘まんで差し出す。
座中は手で受けていただく。
いわゆるテゴク(手御供)の作法である。
こうして村行事の伊勢講を終えて解散した。
座中の話しによれば「ヒッポでする講は別にある」という。
「ヒッポ」とは「ウチワ」のことだ。
「ウチワ」は「扇」ではなく親しい組で行われている伊勢講のことであろう。
ちなみに拝み膳に差し出されたお伊勢さんのお札は「タノモシ」と呼ばれる費用を供出して代表が伊勢神宮に代参するようだ。
(H26.12.14 EOS40D撮影)
場は八柱神社だ。
かつて大塩には4組の伊勢講があったがいつしか村行事に移った。
村の代表者が伊勢参拝をされて授かったお札がある。
神社参籠所に集まった人たちに年番のドウゲが見せまわる。
折敷に載せたお札。
これを拝み膳と呼んでいる。
参籠所左側に座るのは寺座の人たち。
村神主は中央に座って右側は宮座が座る。
拝み膳は寺座、宮座の順に廻される。
これが村行事となった儀式なのだ。
拝み膳の儀式を終えればドウゲは熱燗をもって廻る。
ジャコを肴に酒を飲むだけの在り方はいつもとかわらない。
そのころ雪がちらつきだした。
外は寒いが参籠所には暖房器具で温まる。
お神酒は熱燗。
寒くなったこともあるのかいつもより飲むペースが早い。
ひっきりなしに要請される熱燗酒。
温まる余裕もなく声がかかるからドウゲは忙しい。
普段なら酒2本で済むようだが、この日は倍の4本。
今年の集まりは実に消費量が多いと話していた。
1時間ほど経過したときに配られるセキハンがある。
肴当番が用意したセキハンのお重である。
始めに二つのパックに詰める。
これは肴当番にさげるセキハンだ。
それからセキハンを抱えて座中に進み出る。
ドウゲは箸で摘まんで差し出す。
座中は手で受けていただく。
いわゆるテゴク(手御供)の作法である。
こうして村行事の伊勢講を終えて解散した。
座中の話しによれば「ヒッポでする講は別にある」という。
「ヒッポ」とは「ウチワ」のことだ。
「ウチワ」は「扇」ではなく親しい組で行われている伊勢講のことであろう。
ちなみに拝み膳に差し出されたお伊勢さんのお札は「タノモシ」と呼ばれる費用を供出して代表が伊勢神宮に代参するようだ。
(H26.12.14 EOS40D撮影)