「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった・・・」から始まる文をついつい連想してしまうトンネル越え。
真っ赤な紅葉の場合もそう思って口走ってしまうこともあれば青空に広がる海に遭遇したときも・・・。
突然に現れた景色に感動することもあれば、ここは異次元やとか思うこともままある。
この日はトンネルではなく、名阪国道の神野口インターを降りたときに、思わず口に出た「真っ白やっ」。
景色よりも現実的なことはタイヤの心配。
目的地までいけるかどうか、だった。
積雪量はどれぐらいだろうか。
数台が通ったと思われる轍に合わせてハンドルを握る。
タイヤは新品同様のスタッドレスタイヤ。
滑りはまったくなく動じないタイヤにまずは一安心。
とはいっても運転を疎かにすればとんでもない結果になる。
そう思える積雪量に平坦では味わえない登り下り道に緩やかなカーブライン。
登りは苦にならないが下りは慎重そのもの。
外気温は低い。
外の寒さで身体も震えるが、内心は怖さの震えである。
目的地も村の道もよく知っているカーブライン。
もう少しだ、もう少しと思いながら低速運転。
距離は1.5kmぐらいだからそう遠くはない。
遠くはないが、近くでもない距離に身も心もヒヤヒヤである。
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とりあえず着いた場は集落に入る一つの道。
目的地はさらにそこから下った400mのところだ。
集合地の公民館駐車場に着いたときはほっと安堵した。
この日の行事は子供涅槃。
あまりの積雪に午前中行われる予定だった米集めはやむなく中断した。
危険性はないに等しいが大人の判断で決断された。
そういう事情もあってこの場で佇む真っ白な世界に溺れ込む。
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深みに入ったわけでもなくカメラレンズが勝手に動き出す。
前が見えないくらいの吹雪状態。
実際はそこまででもなくレンズの悪戯のようだ。
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しばらく待っておれば青空が広がった。
小屋の屋根から滴が垂れる。
凍りついたツララは何本も垂れ下がっていた。
街で育った私は真っ白な雪の世界に憧れる。
憧れだけでは生活ができない
雪国の暮らしは風景だけでは生活できない。
毎度のニュースで紹介される雪掻き作業。
人身事故が発生する場合もある。
呑気に見ている私はこれでいいのかと思ってしまう。
雪が降れば真っ先に出かけるというカメラマンは多い。
雪国の暮らしなどしたこともないカメラマンはただただ写真を撮るだけ・・・。
それはともかく白の世界から氷の世界に転じるツララがある。
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屋根の積もり具合で積雪量がわかりそうなもんだが・・・というようなことを書いている私も非体験者である。
ところでこれは何だ。
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何者かが残した足跡であるが、人が歩いた足跡とは思えない形。
鳥の足ではない。
写真ではわかり難いが動物の足跡に違いないが、ワンコではないようだ。
ネコ、キツネ、タヌキ、それともアライグマ。
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足跡がずっと向こうまで続いているが後を追う気にはなれない。
落ち着いていた降る雪。
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白い雲が西の方から流れてきた。
とたんに横降りの雪が降る。
降るという表現でもない。
降るという言葉のイメージは深々と降る、である。
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横殴りの場合はどういう風に表現すればいいのだろうか。
夕方になってようやく降る雪が止まった。
風当り、ではなく雪当たりの樹木は名前の通りのユキヤナギ。
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じゃなかったっ・・・ネコヤナギ。
もう一本は黄色がちらほら。
雪帽子を被った蠟梅も狼狽し・・・・洒落にならんけど・・。
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これってニワノサンシュウ・・。
(H29. 2.11 EOS40D撮影)
真っ赤な紅葉の場合もそう思って口走ってしまうこともあれば青空に広がる海に遭遇したときも・・・。
突然に現れた景色に感動することもあれば、ここは異次元やとか思うこともままある。
この日はトンネルではなく、名阪国道の神野口インターを降りたときに、思わず口に出た「真っ白やっ」。
景色よりも現実的なことはタイヤの心配。
目的地までいけるかどうか、だった。
積雪量はどれぐらいだろうか。
数台が通ったと思われる轍に合わせてハンドルを握る。
タイヤは新品同様のスタッドレスタイヤ。
滑りはまったくなく動じないタイヤにまずは一安心。
とはいっても運転を疎かにすればとんでもない結果になる。
そう思える積雪量に平坦では味わえない登り下り道に緩やかなカーブライン。
登りは苦にならないが下りは慎重そのもの。
外気温は低い。
外の寒さで身体も震えるが、内心は怖さの震えである。
目的地も村の道もよく知っているカーブライン。
もう少しだ、もう少しと思いながら低速運転。
距離は1.5kmぐらいだからそう遠くはない。
遠くはないが、近くでもない距離に身も心もヒヤヒヤである。
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とりあえず着いた場は集落に入る一つの道。
目的地はさらにそこから下った400mのところだ。
集合地の公民館駐車場に着いたときはほっと安堵した。
この日の行事は子供涅槃。
あまりの積雪に午前中行われる予定だった米集めはやむなく中断した。
危険性はないに等しいが大人の判断で決断された。
そういう事情もあってこの場で佇む真っ白な世界に溺れ込む。
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深みに入ったわけでもなくカメラレンズが勝手に動き出す。
前が見えないくらいの吹雪状態。
実際はそこまででもなくレンズの悪戯のようだ。
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しばらく待っておれば青空が広がった。
小屋の屋根から滴が垂れる。
凍りついたツララは何本も垂れ下がっていた。
街で育った私は真っ白な雪の世界に憧れる。
憧れだけでは生活ができない
雪国の暮らしは風景だけでは生活できない。
毎度のニュースで紹介される雪掻き作業。
人身事故が発生する場合もある。
呑気に見ている私はこれでいいのかと思ってしまう。
雪が降れば真っ先に出かけるというカメラマンは多い。
雪国の暮らしなどしたこともないカメラマンはただただ写真を撮るだけ・・・。
それはともかく白の世界から氷の世界に転じるツララがある。
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屋根の積もり具合で積雪量がわかりそうなもんだが・・・というようなことを書いている私も非体験者である。
ところでこれは何だ。
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何者かが残した足跡であるが、人が歩いた足跡とは思えない形。
鳥の足ではない。
写真ではわかり難いが動物の足跡に違いないが、ワンコではないようだ。
ネコ、キツネ、タヌキ、それともアライグマ。
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足跡がずっと向こうまで続いているが後を追う気にはなれない。
落ち着いていた降る雪。
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白い雲が西の方から流れてきた。
とたんに横降りの雪が降る。
降るという表現でもない。
降るという言葉のイメージは深々と降る、である。
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横殴りの場合はどういう風に表現すればいいのだろうか。
夕方になってようやく降る雪が止まった。
風当り、ではなく雪当たりの樹木は名前の通りのユキヤナギ。
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じゃなかったっ・・・ネコヤナギ。
もう一本は黄色がちらほら。
雪帽子を被った蠟梅も狼狽し・・・・洒落にならんけど・・。
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これってニワノサンシュウ・・。
(H29. 2.11 EOS40D撮影)