山添村広瀬は村の最も東寄りの方角にある。
村を流れる川は名張川で、上流は月ヶ瀬で下流が三重県へと流れる。
ときおり洪水があって小屋まで浸かる。
土台が崩れているのはその証拠だ。
月ヶ瀬の高山ダムの放水でそうなるという。
そのときはサイレンが鳴って危険を合図してくれるらしい。
お買い物など生活流通圏内は三重県の名張や桔梗が丘である。
西迎寺で観音講を営まれているIさんがそう仰る。
観音講は10数名。
若い人が入ってこないので減る一方だという。
毎月17日の昼頃に集まって西国三十三番のご詠歌を唱えている。
その日が都合悪いからと前日にされることもある。
広瀬では4月8日が花まつりの日だった。
十数年前に西方寺から保育園に舞台を移していた。
それもいつしか統廃合。
廃園になって花まつりはなくなった。
少子化の波はいち早く訪れたそうだ。
スクールバスは広瀬を通らない。
山の上のほうの80号線まで車で送っていかねばならない。
車は生活の足。
年寄りでも乗らないと生活できないとIさんは話す。
ちなみに12月31日はフクマルサンが行われている。
夕刻のころ各家では洗米や炊いた米を入れた10cmほどの竹筒を持って名張川にやってくる。
桜の木が植わっている川縁にだ。
焼け焦げた痕を案内してくださった。
洪水に遭っても名残が存在する。
村人はお米を供えてお日さんの昇る東に向いて手を合わせる。
そしてとんど火の火をたばって来る。
火はクドサン(竈)の種火になる。
いわゆる年神さんとされる福丸さん迎えの風習だ。
上と下、数百メートル離れた両地区で行われている。
是非とも取材したいものだ。
(H22. 4. 8 SB912SH撮影)
村を流れる川は名張川で、上流は月ヶ瀬で下流が三重県へと流れる。
ときおり洪水があって小屋まで浸かる。
土台が崩れているのはその証拠だ。
月ヶ瀬の高山ダムの放水でそうなるという。
そのときはサイレンが鳴って危険を合図してくれるらしい。
お買い物など生活流通圏内は三重県の名張や桔梗が丘である。
西迎寺で観音講を営まれているIさんがそう仰る。
観音講は10数名。
若い人が入ってこないので減る一方だという。
毎月17日の昼頃に集まって西国三十三番のご詠歌を唱えている。
その日が都合悪いからと前日にされることもある。
広瀬では4月8日が花まつりの日だった。
十数年前に西方寺から保育園に舞台を移していた。
それもいつしか統廃合。
廃園になって花まつりはなくなった。
少子化の波はいち早く訪れたそうだ。
スクールバスは広瀬を通らない。
山の上のほうの80号線まで車で送っていかねばならない。
車は生活の足。
年寄りでも乗らないと生活できないとIさんは話す。
ちなみに12月31日はフクマルサンが行われている。
夕刻のころ各家では洗米や炊いた米を入れた10cmほどの竹筒を持って名張川にやってくる。
桜の木が植わっている川縁にだ。
焼け焦げた痕を案内してくださった。
洪水に遭っても名残が存在する。
村人はお米を供えてお日さんの昇る東に向いて手を合わせる。
そしてとんど火の火をたばって来る。
火はクドサン(竈)の種火になる。
いわゆる年神さんとされる福丸さん迎えの風習だ。
上と下、数百メートル離れた両地区で行われている。
是非とも取材したいものだ。
(H22. 4. 8 SB912SH撮影)