三郷町勢野西に鎮座する薬隆寺の八幡神社で宵宮が行われることは聞いていたが、時間は知らなかった。
下見を兼ねて午後に出かけてみた。
勢野東の北垣内から近い地にあると思っていたがどうも判り難い。
カーナビゲーションに出現するであろうと思っていたが、意に介さず出力されない。
平隆寺(へいりゅじ)の所在地を示す立て看板があった。
入っていくものの道は狭くて自動車は入ることはできない。
なんとかUターンして侵入口に戻る。
寺所在地の反対側へ向かって付近におられた婦人に尋ねた。
狭い道だが軽自動車であれば通ることも可能だと云う。
ところで神社である。
薬隆寺の八幡神社へは一旦道路に出て右曲がり、左曲がりして行けば着くそうだ。
ここにも立て看板があり表示に沿って道を進む。
神社は見つかったが、駐車場はない。
下った田畑に男性がサツマイモを引いていた。
声をかけさせていただいて神社に向かいたいがどうすればいいのだろうと話せばここへ停めても構わないと云う。
ありがたいことである。
参拝を兼ねた下見。
この日は宵宮と聞いていたが、どなたもおられない。
絵馬殿とも呼ばれる参籠所に掲示してあった年中行事リスト。
氏子用に掲示したものであるが、民俗探訪者にとってはありがたい。
そのうちのいくつかの行事には時間も書いてあった。
この日は朝の8時に宵宮の御湯が行われたようだ。
斉場と思われる処にキリヌサが撒いてあった。
翌日はマツリで9時とある。
仕方がないが、明朝に出かけることにした。
下って田畑の男性に話しをすれば、勢野には二つの神社があるという。
当地は薬隆寺の八幡神社であるが、ここより北にあるのは勢野西地区の秋留の八幡神社である。
男性は秋留の八幡神社の十人衆のひとり。
一老から年齢順にくだった九老だという。
十人衆は神社祭祀を勤める宮守さん。
毎月の初めには境内を清掃していると云う。
この日は秋留の八幡神社のヨミヤ。
朝8時に出かけて清掃をしていた。
それが終わればお供えをして一老が祝詞を奏上していたと云う。
翌日はマツリで同じように清掃をされて神事が行われる。
神職は龍田大社の上田宮司が来られるそうだ。
明日に、ここ薬隆寺の八幡神社に来るなら停めていてもいいと話す。
村の人から「なんで停めているのだ」と云われたら勢野西に住むWさんの名前を告げればいいと話す。
ところで二つの神社の氏子区域はどのような区割りがあるのか尋ねてみた。
答えは二つの檀家寺に別れているというのだ。
秋留の八幡神社の氏子は平隆寺で、薬隆寺の八幡神社の氏子は勢谷寺(せいこくじ)になるという。
そういえば、この年の7月に取材させていただいた勢野東地区の北垣内は勢谷寺が檀家寺だと話していた。
聖徳太子建立46ケ寺院のひとつである平隆寺も勢谷寺も同じ宗派の融通念仏宗派だと云う。
これまで数々の行事取材させていただいたが、勢野の氏子圏区割りは初見である。
男性の話しによれば秋留の戸数は75戸で勢野西は125戸にもおよぶようだ。
勢野の旧村よりも新興住宅が増えたのであろう。
ちなみに勢野東に鎮座する神社に春日神社があるそうだ。
(H26.10.24 SB932SH撮影)
下見を兼ねて午後に出かけてみた。
勢野東の北垣内から近い地にあると思っていたがどうも判り難い。
カーナビゲーションに出現するであろうと思っていたが、意に介さず出力されない。
平隆寺(へいりゅじ)の所在地を示す立て看板があった。
入っていくものの道は狭くて自動車は入ることはできない。
なんとかUターンして侵入口に戻る。
寺所在地の反対側へ向かって付近におられた婦人に尋ねた。
狭い道だが軽自動車であれば通ることも可能だと云う。
ところで神社である。
薬隆寺の八幡神社へは一旦道路に出て右曲がり、左曲がりして行けば着くそうだ。
ここにも立て看板があり表示に沿って道を進む。
神社は見つかったが、駐車場はない。
下った田畑に男性がサツマイモを引いていた。
声をかけさせていただいて神社に向かいたいがどうすればいいのだろうと話せばここへ停めても構わないと云う。
ありがたいことである。
参拝を兼ねた下見。
この日は宵宮と聞いていたが、どなたもおられない。
絵馬殿とも呼ばれる参籠所に掲示してあった年中行事リスト。
氏子用に掲示したものであるが、民俗探訪者にとってはありがたい。
そのうちのいくつかの行事には時間も書いてあった。
この日は朝の8時に宵宮の御湯が行われたようだ。
斉場と思われる処にキリヌサが撒いてあった。
翌日はマツリで9時とある。
仕方がないが、明朝に出かけることにした。
下って田畑の男性に話しをすれば、勢野には二つの神社があるという。
当地は薬隆寺の八幡神社であるが、ここより北にあるのは勢野西地区の秋留の八幡神社である。
男性は秋留の八幡神社の十人衆のひとり。
一老から年齢順にくだった九老だという。
十人衆は神社祭祀を勤める宮守さん。
毎月の初めには境内を清掃していると云う。
この日は秋留の八幡神社のヨミヤ。
朝8時に出かけて清掃をしていた。
それが終わればお供えをして一老が祝詞を奏上していたと云う。
翌日はマツリで同じように清掃をされて神事が行われる。
神職は龍田大社の上田宮司が来られるそうだ。
明日に、ここ薬隆寺の八幡神社に来るなら停めていてもいいと話す。
村の人から「なんで停めているのだ」と云われたら勢野西に住むWさんの名前を告げればいいと話す。
ところで二つの神社の氏子区域はどのような区割りがあるのか尋ねてみた。
答えは二つの檀家寺に別れているというのだ。
秋留の八幡神社の氏子は平隆寺で、薬隆寺の八幡神社の氏子は勢谷寺(せいこくじ)になるという。
そういえば、この年の7月に取材させていただいた勢野東地区の北垣内は勢谷寺が檀家寺だと話していた。
聖徳太子建立46ケ寺院のひとつである平隆寺も勢谷寺も同じ宗派の融通念仏宗派だと云う。
これまで数々の行事取材させていただいたが、勢野の氏子圏区割りは初見である。
男性の話しによれば秋留の戸数は75戸で勢野西は125戸にもおよぶようだ。
勢野の旧村よりも新興住宅が増えたのであろう。
ちなみに勢野東に鎮座する神社に春日神社があるそうだ。
(H26.10.24 SB932SH撮影)