マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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下土佐手造りうどんにしかわの釜あげうどん

2015年05月08日 08時55分30秒 | 食事が主な周辺をお散歩
清水谷の古宮講の取材を終えたころはとうに過ぎていた昼時間。

同行した写友人とともに食事する。

明日香から吉野へ抜ける国道沿い。

何十年も前から気になっていたお店に行こうと声を掛けた。

店名は「手造りうどんにしかわ」。

一般的に「手作り」と表記するところを「手造り」にした理由は何だろうか。

そればかり気にかけていたうどん屋さんは、これまで入店したことがなかった。

昨今は新道が繋がった高取町の兵庫・薩摩辺りから清水谷の信号へ抜けることが多くなり、見かけることは少なくなった「手造りうどんにしかわ」は下土佐の信号とほぼ中間地点にある。

駐車場はほぼ満杯だったが、丁度2台分が空いていた時間帯が12時45分。

扉を開ければほぼ満席。

カウンター席はお一人だったが、三つあるテーブル席は注文待ちのグループもある。

「30分待ってもらわなあかんけど・・」と云う。

ゆっくりしたいものだから待つことにした。

お客さんが待つぐらいだから美味しいのであろう。

奥の畳席に案内されて席につく。

同店のメニューはかけうどんの700円や同額の釜あげうどん、さぬきうどんがある。

最低価格のうどんである。

それ以上は800円のわかめうどん、玉子うどん。

900円ではおろしうどんに山菜うどんだ。

私にとっては高額部類にはいるが、店内で手打ち麺をつくる「手造り」に期待して釜あげうどんを選んだ。

具材が入っているうどんによりも麺そのものをいただく釜あげ。

かけうどんでも良かったが、出汁で風味が味わえないと判断して釜あげうどんにした。

写友人もそれにする。

うどんメニューには定番のきつねやカレー、天ぷらもあるが私の生活範囲を大幅に超えている。

他にもある千円超えメニューになべ焼き、ミックスなどのうどん以外にうどん定食もあった。

天ざるうどんともなれば1700円だ。

びっくりするぐらいのお値段である。

麺のかただはお好み次第。

こだわりはもっていないので普通にした。

待ち時間は取材してきた行事のことや、昨今の取材状況などなど。

いくつかを報告しあう。

しゃべっておれば待ち時間は気にならないが、時計を見れば40分も経っていた。

ご主人一人で切りもみされているお店である。

テープルに運ばれた釜あげうどん。



透き通るような手造りうどんが丼に沈んでいた。

出汁には鶉卵が添えてある。

そういや蕎麦には鶉卵を入れていたなと思い出す。

30年以上も前の家の食事である。

細かく刻んだネギを出汁にしれて食べる。

箸で摘まんだ麺を持ちあげる。

出汁器に入れようとするが、あれぇである。

麺はとにかく長い。

丼からあがってこないのだ。

丼の縁からずるずると麺つゆ椀に寄せる。

こんなに長い麺だとは思わなんだ。

麺つゆに浸けて食べる釜あげうどん。

コシはないように感じるが「ある」のである。

つるつると喉越しを感じるうどん麺。

さすがの手造りだと思った。

麺つゆが特に気にいった釜あげうどん。

麺の量はどちらかといえば少な目。

あっという間に食べきった。

麺つゆがあまりにも美味しいので飲み干した。

「手造りうどんにしかわ」はご主人が開業されて26年目。

3年前にはお店を刷新しリニューアルしたと話す。

これまでは壁面が白っぽかったが、今では黒を基調にした造りになったのだ。

食べ終わってお店を出た時間。

もう午後2時になっていたが、入店しようとするお客さんがやってきた。

「手造りうどんにしかわ」の昼営業は午前11時半から午後1時半まで。

それでも入店を断らなかったのである。

(H26.10. 4 SB932SH撮影)


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