マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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内原のハデ

2020年03月17日 08時14分10秒 | 民俗あれこれ(干す編)
滝川上流に大字内原(ないはら)の集落がある。

寄り添うように建つ民家は10軒も満たない。

その民家のほとんどに多段型ハザカケの構造物がある。

何台もあるからそれなりの稲架け量があるということだ。

内原に多段型ハザカケの構造物があると知ったのは平成24年。

集落の存在は知っていたが、構造物のことはまったく不知だった。

平成28年に訪れた際にハザカケをしていると初めて知った。

例年に訪れる日程よりも数週間遅い年だった。

その年の9月10日に聞取りをした老夫妻。

一週間前に刈り取った稲を干していた。

数日前も刈って干した。

この日も刈って干した。

夫妻二人だけの作業は一挙にできない。

晴れ間が続く日でないと作業しない、と話していた男性は昭和7年生まれ。

その年でも84歳になる高齢者。

数日後の15日も訪れて撮っていた内原の景観に浸っていた。



それから2年後に訪れたこの日。

ただ、構造物だけが佇んでいた。



実は一時期、FBのカバー写真にアップしていた景観は、当時ハデをしていた内原の民家である。

快晴が続く日になればされると思うのだが・・。

(H30. 9. 9 EOS40D撮影)


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