マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

日清食品の日清デカうま油そば

2019年11月10日 10時00分59秒 | あれこれインスタント
今日のかーさんはトモダチ4人と昼食ランチ。

しばらくぶりに出かけた。

私といえば買い置きのカップ麺を食べる日。

最近は油そばにはまっているから、ついつい買ってしまっては蔵書ならぬ蔵カップ。

食べる機会がすくないものだから、一つ、二つはどうしても増えてしまう。

増えるのは在庫もあるが、買い物に出かけたときについ探してみたくなるカップ麺コーナーがある。

袋麺のコーナーもあるが、やはりのインスタントカップ麺。

特売、格安であればつい買ってしまって収納しておく。



この日に選んだカップ麺はザ・ビッグエクストラ大安寺店で税抜き90円で買った日清食品の日清デカうま油そば。

日清食品も時勢に流されず流行りの油そばを販売していた。

お湯を入れて3分間待つ。

お湯捨てに液体ソースを落とす。

真っ黒な醤油タレがたらたら落ちる。



麺の中央に落としたら、そこだけが真っ黒けになった。

香りは特にない。

感じないのか、それとも・・。

混ぜでも液体ソースが絡んでくれない。

いやに白っぽさが目立つからなんとかしてでも、と思って底にソース・・がない。

量が少ないのかそれとも麺の量が多いのか。

日清デカうま油そばの麺の量は130g。

やや太麺の麺に絡みにくい。



少し濃さのある絡んだ麺をすくいあげては白っぽさのある麺に塗す。

疲れる麺である。

さて、お味である。

香りもなければ旨みもない。

脂はあるがソースとの絡みが少ないから麺と絡まない。

特徴も特筆すべき点もない油そば。

“豚うま”醤油だれって・・どこに豚味があるの?っといってみたい。

ガーリックも入っているらしいが、香りもないから味気もない。

塩分含有量は5.4g。

やや高め。

ス-プなければもっと塩分量は下げられるはずだ。

つい最近に買ったサッポロ一番汁なし油そばの塩分含有量は2gも少ない3.6g。

しかもカロリーは380Kcalなのに日清デカうま油そばはなんと782Kcal。

何を考えているんだ、といいたいくらい。

言葉はアレだが、顔洗って出直してこい、だ。

(H30. 6. 1 SB932SH撮影)

ふり返る5月の介護まとめ

2019年11月09日 14時46分18秒 | むびょうそくさい(おかん編)
この月もおふくろの介護の関係で大阪・住之江に行くこと度々。

記憶は記録。

ふり返る際に思い出したい事項を書き記しておく。

13日は、雨天の日になったから室内で食べたスーパートライアル買いのトライアル寿司盛り

ゆっくり寛いで滞在時間は4時間になった。

17日は、白い鳥西成所属のEさんから電話があった。

4月請求額の引き落としにたまたまであるが、おふくろと同じ、同姓同名でしかも漢字までが一緒だった人と勘違いした経理担当者が誤って、同名患者の額を5月21日に実行、引き落としされた。

金額の間違いはわかっているので、その差額金額を21日に振り込むことになるというお詫び連絡であった。

18日は、前日の17日がトリガー。

歯が痛い、と電話をかけてきたおふくろ。

痛みに我慢をしていたが、どうにも我慢が無理だと伝えてきた。

電話が架かってきた時間帯は、閉店時間をすぎていたから、翌朝の18日に緊急処置をお願いします、と通院している林歯科に電話。

了承を得たが、おふくろの迎えに林歯科までの送迎。

開院時間には間に合わないが、少しでも早くに着いておきたいと思って車を走らせる。

午前10時半に着いた大阪・住之江。支度を調えて出発した。

林歯科に着いた時間は午前11時。

すぐさま治療にあたる歯痛。

痛みの原因は、云十年も前に先代先生が処置した差し歯の劣化。

その関係で患部に膿の症状がある。

差し歯を外して処置をされたが、完全復帰までは時間を要する。

今後は、週一ペースで治療を要する、と通告された。

おふくろの治療は時間を要する。

その間にしておきたいもう一つの用件。

目薬がもう少しで切れるというおふくろの願いは浜田眼科に出かけて目薬を追加してもらうことだが・・・。

我が家を出発する直後に電話を入れた浜田眼科。

回答は、たとえ目薬の追加であっても院長先生の面談を要するということだ。

学会の指示、それとも保険の適正化であろう。

歯の治療を終えて、近場にある浜田歯科に走る。

到着した時間は午前11時20分ころ。

簡単な面談を受けて処方された。

時間も昼越え。

お腹も減って帰路にある食事処・くら寿司なんば元町店で昼食

食事中に用事を思い出したおふくろ。

大おばあさんが眠る仏壇に供える蝋燭と線香がちょっとしかない、という。

これもまた帰路の途中にある玉出にある百均ダイソー買い。

もう一つの用事は仏花。

住まいに近いスーパーサンコー購入でほっとした。

24日は、この月2度目の林歯科治療。

治療を終えた直後の昼めしはくるくる寿司

前週と同じくら寿司なんば元町店で味わったときもまた用件を話すおふくろ。

この日の頼みものは、自分の足で動いて、目で確かめて買いたい用件。

つまり、買い物かごを買い物トレーに載せて歩きたいという願いである。

帰路の道中にあったスーパーライフ西天下茶屋店で買い物を済ませた。

31日は、おふくろが通っている通所サービス施設からの電話である。

現在、おふくろは毎回の通所にリハビリ運動をしてもらっている。

現在は介護士さんとおふくろの個別対応。

適用サービスの関係で、個別から多人数のグループ対応でも可能か、どうか検証したい。

一度、グループ対応のリハビル運動を体験してもらってから実行可能であるか、判断を下したいから、という介護老人保健施設アロンティアクラブからのお願い電話である。

(H30. 5.24 SB932SH撮影)
(H30. 5.31 記)

歯の治療帰りの昼食にあきんどスシロー北加賀屋店

2019年11月08日 11時15分00秒 | 食事が主な周辺をお散歩
本日も、おふくろの歯を治療する大阪・中央区伏見町にある林歯医者に通院する。

受付してから呼ばれるまでは多少の時間がかかる。

その間の私といえば伏見町界隈の散策。

歩いてではなく車異動の散策の目的は付近の格安駐車場を探すことだ。

前週に停めた駐車場は30分間で300円。

それ以上になる料金体系にある駐車場はごまんとある。

15分で400円はざらにある高額料金地帯である。

見つけたいのは以下の料金で提供する駐車場を探すことだ。

歯医者から真っすぐ東へ抜ける一方通行道がある。

あっと驚く料金に飛びついた。

その料金は15分でたったの百円。

ありえない価格体系に思わず飛びついたが、利用不可だった。

不可の理由は車高が高いということだ。

我が家の車は軽バンタイプのスズキエブリイジョインターボ。

ハイルーフ仕様の車高は1.895cm。

2mにも満たない車が入庫できない駐車場になんとかならんかと云いたいが、そこは無理・・・。

介護認定2級のおふくろは通院する歯医者への送迎は、昨年から数えて通算の4回。

その度に歯医者があるビル前に停めておふくろが足をのせる台を用意する。

それがなければ乗り降りができない。

杖搗き必須の歩行困難者にかーさんもつく。

車から降りたら、すばやくその場を離れる。

ぐるぐる回遊して受付を済ませたかーさんを乗せて、再び伏見町の他、周辺地域を回遊する。

治療が終わるまでこうしているわけにはいかないから、頃合いを見計らって、というよりも30分が300円の駐車場が「空」になるチャンスを狙っているのだ。

「満」の表示が出ておれば停められない。

空きが出るまで回遊してチャンスを待つ。

ぐるぐる廻っていたらおふくろから電話がかかった。

この日の治療は意外と早く終わった。

前回は1時間以上も費やしたが、この日は驚くほどの早さで終わった。

終わればかーさんをビル前に連れていく。

一旦は車を降りて5階に歯医者で出向く。

治療費を支払って降りてくるまでは多少の時間がかかるから、再び回遊する。

停める所がないものだから、毎回こうしている。

そのうち電話がかかっておふくろとともにビル前に出たと連絡が入る。

そこで再びビル前に出向いて介護認定2級のおふくろを乗せる。

このときも必要な台を足元に置く。

どこへ行くにしても、いつもこの繰り返し。

もう慣れたものだが、駐車場の男性、それも外国の人がそこに置くな、と尤もなことを通告する。

30秒もかからないおふくろの乗車を否定するような言い方に、すんまへんなといっても、早くここからどけ、である。

歯医者があるここのビルの駐車場の誘導員はもう一人いる。

その人は優しい眼差しでやさしく声をかける。

介護していると状況がわかるその人は乗り降りする状態を優しく見守る。

ところが外国人は云わんばかりの態度で攻めるから、思わず怒鳴ったら・・・といった。

それ以上突っ込みしようのない・・・であった。

そんなあれこれがあってもこの日も昼食を摂る。

前回、前々回ともくるくる寿司。

好評であるが、味替えもしたい。

そう思って車を走らせた国道は新なにわ筋。

真っすぐ南下すれがあきんどスシローがあるはず。

新なにわ筋を走るのは45年ぶり。

ずいぶんとかわった街の景観を観ながら南下する。

そのころに降り出した雨が土砂降りの様相。

できればあきんどスシローの駐車場は雨のかからない駐車場であってほしい。

車の乗り降りが多少困難なおふくろに傘が不要な駐車場であってほしい。

その願いが叶ったあきんどスシロー北加賀屋店。

ありがとうと云いたい。

入店した時間は午後12時40分。

くら寿司やはま寿司であれば席発券機はあるが、あきんどスシローにはない。

北加賀屋店にないだけのかもしれないが、あるのは登録会員向けの事前予約した人のための機械。

当日受付機でなく予約専用機である。

店員さんはその機械の前に立って受けていたのでそれはないと云えば、待ち行列もなかったこともあって、3人と云えば、すぐさまテーブル席に案内してくれた。

階段を登ってきたおふくろは時間がかかる。

もうしわけないと云えば、いえいえ、待っておりますのでと笑顔で対応する店員さんだった。

席についた3人は早速の注文。

あきんどスシローに来た目的はくら寿司との味の比較である。

特に比べてみたい商品は130円のかけうどんである。

おふくろはうどんがなければ、という困った人。

寿司も造りもすべてはまぐろで食べ通す困った人である。

くら寿司のかけうどんはとても美味しいと云っていたから、食べ比べ。

しかも両店舗ともかけうどん1杯が税抜き130円である。

早速タッチパネルを操作してかけうどん2杯を注文する。

その間に流れてくる回転レーンにまぐろにぎりが・・。

あれ食べたいと指示がでればとっさに取る。

まぐろの色は艶々。

赤身のまぐろは1皿に一つ。

あとでわかったことだが、そのまぐろにぎりは脂がのっていてとても美味しかったという中とろまぐろのにぎりは一皿100円だった。

その間のかーさんといえば次から次に流れる回転レーンの寿司皿を取っては食べて、取っては食べていた。

どれもこれも美味しいというあきんどスシローの寿司ネタはくら寿司のネタより厚みに旨みがあるという。

それだから食は増すばかりというわけだ。

私といえばかけうどんを注文すると同時にタッチしたまぐろユッケの軍艦巻きである。



にぬきでなく半茹でと思われる黄身に白身をのせたまぐろユッケ。

まぐろの色が鮮やかな上にちょっと垂らしたと思えるタレが美味い軍艦巻き。

くら寿司よりかは多少の柔らかさがある海苔で巻いている。

こいつぁ美味いね。

連続、立て続けて口に入れてしまうほどに美味い。

海苔の固さは鉄火巻きの海苔もそうだというおふくろ。

そう、くら寿司の海苔は要介護老人には不向きな硬さがある。

さて、かけうどんである。



一口食べて、こりゃなと思った味。

出汁である。

旨みがないというのか、なんとなくたよんない味。

うどん麺はしこしこの固めの麺。

歯ごたえというか噛み応えのある麺に絡まないのである。

決して不味くはないのだが、箸の進み具合が遅い。

おふくろも同じ感想を伝えた。

違いは出汁だけでなく麺も違うな。

くら寿司の方が喉の通りがいいつるつる麺であるが、見た目も違うのが一つある。

それは薄いが2枚のカマボコである。

味的には補完していないからやはり見た目。

くら寿司では2杯も食べたおふくろは1杯でいいと云った。

私が次に選んだにぎりは奇をてらったつぶ貝・あか貝。

100円で2種類の貝の味を味わえる。



白と赤の貝はどちらも知っているし、食べたことのある貝であるが、うーん、美味すぎる。

特につぶ貝の食感が優れもの。

赤貝は独特の味がするのだが、これは押し殺してすっきり味。

噛み応えがたまらん一品、いや二品に艶がある。

次の注文はまた戻って軍艦巻き。



まぐろにとろろ芋を盛ったまぐろの山かけ軍艦巻き。

これが美味いんだな。

とろろよりも美味かったのはまぐろ。

味覚、食感からびんちょうまぐろのように感じた。

久しぶりに腰を据えて食べるあきんどスシロー。

軍艦巻きもそうだが、寿司ネタが大きくて旨さがある。

かーさんも同意見を申した。

寿司皿はたったの3枚しか注文していない。

もっと食べたいとついついタッチパネルを押して好みの寿司を探すのだが、しんどい。

というのもタッチパネルはスマホとかタブレットのような感触でスイッチは入らない。

とにかく力を込めないとスイッチが入らないのだ。

無理にでも押すのだが、云うことをきいてくれないタッチパネル。

いいかげん指が疲れてくる。

あきんどスシローさんょ、私だけがそう感じているのだろうか。

一度検査をしてほしいと思ったぐらいだ。

そのタチパネルを何度も押してぐぐったら「本日の海鮮軍艦」というのが現れた。

“本日“の冠があるということは”本日“限り。

まぐろかカツオかそれとも・・・。

どんな海鮮を盛ってくれるのか期待を膨らませる軍艦巻き。

”本日“限りの味を味わいたくタッチパネルを押した。



登場した本日の海鮮軍艦巻きはハマチの漬けのようだ。

まぐろユッケとかまぐろの山かけとの違いは大葉があるということだ。



軍艦巻きに大葉を挟んでいるのはあったっけ。

確かないよなぁ。

大葉は嫌いではない。

むしろ好みの部類。

造りに大葉が盛ってあれば、一番最初にいただく海鮮魚に大葉を包んで山葵醤油に浸けて食べる。

これが美味いんだな。

大葉を天ぷらに揚げたらパリパリサクサク感がたまらない。

細かく刻んだらたらこスパゲッティにパラパラ落として食べたら一層深みのある味になる。

大葉は刺身のツマだけでなくなんにでもツマになる。

思った通りの味になった本日の海鮮軍艦巻きが美味い。

ここで気がついたが、くら寿司も、本日のあきんどスシローも山葵をたっぷり入れて食べるのが特に美味しい。

なければふぬけのような味覚。

山葵を投入することで味に濃さが増しますである。

もうここらで納めどきのお腹。

テーブルに置いてあったペーパー形式のメニュー一覧があった。

そこにあった一枚の写真。

商品はスモークサーモンバジル軍艦巻き。

映像はスモークのように見えない。

ハジル色に染まっているから正体がわかり難い。

ぱっと見は細かい貝柱か小海老。

鮭はどこにあるの?と思ったくらいであるが、思わず注文を押した。

流れる回転レーンにもあったが、なんとなくその色具合が心をゆするので押した。

テーブルに置いた軍艦巻きはイメージと同じようにフレッシュさのないスモークサーモン。

唐揚げした小海老天のように見えるのがおかしい。



甘タレ醤油を落として山葵をたっぷり載せた軍艦巻きは思いもよらないとんでもない美味しさをもっていた。

これはいける。

今まで味わったことのないバジル味が軍艦巻きに溶け込んだ。

味を覚えたスモークサーモンバジル軍艦巻き。

私の中ではインパクト一番である。

ここでお腹を〆た。



それでも回転レーンは廻っている。

次回の来年に狙ってみたいにぎりが出現した。

「熟成牛 ツッケ風赤身肉」。

これもまた大葉を皿にしている一品は一週間、待てである。

会計ボタンを押して店員さんが枚数を数える。

お間違えないでしょうか、にハイである。

会計板をレジに盛っていってクレジットカードで支払う。

一人当たりの喰い料は842円。

これまでくら寿司で食べたときよりも支払い金額が増えた。

美味しさからそうなったんであろう。

店内でゆっくり寛いでいた時間帯も雨は土砂降り。

1時間弱も滞在したら少しはマシになるかと思われたが、降りやまない。

エレベータのないお店は帰りも階段。

一歩、一歩をてすりに縋って階段を下りるおふくろ。



一番下まで下りたら歩道側に一旦は出て駐車場に廻るということであるが、傘が必要な屋根のない処が歩道である。

それを避けるには高さのあるコンクリート造りの垣を跨がなくてはならない。

実際、100%のお客さんはそうしていたが、跨ぎ方が拙ければ足を引っかけてつんのめる可能性がある。

これまた事故があったのか、なかったのか、存じていないが、そこは店舗の敷地内。

どうか、足をあまり上げられない要介護の人たちのためにも、何らかの対応をお願いしたい。

また、車椅子で移動する身体障がい者の方たちにも美味しいあきんどスシローのお寿司を食べられますよう、改善申し上げる次第である。

ちなみにこの日現在のデータであるが、既にエレベーターを設置済みの店舗がある。

大阪府の店舗は泉付中店、堺百舌鳥店、藤井寺店、守口大日店の4店舗。

府内46店舗のうち、たったの4店舗である。

尤も地上1階店舗なら不要であるが・・・。

(H30. 5.31 SB932SH撮影)

再発した炎症は前立腺肥大症による尿路感染症

2019年11月07日 10時28分30秒 | むびょうそくさい
二日前から異様な臭気が発症する。

三日前の臭いはそんなに強くなかったがなんとなくおかしいと感じていた。

おかしいというのは排尿の違和感。

なんとなく出にくい感じである。

こりゃぁもう再発だろうなと思っていた。

先日の5月29日はほんまに尿臭が臭くなってきた。

トイレで排尿するたびに鼻に吸い込まれる異臭がたまらん。

鼻が曲がるほどの臭さに毎回の「消臭元スプレー」をする。

排尿は痛みを感じるようになってきた。

ややもすれば詰まるのでは、と思うくらいだ。

尿の色は真っ黄色とまではいかないが、薄っすら。

便器で見る排尿色は透明に近い。

しばらく我慢すれば治るのでは、と思ってはみるが。

尿の回数、量は普段と同じであるが、とにかく臭いから、過去に発症した症状を思い出してみる。

臭いを連発していた日は前年の平成29年の7月20日辺り。

二日後の22日にかきざきクリニックの診察は膀胱炎

クリニックは泌尿器が専門ではなかったが、医師が処方してくれたレボフロキサシン錠500mg「DSEP」を服用したら治まった。

感染症と判断されて処方された薬は抗菌薬。

滅菌する薬の効き目がいち早く表れた。

服用した翌日の臭気はすっかり消えていたので驚いたものだった。

昨日今日の症状はたぶんにまったく同じ。

再発症に違いない。

前回は急を要したのでかきざきクリニックで診察してもらったが、その後はクリニックのアドバイスもあって田北病院で通院することになった。

今も通院して主治医のM泌尿器科医師に状況を診てもらっている。

主治医に診てもらう曜日は限定している。

毎週の月曜か金曜日のいずれか。

私の場合は金曜日だから、痛みなどの症状があっても、金曜にしか行けない。

しかし、だ。

そんなことをいっておれない痛みを伴う尿臭に抗菌処置を願うばかり。

朝一の診療が始まった田北病院の受付に緊急の電話を架ける。

現況を伝えたらちょっとお待ちくださいといわれる。

看護士を通して医師の診察が可能かどうか聞いてくださることになった。

折り返し電話をしますので、といわれて一旦は切る。

数分も待たないうちに病院から電話があった。

どうやら医師は院内にいるらしく診察時間も作ってくださるというありがたい返答にすがりつく。

何時ごろに来れますか、の問いには直ちに行きます・・・である。

支度を調えて急ぐ病院。

駐車場は数台がおける状態だった。

なければ少し遠くなる。

受付に先ほど電話をした者です、と名前を告げたら、交信やりとりのメモを診て、お聞きしておりますと。

これまたすんなりと受付されて検尿カップを手渡された。

いつもの診察と同じ過程をふむ。

尿検査の結果が主治医の手元に到着すれば診察呼び出しになるであろう。

待っていた時間は40分ほど。

呼び出しがあった診察室はいつもの泌尿器科ではなく、一般扱いの部屋。

なるほど、である。

本日は水曜日。

診察曜日でなければ、診察室も替わるんだ。

問診に応える症状並びに発症状況など。

また、膀胱炎になりましたわ、といえば、男に膀胱炎はありません、と却下される。

そうなんだな。

男の病気といえば、一般的に前立腺肥大症。

つまりは前立腺における尿路感染症である。

感染の原因は掴めないが、夏場に多いらしい。

そういえば昨年の発症は7月20日辺り。

確かに暑い日だったような・・。

今月の外気温を繰ってみる。

気温が25度以上になった高温日を並べてみた。

1日の29度、6日の28度、11日・12日の26度、14日の26度、15日の29度、16日・17日の30度、18日の29度、21日・22日の28度、24日の28度、25日の31度、26日の27度、27日の29度、28日の27度、29日の28度・・・だった。

振り返ってみれば、確かにM医師のいう通りのデータが浮かび上がった。

暑い日には脱水するので感染症に陥りやすい。

認識できる自覚症状がなければ、夏場の対策が要る。

利尿剤を服用する心不全の私にとっては、医師の宣告もあって一日当たりの水分飲料は1mlと決められている。

水分を多く摂れば排水が間に合わない毎日が徐脈である私は多くの水分は摂れないが、前立腺肥大症の患者でもある私は200mlを受け入れざるを得ない。

汗をあまりかくことのない私にとっては、感染症防止に夏場は普段より多めの水分補給を、ということだ。

ちなみに尿検査の結果は、白血球の増である。

本来の正常値は、1未満/F。

ところが炎症を起こしているから30-49/F。

明らかなる炎症処置に抗菌剤の服用である。

前回と同じく、今回も「レボフロキサシン500mg」を処方してくださった。

処方は5日間。服用して異常が続くようであれば、受付に予約してもらって、来院くださいと云われた。

ちなみに医師は火曜日が休み。

その日だけは避けてくださいということだった。

(H30. 5.30 SB932SH撮影)

神殿町・とんかつ屋まるかつのやわらか豚しょうが焼き定食

2019年11月06日 09時57分17秒 | 食事が主な周辺をお散歩
先日に送られてきた封筒。

差出人は奈良市神殿町の国道沿いにある「とんかつ屋まるかつ」。

かつ専門店である。

先月は派手にぶちかました宣伝・青色コロッケと黒色コロッケを同時発売した記念の大宣伝会。

「チキショー」を吠える芸人を呼んでパーフォーマンス。

試食会も上々だったようだ。

一方、2018年に発生した北陸豪雪見舞いにも一役買ってでた福井県民にための半額割引サポート(※平成30年4月末で終了予定だったが好評につき5月末まで期間延長)も。

我が家に届いたのは店内お食事・お持ち帰りの割引サービス(コロッケなどの単品不可)。

千円以上の注文なら200円引きで千円未満なら100円の割引サービス券。



5月、6月、7月の各月末日期限が5枚も。

しかもそのサービス券にはお持ち帰り・お弁当限定の特別券もついている。

この場合は7月末日の有効期限もあるが、千円以上の注文なら300円引きで千円未満なら200円の割引サービス券。

お得なサービス券が5枚あってもそんなには行けない我が家の事情もあるが・・。

サービス券が贈られたのは昨年の11月に入店・食事をした際にアンケートを書かせてもらったことによる。

あくる年の正月にはサービス券付き賀状を贈ってくださった。

今回もまたアイデア店長の贈り物。

循環器内科の診察で特段の異常は認められない。

ありがたお言葉である。

そういうときは自分を褒めてあげようと思って帰り道の昼飯に利用させてもらう。

送り状には新作商品を出したと書いてあった。

一つは1380円のサラダ風ヒレかつ定食。

二つ目に1380円の甘辛豚ステーキ定食。

三つ目は880円の唐揚げ定食。

四つ目が880円のやわらか豚のしょうが焼定食。

狙い目は揚げ物ではない。

かーさんが健康を考えて昔から揚げ物を避けてきた。

特にフライものは、である。

天ぷらはなんとも思いわないらしいから、何かがあったのだろう。

カツ揚げの店だったら行かないと宣言しているかーさん。

これまで何度か食事をしてきたが、これほど美味いカツ揚げの店はないだろう・・と思っているから、カツ揚げ以外のものでもあればと思っていたら新メニュー。

本日は試しに、と思って来店した。

テーブル案内はお一人席。

向かい側もお一人席。

両サイドもほとんど空間のないお一人席。

その一つが空いていた。

店内は昼時間だったこともあって満席。

2名のグループ客が2組。

4人席が空くまで待つしかない。

席につくなりありがたいサービス券を送ってくださったお礼を女性店員さんに伝える。

満席で忙しくなったそうだがが、それも美味しさゆえ。

いつもニコニコ応対してくれる女性の顔。

心を込めて注文を聞いてくれる。

今回の目的はカツ揚げでなくて別物。

理由を伝えて甘辛豚ステーキ定食かやわらか豚のしょうが焼定食のいずれか・・。

どちらも食べてみたいが、そりゃ無理。

次回に愉しみを残しつつ注文したやわらか豚のしょうが焼定食。

テーブルに運ばれたのは10分後。

できたてほくほくの、とは云わないが旨そうな定食が運ばれた。



ご飯はこの日も十五穀米。

歯ごたえがあるのが嬉しい。

まずはしょうが焼きを一口。

なんと食べ応えのある食感。

一般的にというか、我が家の豚のしょうが焼きは薄っぺらい。

尤も肉屋さんでもスーパーのお肉コーナーでもみな薄い。

薄切りでずっと慣れてきたから、ゴツさのあるとんかつ屋まるかつの豚しょうが焼きにはびっくりする。

何口か食べたが、赤身が多いような気がする。

というか私が好きなのは脂身。

何口かその食感はあったが・・。

もやしにたまねぎを絡めたしょうが焼きソースが美味い。

もっと旨いのはシャキシャキ刻みのキャベツ。

これに胡麻ドレッシングをかけたらご飯がなんぼでも入る。

困ったキャベツくんである。

ところで豚しょうが焼きであるが、美味ししいことは美味しいのだが、生姜感が弱い。

もっと生姜の効き目を表に出して、主張するもいいのだろうと思う。

苦言ではないが、また食べたくなるのも魅力的なとんかつ屋まるかつ。

お客さんがもっと行列になるように願って、またFBにいいね!を・・。

レジで代金を支払ったら、またもやサービス券をくださる。

6月末まで有効の割引はやや少額になっているが、もうこれ以上ももらっても利用できないょ、と伝えて、車に戻ったら思い出した。

以前、来店していたときに渡されていたスタンプカード。

これも押してもらわな、と思って、再び入店。

にこにこ笑顔の女性店員が云った。

サービスが新しくなったので、スタンプカードは中断したという。



その代わりにこれをさしあげますといわれてもらったサービス券は無料引換券。

これで2枚になっちゃった。

今日の夕食は間に合っているから、無駄に買わんといてと通告があった。

次回に訪れるときは、かーさんに許しを得てこの2枚を利用することにする。

それも持ち帰りのミンチカツ。

以前もそうして持ち帰ったら、かーさんが美味しいと云って食べていた。

あれれ、矛盾するではないか。

(H30. 5.29 SB932SH撮影)

浮腫みに膨満症状は治まった

2019年11月05日 10時13分57秒 | むびょうそくさい
前月の4月26日。

その日の起床時体重は異常値だった。

当然ながら足に浮腫みが出ていた。

原因は咽頭炎滅しの薬物服用である。

勝手に飲んだわけではなく診療所の医師の処方箋によるもの。

何種類かあったなかにこれだと思った薬はロキソプロフェンナトリウム錠。

咽頭炎になってから5日分の毎朝、昼、晩に服用していた。

腹がパンパンで息苦しい。

これしかないと思って停止したロキソプロフェンナトリウム錠。

翌日の午前中は循環器内科に出かけて緊急対応。

利尿剤の服用であるが、服用する前から効果が表れていた。

その加減がわかるのは尿の排出回数に量である。

普段の場合は一日にだいたいが11~13回程度。

若干多い日もあるが、それでも14~15程度。

それが、である。

ロキソプロフェンナトリウム錠の停止とともに服用した追加のラシックス20mg。

日々も服用しているが、膨満、浮腫み処置のために追加したラシックス20mg錠のおかげがあって、4月28日の排出回数は、なんと27回も。

翌日の29日は20回。

その翌日の30日は13回。

元の状態に戻ってほっとした。

異常な状態は治まったが、一応診させてもらおう、と主治医のⅠ循環器内科医師の診察。

特別なことは見られなかったが、念のための1カ月後診察である。

本日の受診に総合受付の予定時間は午前8時半。

4月17日の診察もそうだった。

少し早めに出たら車も駐車場もすいすい。

着いた時間は午前8時6分。

総合受付をしてから総合検査の受付。

12分も経ってやっとの採血受付が8時18分。

結果は午前10時直前1分前。

採血してからおよそ1時間半。

検査結果データが主治医の手元に到着する。

できれば早く受付を済ませたら、遅れることもないと思って自宅を出たのは午前7時半。

早ければ早い方が良いにこしたことはない。

で、本日の入庫時間は8時ジャスト。

なのに総合検査に受け付けてもらった時間は8時17分。

なんじゃこれっ、であるが、この日の検査受付に30人以上もの行列。

結局は4月17日とほとんど変わらない状況だった。

しかも、採血待ち人数は45人。

採血が終ったのは午前8時40分だった。

それを見越したかどうか知らないが、検査報告予定時間は午前10時。

これもまた4月17日と同じであった。

レントゲン待ちしていた患者さんが云った。

「今日はな、むちゃくちゃ多い。すごい行列やった」と他人さんの患者さんに伝えていた。

「火曜日は特に多い。それに比して金曜日はガラガラや」と話していた。

レントゲン検査も終えて循環器内科の受付は8時54分。

おそらく1時間は十分に待つであろう。

そう思って最近に買っておいた本を持ってきた。

待ち時間に座って読む本に必須の老眼鏡。

これがなければ読むこともできない。

無理やり目を通せば頭が疲れるし、目は涙・・。

面白い本だから1時間なんてあっという間。

呼び出しは午前10時ぴったりだった。

診察は1診で待ってから。

主治医の準備が調ったらお声がかかる。

その後の体重はほぼ一定値。

毎日記録している『わたしの生活習慣手帳』に記録した体重測定結果を伝える。

68.2kgから69.4kgの範囲内。

浮腫みはみられない。

心音は前からも背中からも診てくださる。

状態を表す血液検査結果も異状なし。

次回は予定通りの7月10日を告げられて退室する。

ちなみにデータ比較は5月1日とあわせて診る。

心臓の負荷具合を血液濃度で判定するBNP値は39.1から41.9に上ったが、さほどでもない値。

本来基準は18.4pg/ml以下であるが、医師は特に問題ないと判断される。

血液の凝固状態を判定するPT-INR値は2.10から2.06に下がった。

基準値は0.86~1.12だからやや高めであるが、問題のない値ということだ。

次は血液の状態を診るヘモグロビン値。

前回は13.4であったが、今回は12.9。

許容範囲は13.7~16.8g/dl。

最近は排便の際の出血症状はあまりみられない。

発症が少ないから出血も少ない。

値は穏やかである。

もう一つは肝臓の動きを診るγ―GTP。

前回は132だったが、降下した87。

基準値は検査機関によってことなるが、当院では13~64U/L。

せめて60台に収まってほしいが・・。

肝機能に関する検査はもう一つある。

沈黙の臓器に障害があるか、ないかを診るASTである。

前回は30だったが、今回は20にぐっと下がった。

ASTの基準値は13~30U/L。

十分すぎるほどの許容範囲に安心した。

心地よく会計を済ませて出庫した時間は午前11時。

昼飯時間にはまだ早い。

(H30. 5.29 SB932SH撮影)

山城町涌出宮居籠祭・七度半の呼び出し遣い

2019年11月04日 10時37分41秒 | もっと遠くへ(京都編)
呼び出し役のYさんは与力座の古老役。

任期が3年間の一老を経て役に就いた古老であるが、Yさんは、座中の事情で実際は4年間も務めたそうだ。

大役に袴裃に着替えるが、朝いちばんに涌出宮に来られたときは和装に下駄履き姿。

そのお姿から七度半(ひったはん)の呼び出し遣いをされる方だろうと判断してお声をかけた。

古川座の総本家に出向き、七度半の呼び出し遣いのあり方を取材したく同行許可をお願いしていた。

総本家当主に向かって最初に挨拶。

歓談を済ませて、帰りに就く際に挨拶を6回半もすることから、七度半(しったはん)の呼び出しと呼ばれている儀式。

つまり、古川座の総本家当主が腰をあげて、涌出宮・居籠祭に参集されますようお願いにあがるのである。

総本家当主が来られて始まる居籠祭。

重要な任務をもっている呼び出し遣いである。

かつて呼び出し役は独りで歩いて出向いたそうだ。

涌出宮から古川座の総本家までは遠い。

北に直線距離にして1.5kmの片道。

座饗応の儀が始まる時間帯は午後2時。

その時間に来ていただくよう願いする七度半の呼び出しは午前中に行われる。

電話などのない昔であれば、まさに直接、本家まで出向いてお願いであるが、現在は電話で伺うことを伝えてから涌出宮を出る。

遣い役のYさんは、与力座の人が運転する車で送り迎えしてもらう。

車に乗った私は後ろに着いて走りますので、よろしくお願いした。

どこをどのルートで走行されるのか、追っかけ取材である。

送迎運転手役を務められたNさんが運転する車を見失わないように走った。

本家近くになれば、遣い役は降りる。

畑が広がる農道辺りで降りた遣い役が頭を下げて近づくお家が古川座の総本家。



当主の息子さんが、お待ちしておりましたと案内する。

遣い役は玄関から入るのではなく、座敷のある縁からである。

縁や廊下から上がる作法は奈良県内にも見られる。

事例は多くないが、山添村室津的野、桐山などには渡り衆と呼ばれる歌詠みをする集団がある。

祭りの日にトーヤ家の縁から上がって、座敷で踊りながら歌詠みをする。

その縁から上がることを「オドリコミ」と呼んでいる事例も、ここ七度半の呼び出し遣いが縁から上がることも同じである。

当主が待っていた座敷にあがった遣い役。

頭を下げ、閉じたままの扇を置く。

これが七度半の1度目にあたる作法である。

行ったり、戻ったりする六度半は、座敷内でなく、退座の後、屋外で作法される。

挨拶を済ませてしばらくは歓談。



笑顔で歓待する当主のFさん。

今日まで歴史ある古川座の代々を継承してきた総本家を継ぐ者でもあり、古川座中の三老でもある。

涌出宮の社伝によれば、天平神護二年(766)、伊勢国(三重県)渡会(わたらい)郡五十鈴川の舟ケ原から、天乃夫岐売神を勧請したのが起こりとされている。

この地の平尾、綺田に在住する古川座は、伊勢から下ってきたご祭神を迎えた。

その時代から1250年間、今もなお長きに亘って継承してきた古川座の総本家。



この日、酒注ぎなど、総本家がもてなす給仕役をされていた息子さんも継承者。

三々九度の酒盃に作法をする。

この給仕役は長兄男子。

女子は務めることができない、という。

塗り三盃のうち一枚を手にした呼び出し遣い。



三々九度の作法で酒杯を注ぐ給仕。

零すことのできない緊張の間である。

ちなみに同じ塗りの高坏はその酒盃やこれから給仕される酒の肴を食べてもらうための置き台である。

呼び出し遣いの与力座が着用する裃にみる家紋は下がり藤。

一方、古川座総本家当主が着用する裃の紋は丸に二つ引。

詳しくお聞きする時間などのない緊張の空間である。

両者が三々九度の作法で飲み干す酒盃の場に提供された酒の肴は3品。



儀式を終えてから撮らせてもらった3品は、砂糖醤油で味付けしたカツオ風味の数の子に胡麻和えの牛蒡と砂糖に漬けていただく煮豆の黒豆。

毎年に決まっている調理の品々である。

当主が話す経緯。

高校生のころの当主。

当時、おじいさんが当主を務めていたころは給仕をしていたという。

昔のいごもり祭(居籠祭)は特定日だった。

平日の場合なら、その日の午前中だけは学校を休んで給仕をしていた。

給仕役から解放された午後は、学校に向かったと話す当主。

そのおじいさんが60歳で亡くなられた。

急なことであるが、その年からおじいさんの跡を継いで当主になった。

なぜに父親が当主にならないのか。

お聞きすれば、父親は養子だったという。

直系でなければ、当主を継ぐことはできない。

現在は養子であっても認められるようになったが、昔は厳格なしきたりがあったということだ。

若いころに当主になったことにより、年齢が上位の古川座の座中と付き合うことになった。

諸先輩座中の教えもあって今こうしているという。



午後に行われる饗応の儀に出仕する女児。

“とも”と呼ばれる女児は小学1年生。

酒を注ぐ役目にあるという“とも”は、本来年長さんのようだ。

一生に一度の出仕を逃しては、と思って宮司にお願い、相談したという。

綺田に平尾もそうだが、年々に子供の数が減っている。

子どもが一番の愉しみにしている屋台も減った。

かつては棚倉の駅前にずらりと並んでいた屋台であったが・・。

息子さんが子供のころの状況のようだからずいぶんと前の時代。

今では、というか、昨夜の屋台に回転焼きはなかったから、わざわざ近鉄まで買いに出かけたという。

思い出話は松明に移って「昔の松明の火は、ヤカタのところまで転がしていた」と。

世間話から居籠祭まで、多彩な村の話題を交わした歓談の時間はおよそ1時間余り。

場を移して残りの六度半の作法をする。

呼び出し遣いは上がった縁から降りて玄関前の坂道を下り、辻に出る。

玄関から出てきた当主の立ち位置。

呼び出し遣いはやや坂道の玄関前を下って辻に出る。

見立て役の息子さんの立ち位置も決まった。



それぞれが、お互いの立ち位置を確認してから動き出す呼び出し遣い。

当主に向かって顔を合わせたら両者はともに頭を下げる。



すぐさま辻に戻る。

その間に聞こえる音は下駄の音だけだ。

呼び出し遣いが辻に戻ると同時に当主は玄関奥に入る。

これを繰り返すこと六度目。

両者が頭を下げて戻る際。

呼び出し遣いは坂道の中腹辺りに停まって「半」。

当主は玄関入り口から。

そこから動き出す七度目半は、お互いが確認し合って動き出す。

おち合った処で頭を下げた当主。



「本日はご苦労さまでした。お帰りになりましたら、みなさんによろしくお伝えください」、「また、午後にはご厄介になりますのでよろしく。どうぞお気をつけてお帰りください」と、当主の挨拶で七度半の呼び出し遣いを終えた。

昭和58年に刊行された山城町教育委員会著の『城州相楽郡涌出宮宮座「古川座文書」仮目録』がある。

古川座の歴史を学びたく、できれば一度拝読してみたいものである。

奈良県内事例にも「七度半の呼び出し」がある。

事例はそれほど多くはないが、山添村大塩の八柱神社の祭礼に“寺座”を呼び出す七度半のあり方を拝見したことがある。

(H30. 2.18 EOS40D撮影)

山城町涌出宮居籠祭・古川座饗応の京めし調整

2019年11月03日 10時05分22秒 | もっと遠くへ(京都編)
前日からこの日も続く行事に再び訪れた木津川市山城町・平尾里屋敷の涌出宮。

午前中いっぱいかけて調える作業がある。

社務所に集まってくる人たちは与力座の人たち。

散らかっていた境内を奇麗に掃除。

作業を済ませてとんどを焚いた場で暖をとっていた。

掃除機を利用して座饗応の場になっていた居籠舎も奇麗にしていた。

いち早く参拝される人たちもいる涌出宮。



昨夜に行われた大蛇こと大松明を燃やしていたときとはうってかわって静けさを取り戻していた。

近くに流れる鳴子川上流の山から来た由来がある大蛇。

焼きはらわれてすっかり姿を消していた。

涌出宮は元禄五年(1692)に造営の三間社流造の本殿を主格に末社が並ぶ。

右手にある末社は三社造り。

右から大国主神社、市杵島神社、熊野神社があり、その向こうに稲荷神社、天神社・・・。

左手の末社は右から八幡宮、日枝神社、熱田神社の三社造りに春日神社もある。

清々しい朝いちばんに供えた御供。



籾盛りに人参、鏑大根、ピーマンなどの野菜盛りに林檎、蜜柑もあれば昆布巻きもある。

「おはようございます」、朝のご挨拶をさせてもらった中谷勝彦宮司の案内で拝見した本殿御供に前日も見たミニチュア農具がある。



マグワ(※馬鍬をマングワ或いはマンガンなどと呼ぶ地域もある)にカラスキ、スキ、クワの4品。すでに神さんにお供えしている道具だけに近寄ることはできない。

遠目で拝見した三方乗せのミニチュア農具。



ピントは合っていないが、見えたマグワのそれらしき一部でそれがわかる。

さて、社務所内で行われている作業である。

午後の行事に座饗応の儀がある。

前夜と同じように古川座をはじめ、尾崎座、歩射座の座中に与力座がもてなす儀式にだされる膳料理の調整ごとである。

座ごとに調整される膳作り。

はじめに調整されたのは古川座の平膳である。

脚のない黒色の平膳に盛る素焼きのカワラケ。

中央の皿に茹でた大豆。

個数は五つである。

角々に置いた一皿に千切りした大根と人参のカキナマス。

二皿目にゴマメ。

三皿目に酒粕と角切の大根。

平膳に箸を添えている。

皮を剥いだ樫の木を奇麗に作った一膳の箸である。



これらを調理し、ここ涌出宮に持ち込むのは古川座の一老。

受け取った与力座の人たちが膳の形に調える。

空いている角にも並べる。



素焼きのカワラケには違いないが、特別なカワラケである。

平成2年から3年11月までの期間に社務所に神楽殿の改築工事、その際に森林を含め境内整備事業をされた。

そのとき、発掘調査もされたら、なんと、南北朝時代・室町時代の素焼きのカワラケが出土した。

枚数は4、5枚。

いごもり祭の座饗応に使用している素焼きは土に還ることなく、いごもり祭の歴史を語ってくれる物的証拠。



付番されたナンバリングカワラケとなって現代に蘇り、座饗応の場に活用されている。

なお、涌出森境内一帯は、京都府文化財環境保全地区に指定されており、弥生期の居住跡に弥生式土器や石器等類が出土。

また、竪穴式住居跡も確認されたそうだ。

古老役が作るキョウメシ(京めし)がある。



小さな茶碗というか、湯のみ茶碗にうるち米で炊いたご飯を盛って、素焼きカワラケにひっくり返して盛る。

その上に皿よりもやや小さめの素焼きカワラケで蓋をする。

二枚のカワラケで挟んで作ったキョウメシ。

充てる漢字は饗飯。

つまり、午後に行われる饗応(※あえと呼ぶ)の儀に相応しい“饗飯“であろう。

奈良県内事例に多くみられる”キョウノメシ”。

略して“キヨウ”と呼ぶこともある。

できあがったキョウメシは、平膳に並べるわけでなく、別途コウジブタに並べておき、饗応の儀に出されるときに移す。

そのわけは、平膳の高さにある。

黒色の平膳の高さすれすれに4種の品はあるが、キョウメシの高さは2倍ほどにもなる。

重ねることのできない高さの関係でキョウメシは後ほどの、持ち込まれてから盛ることになる。

黒の平膳は一枚、一枚重ねて4段。

その上に膳蓋をのせる。

座の場に持ち込む量として計算された段数である。

ほぼ古川座のキョウ(饗)を調えたころに裃に着替えを始めた一人の古老役のYさん。

支度を調えて出かける七度半(ひったはん)の呼び出し遣いである。



尾崎座、歩射座の膳作りは引き続き行われるが、前もって取材をお願いしていた七度半呼び出しに同行させていただく。

(H30. 2.17 EOS40D撮影)
(H30. 2.18 EOS40D撮影)

エースコックのスーパーカップ大盛り油そば

2019年11月02日 11時40分17秒 | あれこれインスタント
宇陀市大宇陀栗野で行われていたお垢離取りの聞取り調査に来月の末の日曜に行われる夏祭り行事をすると聞いて国道に出た。

そこからすぐ近くの民家では初誕生を祝う鯉のぼりの習俗を撮らせてもらっていた。

ほんとちょっとのつもりがたっぷりのお話しを伺うことができた栗野。

予定であれば明日香村栗原も下見に、というつもりであったが、6月のまたの機会と思って帰路につく。

宇陀の道の駅を出るころはもう昼の時間。

お腹も減ってきたがこの日は自宅で食べるインスタント食品に決めていた。

西名阪国道を下って天理市の櫟本で途中立ち寄るAコープ。

新鮮野菜を買って一目散で戻って、早速の作業はお湯沸かし。

今日に食べたいインスタント食品は買い置きしていたエースコックのスーパーカップ大盛り油そば

どこの店でかったのか、覚えていない。

値段が特売だったから購入していたスーパーカップ大盛り油そば。

前回に食べた油そばはヤマダイのニュータッチ東京油そば。

その前といえば前年9月に食べたサンヨー食品のサッポロ一番油そばがある。

その前は・・・ない。

とにかく各社から発売される油そばが美味しいのである。

ラーメンよりも汁気が少ないから、塩分含有量は多くない。

この日に食べるエースコックのスーパーカップ大盛り油そばの塩分含有量は・・・なんと6.0g。

こりゃいかんぞなもし。

気分的に滅入る6g以上。

せめて5g台の値まで下げて欲しいのだが・・と思って裏面に表示していた成分量では5.8gだった。

エースコック㈱社が提示するHPでは6.0g。

ところが製品裏面では5.8g。

いったいどっちが本物の成分やねんといいたい。

そんなことには構っておれないお腹の減り具合。

お湯いれ5分待ち。

小窓の蓋を開けてお湯捨て。

それにしても5分間待ちはカップラーメンにはない・・・はず。

うどん麺ならまだしもカップ麺に5分間待ちはモチモチの太麺にある。

お湯を捨てたら添え付けの調味たれを絞って袋から落とす。



タレの色は赤色でもないいわゆるソース色。

濃い目のソース色は麺に混ざって底に沈んでいく。

見ての通り具材は大きく、しかも量が多い。

これは愉しみな具材である。

ナルトは一枚。

色つけ、添え付けであろうか。

赤い色はトンガラシ。

タレを落とした瞬間に香ばしい匂いが鼻と目にツンとくる。

こいつは匂いからして辛そう。

このまま食べればタレが混ざっていない麺はただの白麺。

モチモチ感があるだけの太麺になるので、底にとごっているたれに麺を絡める。

底にあるたれに麺を浸けてすべてに色がつくまで混ぜ込む。

これをやりすぎると麺が絡んでしまって箸であげたらだんご状態になる。

その状態を避けたいのだが、どうしてもなってしまうだんご麺状態。



仕方ないから箸で摘まむ量を少なくして、バサバサ動かして緩めて食べる。

これは美味い。

脂がのったたれが美味すぎる。

味の浸みこんだモチモチ太麺としっくり馴染んでいる味がたまらん。

極上の味わいの太麺の量は162g。

具材を入れた総量であるが、とにかく食べても、食べても減らない。

長時間に亘って油そばの魅力に憑かれる、いや浸かれるのが嬉しい。

それもそのはず商品はスーパーカップシリーズ。

実麺量は130gであるから、一般的なカップラーメンの2倍の量。

食べよけがあるエースコックのスーパーカップ大盛り油そばに大満足した

(H30. 5.27 SB932SH撮影)

栗野の初誕生杉の葉付きのコイノボリ

2019年11月01日 10時24分05秒 | 宇陀市(旧大宇陀町)へ
大宇陀栗野の岩神社のお垢離取りの様相を話してくださった中出垣内のFさん。

ようやくというか、ほぼ現在の在り方に参拝の時間帯も教えてもらった。

また、6月末辺りの日曜日に朝から杵・臼で搗く餅つきもある夏祭りもあるとわかった。

是非とも訪れたい大宇陀栗野の年中行事である。

国道に出てほんの少しを走ったところにコイノボリが立っていた。

一瞬で判断したそのコイノボリの支柱に思わず急ブレーキをかけた。

奈良県内では滅多に見ることのないてっぺんに杉の葉を残した杉材のコイノボリ支柱である。

千載一遇のこのチャンスを逃しては・・・。

今後も出合うことが少ない貴重な初男児誕生の習俗を撮らせていただきたく呼び鈴を押したK家。

屋内から出てこられた若いお母さんに取材の申し出をお願いして撮らせてもらう。

孫の長男が誕生した祝いに家の山に入ったのはおじいさんだ。

4月の初めに目をつけていた杉材があった。

その杉の木をコイノボリの支柱にする。

伐り出すのはお父さんに旦那さん。

そして弟さんの男3人が伐り出した杉の木は山から運んで自宅まで運んだ。

杉の木の皮を剥いだ美しくした木肌であるが、てっぺんにある葉は切り落とさない。

葉を付けたままの支柱を立てるには掘った穴に埋めるだけでは倒れてしまう。

横から支柱を支える添え木が要る。

外れないように大きなボルトで固定する。

固定といっても、実は傾けることのできる構造物である。

吹き流しに父鯉、母鯉に長男鯉がそろって並べばいいが、この日はなかなか吹いてくれない。

待っていたらふっと風が吹くときもある。

そのときになれば初誕生を祝う鯉のぼりが空に泳ぐ。

鯉のぼりを揚げ始めたのは4月半ば。

風が強い日とか雨天の場合は揚げない。

天気が良くて、できれば風のある日に揚げる。

祝っていた鯉のぼりもそろそろ納めどきにしようと思っていた日に撮らせてもらったのが嬉しい。

このような風習はまったく知らなかったという若いお母さん。

お嫁さんに来て長男が生まれた。

長男のときに葉付きの支柱を立てる。

次男の場合は緑の鯉のぼりを付け足すだけで、新たに支柱を立てるわけではない。

翌年の節句のときの支柱は葉を切りとって矢車に取り換える。

一生に一度の鯉のぼりの支柱の在り方である。

吹き流しに家紋を染めて、子供の名前を入れることも考えたが、最終的にはそれを外したという母親。

昨今の文化的風潮に右へ倣え、であったようだ。

ちなみに栗野の地にもう1軒。

すでに風車に切り替えて揚げていたコイノボリのある家。

石垣風情のカド庭に立てていたB家を訪ねたことがある。

婦人のはなしによれば初孫の長男が生まれたその年に揚げたコイノボリの支柱はヒノキ葉だった。

その年に見かけたコイノボリは2軒。

昨年は1軒が揚げていた。

今年はここK家。

なんとなくであるが、毎年に揚げることはないように思えてきた。

(H30. 5.27 EOS7D撮影)