マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

なぜに気づいてくれないコロナ禍対策に身勝手な利用者マナー

2023年12月21日 07時52分07秒 | メモしとこっ!
やっと、やっと実行してくださった。

管理事務所からお願いする利用者喚起は、コロナウイルス拡大・蔓延防止対策である。

トレーニング室を利用する皆様にあてたお願いは「館内は、原則マスク着用をお願いします」。

ただ、違和感をもった「トレーニング室内も、運動する場合を除き、マスク着用をお願いします」の文面である。

設備している器械・器具を使用し、運動しているときは、マスクは不着用。運動をしているときは、不着用。

猶予されるんだ。

だが、器械・器具から離れたら、それはもう運動でないから着用である。

私は、そう解釈している。

尤も、私はマスク着用に、施設に入る前から装着し、運動するときも、ずっと着用である。

当初、息苦しい、とテレビで伝える人が多くいたが、私は、運動であろうが、複数人数の場合であれば着用してきた。

いわゆる三密を避けるためである。

運動に息の苦しさなんて、まったくない。

あったとしても、気にならない運動速度に助けられているのだろうか・・・

一般的にみられるスポーツジム・フイットネスクラブの事例から、法律事務所が回答しているので参考にしたい。

「当スポーツジムでは、コロナウイルス感染症対策として、会員にマスクの着用をお願いしております。先日、ある会員から”マスクをすると息苦しくてトレーニングに集中できない。マスク着用には協力できない”と、伝えられた。他の会員の関係もありますので、マスクを着用してもらいたい、と考えています。会員は、マスク着用に応じる法的な義務はどうなんでしょうか?」にあった回答は、

「会員に、マスク着用の法的義務が認められるか、否かは、会員登録の際に、同意された利用規約である」。

つまり、その規定により判断されるワケで、

「会員・利用規約に施設管理者からの指示に従わなければならない旨の規定がある場合にはマスク着用の法的義務が認められる可能性がある」とあった。<※文面はわかりやすいように若干の補正をした>

実は、今から遡ること、前年の令和2年の11月5日まで戻らなきゃならない。

コロナ対策に、閉館していた施設は、令和2年6月1日より、利用を再開された。

その際の利用条件は諸処あるが、マスクに関しては「マスク着用に手洗い消毒の励行による感染予防の徹底」などを伝える掲示物を玄関ドアガラスに貼っていた。

市施設のトレーニングルームのコロナ対策願いである。

私は、ちょっとためらいがあり、トレーニングルームの入室、利用の状況によって再開することにした。

身体の状態もあり、復帰・再利用したのは1カ月過ぎた7月9日からになる。

その日の着用状況である。

正午の時間帯の利用状況を確認した。

入室者は5人。

うちマスクを着用し、運動していた方は、私を入れて2人だった。

身体状態が芳しくなく、また、しばらく休んでいたが、8月22日に再起した。

先客の男性3人ともがマスクは未着用だった。

23日は、6人の入室に半数が未着用。
24日は、4人の入室に3人が未着用。
25日は、4人の入室に不着用者はゼロ。
28日は、3人の入室に2人が不着用。
29日は、4人の入室に1人が不着用。
30日は、2人の入室に不着用者はゼロ。

以降も、私が入室したときは、毎回、状況把握をしていたが、徹底は、人それぞれの判断に着用/不着用のいずれかが続いていた。

そして、令和2年の11月5日。

公共の場における利用者マナー・行動に、いい加減にせい、といいたくなった。

ただ、公共的な場の施設だけに、利用している一人、一人に、直接的な指摘(※怒り)をぶつけることはしない。

管理事務所の意識にも問題あるとみている。

目の前で行動する利用者の問題もあるが、施設側の管理問題にも一考すべき件だ、と思っているが・・・

ずっと、我慢に我慢をしていた令和2年の11月5日。

その日の、トレーニングルーム内での、マスク着用/不着用状況である。

入室利用者の大半以上の人たちがマスク不着用(※5人)だった。

若者たちは、ちゃんとマスクをしているのに、緩んできたのかどうかわからないが、徐々に増えつつあった不着用。

この日の実態は、半数以上の2/3人が不着用にこのまま放置するわけにはいかない。

私が個別に注意すべきものではない。

施設管理者のすべき事項である。

北海道、宮城など寒い地域での感染者数は鰻登りの状況には至ってないが、寒さに強いという新型コロナウイルス。

拡散防止にタクシー会社は、乗客に協力をお願いするだけだったが、トラブルにまで発展、事件化した事例もあることから、東京のタクシー会社は運輸局の許可を得て約款を替えることになった。

つまり不着用の乗客は乗車を禁ずることができるようにした。

近畿圏もまた感染者数は、減少する気配はない。

少しは減ったとしても、また復活するかのように感染者数が再び伸びる。

そんな状況だから、出入り口ドアに貼ってもあっても小さな文字では、協力願いの徹底とまではいかない。

どうせするならもっとでっかい文字で誰が見ても気が付くような注意喚起でもしていかなあかんやろ、と思って事務所にお願いした。

そのときに伝えたのは、万が一のリスク対応。

もし、当施設から濃厚感染者が発生したら、施設管理が問われ、風評に繋がる。

会議室などでは利用する団体の責任者が、会員に周知徹底すればいいが、トレーニングルームの利用者は個々に責任がある。

何らかの手段を高じていただかないと、と伝えた。

私が利用する時間帯は、夕刻。

本来の施設管理者(※市職員)は業務を終えて帰宅するから不在の時間帯である。

その時間帯に管理業務を代行するのは、シルバー人材センターだ。

当番をしていたYさんに、お伝えした。

私は、数年前までは、市施設の市民交流館に勤務していた元臨時職員。

7年半も市の臨時職員を勤めたが、ただ、1回だけのクレームがあった。

夕方、暗くなってから、入室した一人の男性。

貸し会議室の利用者でなく、施設前のロータリーを歩いていた人だ。

何を思ったのか、その男は傘を手にして、怒りを私にぶつける。

恐喝には至らないが、傘を振り回すなどの行為があった。

施設管理は貸し会議室。

市民利用者が大勢利用している館内に、夕刻以降は一人勤務。

帰宅していた管理者に緊急コールしたことがあった。

いわれのない事を、その管理者にもぶつける男性。

理解したのかどうかわからないが、言いたい放題し、立ち去った。

どうか、何事も起こらないように施設管理をしていただきますよう、お伝えした。

話しは、トレーニングルームのコロナ禍対策に戻す。

あれから数カ月。

翌年の令和3年の8月14日である。

入室してきたいつもの3人組。

若い男は、毎回に入室するまでは着用していたマスクを外して、トレーニングをする。

終わって、トレーニングルームを退室したらまた着用しよる。

トレーニングが苦しいから外すならまだしも、室内に滞在。椅子に座ってスマホ操作。

運動もせずに室内に居るなら着用でしょ

いったいどんな神経しているんやろね。

(R3. 9.25 SB805SH 撮影)

めんの旭屋・ご当地福島県浪江町極太なみえ焼きそば

2023年12月20日 06時17分06秒 | あれこれインスタント
病院帰りに立ち寄った買い物。

病院からは5分強の距離。

信号待ちの時間もあるが、ストレスなしに着くDCMダイキ天理店内にある産直市。

買物はDIYでなく、この日も、買っていた商品は食料品が中心。

支払いにレジ並び。

その前に置いてあった焼きそばは380円。

POP表記の写真が美味そうに見えた焼きそばは、ご当地福島県浪江町・極太なみえ焼きそば

東日本震災の影響をもろに受けた被災地の福島県浪江町

復興のシンボルに立ち上げた道の駅浪江町

第8回のB1グランプリに輝いた極太なみえ焼きそばが、ここ奈良県に暮らすお家でも食べられる。

なみえ焼きそばの発祥は1950年というから、歴史は古い。

なんせ私が生まれるその前年に発祥したというかられっきとした故郷の食。

こんなありがたい、極太なみえ焼きそばが産直市にあった。

かーさんに電話をかけて、買いを決めたと伝えた極太なみえ焼きそばは、そのB1グランプリにゴールドグランプリの賞を獲得した。

いつだったか忘れたが、そのようなニュース報道をテレビで見たような気がする。

少しでも応援したい。

微々たる行為であるが、味わうことで応援したいと思って買いを決めた極太なみえ焼きそばは、2人前パック。

通販の楽天市場にも売っている極太なみえ焼きそばは、4食セットであれば送料無料の1250円。

1食に130gの麺。

濃厚ソースにラードと一味唐辛子がついている。

いつもなら楽天市場で購入するのだが、ありがたいことに天理店にあった。

もちもち極太麵にぴりっぴりのこてこて濃厚ソースが売り文句。

もやしと豚バラ肉があれば、フライパン一枚で焼きあがる旭屋の本場浪江の味、極太なみえ焼きそばも麺は130gにラード付き。

一味唐辛子は付いていない。

なお、ソースは三栄フーズ製。

ラードは東洋スープ製である。



余談であるが、奈良テレビでは令和3年9月10日にテレビ放映された「ガイアの夜明け」によれば、「無印良品道の駅なみえ」がオープンした。

地域活性化に取り組む無印良品の商品は地域に特化したものになりそう。

たぶんなみえ焼きそばも間違いなく売っているだろう。

(R3. 9.27 SB805SH 撮影)

ヤマサ醬油ご飯がススムキムチまぜ麺に追い飯代わりにニチフリご飯がススムふりかけうどん

2023年12月19日 07時36分42秒 | カンタンオリジナル
ほぼ2週間後に食べるヤマサ醬油・ご飯がススムキムチまぜ麺の味。

いわゆるふりかけタイプのご飯がススムキムチ味がまぜ麺に衣装替え。



ふりかけタイプのご飯がススムキムチ味自身が旨いのになぜか、まぜ麺に加工したヤマサ醬油・ご飯がススムキムチまぜ麺が、どうも口に合わない。

口に合わなきゃ、箸がすすまない。

ご飯ススムどころか、まぜ麺への箸に動きが芳しくない。

でも、タレがあるなら、食べ方を替えてみよう、と思った次第。

本物のご飯やおかいさんにも合うご飯がススムキムチ味はふりかけ仕様。



ニチフリが販売している美味しい、ご飯の友

まぜ麺のタレ味とは、一線を画す。



格付けしたいくらい美味しいニチフリのご飯がススムキムチ味。

これさえかければ、絶対旨くなる。

そう信じてふりかけた。

つくりたてのヤマサ醬油・ご飯がススムキムチまぜ麺。

まぜ麺に使用した麺類は冷凍の細うどん。

平打ちのきしめんよりも、細うどんの方が食べやすい。

そう判断して、盛ったヤマサ醬油・ご飯がススムキムチまぜ麺の素。

混ぜて、混ぜて掻き混ぜて仕立てたヤマサ醬油・ご飯がススムキムチのまぜ麺味。

そこにパラパラ落としたふりかけ。

そう、味増しの活用の場をもらったニチフリのご飯がススムキムチふりかけ味。

見た目もいい。



合わせて振った常備食の天かす。

刻みねぎも置いて、まぜまぜ。

これが旨いんだなぁ。

やって正解。試して正解。

これで思った通りの旨い味になった。



そのおかげもあって、追い飯も旨い。



見た目は、それほどでもないが、旨かっちゃやったら、これでいいのだ❣

(R2. 7.25 SB805SH 撮影)
(R3. 2.24 SB805SH 撮影)
(R3. 9.25 SB805SH 撮影)

はま寿司下三橋店の激旨辛!豚骨醤油ラーメン

2023年12月18日 08時20分31秒 | 食事が主な周辺をお散歩
かーさんは姪っ子とお昼してくるから、と云ってお出かけ。

美味しいカフェが出店したという出里の駅近く。

カフェに無用な私は、久しぶりに食べたくなったはま寿司行き。

新聞折込チラシにあった平日90円の寿司皿1杯が無料券もあるが、お目当ては、はま寿司の、460円の激旨辛!豚骨醤油ラーメン。

それも重要だが、秋、冬のはま寿司といえば、カキフライ軍艦

新聞の折込チラシにあった季節もんのカキフライ軍艦が150円。

1皿が90円売りの時代もあったが、昨今は150円皿に移ったのが悲しい。

手にしたはま寿司のクーポン券は期間限定。



1皿90円のお寿司が無料になる券と、ラーメン一杯が100円割引券をもって店内に入る。

お一人様は一人一人の間に遮蔽壁を設けたカウンター席。

丁度いい具合に一人席が空いていたが、椅子に何やら人様が持つ鞄を置いている。

案内する店員さんに、アレは何ですか、と伝えたら、右隣の席で喰っていた男性の左手が動いた。

満員席に私有物を置く、肝っ玉が大きいのでは、と思った男性は、すみませんともいわずに鞄を自席に移動させた。

つまらんことで、もめたくないから、無言で席に座った。

はま寿司が企画する「秋の味巡りフェア」は、今月の9月16日から10月6日まで。

3週間ちょっとしか味わえない「秋の味巡りフェア」

美味しい時季は売り切れ必死。

そうなる前に食べたい「秋の味巡りフェア」。

気持ちよく食べたいものだ。

初めに注文した460円売りの激旨辛!豚骨醤油ラーメン。

できあがりに期待しつつ、先に食べたくなった90円のピリ辛大葉生えびユッケを注文する。

たしかに先に到着したが、待ち時間もなく到着したラーメンは台ごとテーブルに移動とある。

それは容易いが、蓋がアカン。

どこをどう抑えて、どれを引き上げたらえーのかわからない蓋開け。



斜めにならんよう取り組んだが、これはいかん。

「ここに」手を添えてとか、画面で処理の仕方を伝えてほしいと思ったくらいに難しい蓋開け。

力を抜いたときに、ふぁっと・・・。

開けたらーメン鉢が気の毒な姿に。



せっかく美味しく、見栄えのえーように作った激旨辛!豚骨醤油ラーメンの板海苔が・・倒れて、スープの湯に浸かっているやん。

可哀そうな姿に、美味しさは感じなくなるから、敢えて立ち位置に戻してあげたら、大きなチャーシューにとろーり煮玉子の姿が見えた。

真っ赤なスープ。

まるで赤い海のようにも見えるスープ。

見ただけでわかる激旨辛!の味。

さぁ、食べようと思ってテーブルを探しても胡椒が見つからない。

店員さんを呼んでお願いしたが、ない、という。

美味しいラーメンを販売するはま寿司は相も変わらず、胡椒なし。

令和2年の1月6日に食べた濃厚!北海道味噌ラーメンのときもお願いした胡椒

ラーメンを常時提供するなら胡椒も常時提供でしょ。

今日の店員さんは、“えこそると藻塩”ではダメですか、ブラックペッパーではあきませんか、という言葉を、ようまぁ平気な顔で発せられるものだ。

席にアンケートがあれば、お願いすするのだが・・・。



カウンター席の引き出しを開けてもなかった。

さて、はま寿司歴代のラーメン



激旨辛!豚骨醤油ラーメンのお味である。

これがまたなんと、むちゃ旨いのである。

期待していた以上に旨い激旨辛!豚骨醤油ラーメン。

二口、三口、四口、五口・・・・箸が停まんない。

熱々ラーメンなのにふーふーも無用。

美味しく味わうには熱さがないと、単なる辛ラーメン。

たしかに味は激辛だが、旨味、甘みのある激辛。

これが旨いんだなぁ。

リンク紹介するユーチューバーさんの動画では、持込に自前のにんにくチューブ

その対応は真似てみたい。

だが、放映する動画に板海苔はない。

その代わりなのかしらないが、白髪ねぎに七味唐辛子を振っていた。

それっ、なんで?・・

そのことはともかく、激旨辛!豚骨醤油ラーメンの味のベースは味噌タレ。

コク味噌に違いねえ。

ところで板海苔はいつ食べるのか、である。

今でしょ、ではなくやや中太麵を板海苔でくるんで食べると、美味しさん1.5倍増し。

つまり麺の海苔巻き状にして食べると旨いんだなぁ。

肉臭みのないチャーシューは美味しい。

とろーり煮玉子も美味しい。



今回もデキがいいはま寿司のラーメンであるが、激旨辛!豚骨醤油ラーメンのスープがもったいない。

ちょい盛りでもえーから追い飯が欲しくなる残りスープ。

なくても飲み干してしまったが・・。

激旨辛!豚骨醤油ラーメンが配膳される直前、さきに走行路で運ばれたネタは、平日90円のピリ辛大葉生えびユッケ。



見た目は美味そうにも見えないピリ辛大葉生えびユッケ。

ユッケ感もない色合い、風合いだったピリ辛大葉生えびユッケ。

一口でぱくりと食べた旨辛もん。

緩いピリ辛だけど、これはいける口。

生えびがなんであるのか、さっぱりわからぬが、美味しさは、食べてみなきゃわからんひと品であった。

ラーメンを食べている間に注文した150円のうなぎつつみ。



板海苔ごと手で包むように食べたかったが、いかんせん。

細かく切った鰻の小細工。

これがあかん。

こぼれる、零れる・・。

ちっとも落ち着きのない細かく切った鰻は、食べられんだろう。

長細く切った鰻であれば、そうでもないが、これはいかん。

映像でもわかる四辺形。

コロコロ、サイコロステーキなのか、と憤懣たらたら。

四辺形なら転がっていくだろう、と誰も言い出せなかった経営者プレゼンは、そこまで想定できてなかったのが、致命的エラー。

味も本来の鰻の良さが一つも発揮していないうなぎつつみはアカン部類の一つ。

その点、カキフライ軍艦タルタルソースかけは、旨い。



一皿150円とは思えないほどの牡蠣の大きさ。

カラっと揚げたカキフライ。

噛んだ瞬間に旨味がジュワー。

蒸し牡蠣よりも、揚げた方が断然に旨くなる牡蠣。

レモン汁よりタルタルの方が旨さを引き立てる。

美味しい季節の到来を感じる逸品に拍手喝采だ。

次に注文した平日90円のサーモン軍艦。



パッサパサに乾燥したサーモン。

脂ものっていないサーモンを出したら失礼だろ。

軍艦シリーズの〆に選んだまぐろ軍艦も平日90円。



見た目は脂がのっているように見えたが、これもまたサーモン同様にカラカラに乾いたような食感。

旨味のまったくないまぐろ軍艦に、はま寿司も落ちたな、と思った。

平日90円が謳い文句だった、はま寿司。

はま寿司の90円にぎりの種類は、どれだけあるのか。

調べてみたいその種類数。

タッチパネルのメニュー探しに出てくる、出てくる150円にぎり。

それとの割合は、今どうなっているのだろうか。



そんなことを思いながら、〆に選んだ90円の広島県産牡蠣の天ぷらにぎり。

これは美味い。

牡蠣が旨いはま寿司であるが、1個で90円。

2個口の平日にぎりが90円。

両者の味比較は、取るに足らない・・。

(R3. 9.24 SB805SH 撮影)

東京から進出してきたスーパーロピアの奈良2号店は大和郡山に

2023年12月17日 08時07分24秒 | メモしとこっ!
奈良市の中央部。

平城宮跡の東の角地。

発掘調査に出現した長屋王の邸宅跡。

夥しいほどの木簡が発掘された土地

昭和61年(1986)、大型商業施設建設に伴う発掘調査がはじまった。

そこに建った建物は、現在ミ・ナーラの商用施設。

前身は、奈良そごう店だった。

屋上に回る、つまり回転式展望台食堂。

今となっては懐かしい映像が頭の中で廻るだけだが・・・

やがてそごうの衰退。

その跡地に入ったイトーヨーカ堂も撤退し、ミ・ナーラにバトンを継いだ。

その建物の1階に、誘致したスーパーロピア。

本社は、神奈川県川崎市。

元々は精肉店だったスーパーロピア。

それだけに精肉販売は今もなお力を入れている関東が本拠地のスーパーロピア

ミ・ナーラの開業にともなって関西初の営業オープン。

店名の「ロピア」は「ロー プライス ユートピア」。

低価格販売路線のロピアは、食品デイスカウントストアを売りにしている。

奈良県進出、第1号店のロピア ミ・ナーラ店(関西進出では第5号店)は、オープンを避け、数か月過ぎてから入店した。

店内をぐるりと巡回したお買い物。

支払いが現金払いに、ただただこぼれるぼやき。

今時の時代に、電子マネーすらない、現金払いシステムにげんなり。

それから数週間後、ロピア売り場をうろうろしていたら、なんと、なんと知人のNさんとばったり。

食事をご一緒したはなまるうどん

ここもまた、現金支払いに首がうなだれる。

それからのロピアには、売り場を見る気も起らない。

そうこうしているうちに奈良に第2号店のオープン情報。

立地場所は、これもまた、なんと地元の大和郡山市内の筒井町に
・・。

鮮魚売り場を専門性に・・

オープン日は、令和3年の9月10日だ。

チラシを見て、一度は見ておきたい現場に市場の調査、と思って車を出した。

駐車場は1階だ、と思っていたが、違った。

そこは建物内の2階。

警備員が誘導するほどの車体行列かよ。

道路までは行列ができていなかったから救われるが、ただただ誘導されるまで・・流れていく。

日が差す屋外スロープから入店。

そこからは暗い。

駐車場入り口に吸い込まれるように、動くがノロノロ。

やがて日差しが入らない屋内駐車場。

ライトを点けたその先に見えた来客の並び。

ちょっと動いては停止。

ちょっと動いては停止の連続に苛立ち。

この先にあるらしい3階の駐車場。

ちゃんと車は停められるんかいな?。

車は微動。

来客の動きはほとんどないのに、なぜか微動している。



微動は、3階の駐車場でなく、ビルから脱出する出口だった。

微動はかわらないが、早い話がUターン。

道路に出たいが、交通量が多い。

往来激しい国道25号線(県道108号線)に出る車。

運転に慣れない車もあり、さらに流れが停止する始末。

結局、なにも見えず、なにもわからない状態に、帰路に就いた大和郡山筒井店の営業オープン日は、想定通りの最悪の日だった。

ちなみに県内3号店も計画しており、数年後には営業するようだ。

(R3. 9.10 SB805SH 撮影)

大黒軒・ぐんまちゃんのソース焼きそば

2023年12月16日 08時14分02秒 | あれこれインスタント
賞味期限が来年の正月明け。

早くも切れそうな、うちの蔵にあるカップ麺を差し置いて蓋を開けた。

過去、何度も食べている美味しい大黒軒のぐんまちゃんのソース焼きそば

パッケージデザインを替えたようだ。

病みつきの一品は、味も確かなのにスーパーハッスル5の特売コーナーにときおり見かける。

次の機会を失っては、と思って1箱だけ買っていた。

お湯入れ3分。



湯切りした麺に落とす液体ソース。



真っ黒なソースはどちらかといえば甘い。

むちゃに甘いのではなく、程よい辛さも重ねもつ。

スパイスの利いた香辛料の香りもまたいいぐんまちゃんのソース焼きそば

一口食べて、あぁーーいつもの味や、と思ったが青のりふりかけはどこに消えた

今日は、ちょい足しトッピング。



キューピのからしマヨネーズをたらーーっと落としてかき混ぜる。

二口目のぐんまちゃんのソース焼きそばの味は劇的に旨くなった。



旨い上に、さらに味の深さを知るからしマヨネーズの力がすごい。

旨さは、黒い液体ソースにある。

湯切りの量を若干押さえていた水分に液体ソースが馴染む。

液体量が多ければいいってもんじゃない。



ほどよい量が旨味を増してくれる。

さまざまなカップ麵焼きそばを食べてきたが、ぐんまちゃんのソース焼きそばだけは、ずるずる、ずるずる・・食べる勢いがうん十倍増し。

また、特売を見つけたら、買っておくこと間違いなし。

(R3. 9.23 SB805SH 撮影)

ラーメンまこと屋長居公園南店の赤辛牛じゃん

2023年12月15日 07時39分23秒 | 食事が主な周辺をお散歩
あっちこち走りまわって探した大阪ふくちぁんラーメンの系列店。

黒だったか、赤だったか記憶がはっきりせず。

たしか長居公園通りから、公園東側に沿った車道を北に・・・・。

かーさんが移動中に見つけたスマホ情報の所在地を入れて走ったそこには幟もまったくない別地に断念。

スマホ探しに大和川に向けて走る南行き車線方向にもある。

店舗名は、大阪ふくちぁんラーメンのあびこ店。

帰宅してわかった所在地は、住吉区苅田5-19-11。

西にJR我孫子町駅があるから間違いないと思うだが路線にあびこ店が見つからない。

あとでわかったことだが路線を一本、間違っていた。

いらだつかーさん。

ラーメンなら第一に選ぶふくちぁんラーメン。

ふくちぁんラーメンそのものに惚れ込んだかーさんが、食べられる味のベースは醤油味。

ふくちぁんラーメンはとんこつ醤油味であるが、好みの味。

それに匹敵できるラーメン店を探していた。

さっきから南北に走る路線を行ったり、来たりの2往復。

そのときに見つけていたラーメンまこと屋の看板。

ここ、ラーメンまこと屋のラーメンは肉じゃん、鶏じゃんに熟成背脂醤油ラーメンをそれぞれ食べたことがある。



食事を摂ったのは、奈良県天理市田井庄町の店舗になるが、旨さ、味はかーさんの口に合うこと間違いなし。

保証するからそこにする、と伝えたら頷いた。

入店して注文した910円のとろーり煮玉子鶏じゃんはかーさん。

ふくちぁんラーメンもそうだが、どちらも煮玉子入り。

それも決め手のようだ。

さて、お味は、と尋ねたら美味しい、という。

まこと屋のラーメンはこってりでもなく、コクのある旨味。



ときにはすっきりとしたあっさり味も食べたくなったときに注文したいとろーり煮玉子鶏じゃんだ、という。

味がそういうわけはストレート麵にある。

スープに絡みにくいストレート麵。

その点、ふくちぁんラーメンはシコシコの縮れ麺だから、スープをたっぷり含んでくれる。

かーさんは、そういう評価を下したが、食べている途中に滅多にない行動をとった。



なんと、テーブルにあった粒状のにんにくを落として食べたのだ。

ふくちぁんラーメンよりも味が薄く感じたとろーり煮玉子鶏じゃんに対する答えであった。

味に満足はしなかったかーさん。



一方、私が注文したラーメンは、ラーメンまこと屋初の880円の赤辛牛じゃん。



真っ赤に染まったスープは以前から食べかったラーメン。

予想以上の旨さに箸が停まってくれない。

尤も、私は当初からにんにく入れ。



旨さはここにありの赤辛牛じゃん

実は、見た目は刺激的な色あい。

むっちゃ辛そうに思えるが、食べてみればそれほど辛くない。



どちらかといえば、旨味ばかりの辛さ。

こってり、こてこての旨味に、女性でも口にできそうだと思った。

見ての通り、完食したが、残ったスープが勿体ない。



できるなら追い飯としたいところだが、今日は生憎、お腹がぱんぱん。

ここに来るまでの彷徨った状況にお腹の活動がもひとつ。

と、いうことで、スープの持ち帰り。

そんなサービスをしてほしいな、と想った次第である。



尤も、本日のサービスは100円割引券の授与。

ありがたい100円割引券は期間限定。

「あなたはどっち派 台湾まぜそば それとも咖喱のまぜそば」か。



まずは、見るからに旨そうな台湾まぜそば、からだな。

(R3. 9.22 SB805SH 撮影)

十津川滝川・激変した裏地のハデかけ

2023年12月14日 07時47分40秒 | 民俗あれこれ(干す編)
下地(しもじ)のハデを撮らせてもらって再出発。

道沿い、清流滝川上流を遡っていけば裏地に着く。

時季が外れたのか、今年もしているだろうと、期待していたハデ場に稲架けは見られなかった。

平成28年9月15日。



橋の向こうに裏地に初めて拝見したハデに、まさか、ここにこれほど素晴らしい景観を見るとは思っても見なかった。

かれこれ45年前。

上流にある笹の滝を拝見したくやってきたのが初めてだった。

「日本の滝 100選」に選ばれている笹の滝。

その後も訪れた滝川。

目的を替えて再三訪れ、おおかた40年間も。

時季は夏場だった。

平成28年になって初めて訪れる季節を替えた。

そのとき初めて知った滝川・裏地のハデ。

その美しさに心から感動した。

手前のハデは8段。

その向こうにもある。

さらにはもう一段上がった高台にもあった稲架け。

取材が目的に来たなら聞き取りをするのだが、目的外行動は不可の団体活動。

それからもずっと継続しているのだろう、と思っていたが、今年は・・・・ない。

稲田に刈り取った痕跡すらない。と、いうことは・・・

鉄橋を渡った向こうの地。

ほんの少し走ったところにもハデがあった。



これもまた平成28年9月15日に撮影した映像である。

車道から一段下がった地に拡がる稲作地。

刈り取った稲は、赤いトタン屋根が目立つハデに架けていた。

それから2年後の平成30年9月8日、9日にも見た裏地のハデは、変わりなかったが・・・

ここは6段構造。

横に広げた構造物。

水平に据えた竿は5間幅。

撮影に難しいハデであるが・・・・赤い屋根が下に・・。



今年は、構造物を解体したかのような状態だった。

外した屋根は積み重ね。

6段あった竿もすべてを取っ払っていたが、支柱だけは温存しているように思えた。

手前の稲田も耕作した様子は見られない。

おそらく昨年、或はその前・・に耕作放棄されたのだろう。

滝川の民俗取材にお世話になった在住のKさん。

「田んぼをしているお家は、どこにでもありました。小さい頃から見慣れている景観に、どこでもこうしていると思っていましたが、解体したところも・・」

暮らし、文化は時代の流れとともに変化するもの。決して普遍的ではなく・・・。

当地に限らず盆地、平たん部でも同じような状況にきている。

生まれも育ちも大阪市内。

今では大和郡山市内に居住している私であるが・・。

新幹線開通、東京オリンピックに万国博とともに水田も、肥えたんごも、どぶ川もみな消えた暮らしの原点。

農耕牛も見てきた世代。

その時代を覚えているのは記憶の映像ばかり。

今は、とにかくできうる限りの映像記録と聞き取り話者が伝える記憶の文字化。

それくらいしかできないが、少しでもお役にたてるように・・、と思っている。

多段型稲架けの構造物を据えて真っ黄色に実った稲を刈る情景を描いた作品がある。

作者は安野光雅。

今年、94歳に亡くなった作者が描いた作品は数多くある。

画風に憧れる人は多い。

いとこのねーちゃんもその一人だ。

平成23年からはじまった月一回の作品連載。

産経新聞日曜版に掲載される作品にいつも感動していた。

令和3年12月12日日曜に掲載された作品タイトルは「京丹後の稲刈り」

稲刈りする人多数。

楮物に梯子をかけて足場に就いた人は、一人。

刈った稲をまだ架ける様子は見られない。

稲刈り情景につばを飲み込む人は多いが、多段型稲架け構造物に目を落とす人は、体験者くらいか。

気になったのは作者の安野光雅氏の作品コメントはこうあった。

「わたしも戦後アルバイトで稲刈りをやったので、知ってはいたが、そのしぐさを記憶だけでは描けないので、スタッフの人に刈るところを演じてもらった。その様子は、わたしのアルバイト時代も今も、少しも違わないことがわかった。昔のわたしは若かったから、2株を左手に持って一気に刈った。刈ると。それをイナハゼ(※稲架け)に掛けて干す。京丹後とでは、このイナハゼ(※稲架け)が違っていた。はしごを掛けて高いところにもつるす。そういえば農繁期という言葉があった。いまもある、ネコの手も借りたいほどに忙しい、秋が実るのである」。

稲刈りの仕草はスタッフにしてもらって描いた、とある。

が、構造物に梯子。

そこに居る男性も描いたが、動きはない。

刈った稲束を手渡す人も周りにいない。

稲刈りは順当に進んでいるようなのに、稲架けに稲束がみられない。

空白の竿だけがわかる4段の竿。

写真を撮ったわけでなく、見てきたかのような描写としか感じえない。

せめて1段目、2段目に少しでも稲を架けておれば、作業の大変さがわかるのだが・・・

そのことはともかく安野光雅氏は、稲架けを「イナハゼ」と呼んでいた。

稲のハゼ。

つまり十津川村でも呼ばれている「ハゼ」場の稲架けである。

安野光雅氏が実際に、稲刈りをされた地域はどこなんだろうか。

違いがあった、とコメントにあるから、描写モデルになった京丹後の人たちに「イナハゼ」のことを教えてもらったのかな・・・・。

ちなみに、京丹後地域は京都の北部。

丹後半島の大部分を占める地域。

峰山町、大宮町、網野町、丹後町、弥栄やさか町、久美浜町が合併した京丹後市辺りを京丹後と呼ぶようだ。

(H28. 9.15 EOS40D 撮影)
( R3. 9.21 SB805SH 撮影)

十津川・滝川下地のハデかけ

2023年12月13日 08時04分30秒 | 民俗あれこれ(干す編)
旧西吉野村・永谷のハゼを拝見した次の訪問先は十津川村・上野地。

行事の聞き取り調査から確信を掴んだ。

さらに足を伸ばす目的地は滝川。

これまでなら、気がつかずに通り過ぎるのだが、左手に高台に見た多段型稲架けに、あっ、と声がでた。

車を停めたすぐ近く。

平成28年9月の行事取材にもお世話になった前総代とばったり出会う。

4年前と同じ場所。

畑つくりをされていた前総代に声をかけた。



前回に訪れた平成28年の9月15日は、稲架けの構造物の存在は知ったものの、かける材はなんにもない状態だった。

当時、前総代の話によれば、今はしていない、ということだったが、そこに、なんと今年は見事に干していたのだ。

撮らせてもらってもいいですか、に了解してくださったが、実は前総代家でなく、隣の家だった。

構わんからあがって行きなと云われて石段を登ったそこは、イワヒバだらけ。

それはともかく、下の道路からは全容が見えなかったが、登りつめたそこに拡がる景観に圧倒される。



許可を得て撮らせてもらった隣家はS家。

このときは不在だったが、数時間後にお会いできた際に、あらためて許可をいただいた。

なんでも毎年しているという稲架けを、当地ではハデと呼んでいる。

永谷ではハゼであったが、ここ滝川ではハデ。

どちらかが訛ったのでは、と思ってみても、確証は得られない。

(H28. 9.15 EOS40D 撮影)
( R3. 9.21 SB805SH 撮影)

十津川・目的地の滝川に向かう道中に出逢った民俗

2023年12月12日 07時20分04秒 | 十津川村へ
幾度となく訪れる五條市の山間地。

再訪した永谷の景観に出合った多段型のハゼ。

圧倒されるハゼもあれば、高齢化によってか、架ける術は、高所を取りやめ低所に切り替えるお家もある。

継ぐ者が居なけりゃ、暮らしの民俗は消え去るのみか。

できるだけ現状を記録する手立てしかない。

永谷を離れて峠を越える。

そこは、大勢の旅人たちが集まってくる場。

午後2時35分の「道の駅吉野路大塔」。

乗り物から降りて、真っ先にむかった公衆トイレ。

いつもきれいにされている人たちのおかげ。

頻尿に助けてもらう公衆トイレにありがとう。

峠を下る道は、カーブばかり。

スピード厳禁のカーブ道に、バイクが疾走する。

下ったそこから見た午後3時。

国道168号線阪本工区(小代―阪本区間)のバイパス・トンネル工事



進捗状況をときおり伝えてくれる知人のIさん。

住まいから、直接見える工事の進展は、毎日見ていても、さほど動きはないように見えるが、数か月も離れると、その変位は歴然。

ここは、奈良県の南部。

旧大塔村の阪本の地。

現在の行政表記は、五條市・大塔町の阪本。

町制に組かわったが、自然や風景はかわりない。

そういいたいところがだ。

カーブ道が連続する道の左手は崖。

崖に沿った車道をバイパス化。

直線的に走れるように工事ははじまった。



完成予定はわからないが、いずれの時期になれば猿谷ダム縁の道に出ることもないだろう。

そう思って撮っていた。

場を離れて、さらに南下する。

目的地は、まだまだ先になる。

おおよそ30分。

午後3時半前、見えてきた文化的有形文化財に指定してもらいたいくらいの価値がある。

そう思っている十津川村・上野地に架かる、特別な吊り橋に出合える眺望の場。



架けた橋は村の人たちの生活道。

日常に利用する谷瀬の吊り橋(たにぜのつりはし)は、観光の名所

村の人が往来するよりも、観光客の方が、多いでは・・・



実は、ここ谷瀬の吊り橋は、対岸の谷瀬と上野地をつなぐために建造した生活道。

村民たちが願った村と村をつなぐ架け橋は、昭和29年(1954)村民出資によって造られた。

吊り橋施設からほんの近く。

なにげに目線が、そっちに動いた。

蛇口を開けたまま流れる透明感のある水を落としていた。

水を溜めていたバケツ。

水分を欲する植物を置いていた。



そう、見た目でわかった、今日は中秋の名月の十五夜さん。

お月さんに愛でる供物はなくとも水を流して生かせていた穂付きススキだ。

ススキは、魔除け

ススキは切り口が鋭いことから、邪気や災いから遠ざける祭具である。



採ってきたススキを置いたのは、「山の駅 吊り橋の郷」の店主。

地元民なら、今日の十五夜さんに詳しいのでは、と思って聞いてみた。



上野地は、50軒ほどの村。

十五夜は芋たばり。

子どもたちが「たばらして」と囃し、お家にやってくる。

かつては芋だったが、現在はお菓子たばりに転じている。

中学生までが参加する十五夜の芋たばり。

今年は、16人になる、と聞いているから、今からたばってもらうお菓子を準備する。

先にススキを採ってきたので、お彼岸に供えるシキビと一緒にバケツの水に浸けている。

芋たばりにやってる子どもたちには、人数分のお菓子包みを用意する。

今は、その最中。

「詳しいことは、駐在さんが引導するからそっちで聞いとくれ」、と云われて、南の地に建つ上野地駐在所に移動する。

表記は奈良県 五條警察署・十津川警察庁舎市上野地駐在所」。



さて、駐在さんはおられるのかな?

呼び鈴押して、少し待つ。

玄関から出てこられた駐在さんは、T駐在さん。

この地に赴任して5年目。

出身地は、奈良県北西部の生駒市。

念のため尋ねた、生駒のある地域で行われている「月見どろぼう」行事。

まさに、今夕にされる中秋の名月の十五夜行事。

ここ十津川村では、旧暦の十五夜に行っている芋たばり行事

一方、生駒では月見どろぼう。

名称は違えども、お月見に供える供物をもらうことは一緒だ。

ただ、地域差がある。

生駒では、月見だんごであるが、十津川は芋(※サトイモやサツマイモ・・)である。

行事名も、十津川は本来、十五夜の芋名月なわけだ。

もっと深くかんがえてみる。

それは生産地との関係性である。

月見だんごの原材料は、コメである。

主食のコメに対して、山岳地の十津川村は、コメを育てる土地が平坦盆地部よりも極端に少ない。

主食がコメの代わりの芋は、やせた土地でも育つ。

いわゆる困窮作物である。

急な傾斜地に栽培したサトイモの皮を剥いて丸い形に。

お月さんに見立てた形。

月を愛でる形だから里芋を供える。

だから、十五夜の芋たばり、なワケだ。

ちなみに、「たばる」という言葉は、「賜る」が転じた用語。

現代文化で育った感覚では、わからない暮らしの民俗は、それぞれの物理的な土地柄が大いに関連している。

そのことは、ともかく生駒に生まれ育ったT駐在さんは、月見どろぼうは、聞きはじめのようだ。

おそらくであるが、T駐在さんが生まれ育った地域に、その行事がなかった、ということだろう。

生駒の月見どろぼうを取材した地域は高山地区。

その周辺にある旧村もしている、と聞いていたから、旧村でなく、新興住宅地など新町では、と推測される。

ともかく上野地の芋たばりに同行はするが、駐在業務でなく、あくまで保護者の位置づけ。

4歳になった我が子の保護者として同行する、という。



駐在赴任の1年目。

初めて知った上野地の芋たばり行事の出発地は、ここではなく、駐在所から坂を下った場。

元小学校跡地のグランド゙に、みなが集まり、午後7時に出発するそうだ。

上野地は100軒もあるが、芋たばりに参加される家は、およそ80軒。

子どもたちが、芋たばりをしにいくお家。

うち高齢者のお宅が芋を供えているようだ。

今日の取材地はここから30分以上もかかる滝川。

今回で2度目の取材になるが、約束しているので、上野地の行事にはいけない。

中秋の名月、十五夜芋たばりに月見どろうぼうは、同一日。

しかもお月見だから、お月さんが昇ってくころ。

同一日の行事取材は無理がある。

また、機会が合えば、そのときにお世話になると思います、と伝えて再出発した。

(R3. 9.21 SB805SH 撮影)