
この記事を缶ビール片手に新幹線の中で書いています。
ヘッドホーンからはハクエイ・キムのデビュー作「Open The Green door」が流れています。
このアルバムが出たのが2005年今から5年前、ハクエイ君との出会いの年でした。
小さな小屋から始まって、初めて新宿“J”に出るからと、告知されて出かけたり、オーストラリアの朋友を呼んでのライブや大隅寿夫さんとの全国ツアーの最初と終わり、、トライソニークの立上げとポイントの応援をしてきました。
仕事の少し疲れているmonakaですが、今日は元気を分けてもらおうかと福島に向かっています。
日本のJAZZの絶対的な先導者としての渡辺貞夫が若手と共演するライブ、「渡辺貞夫&the yong lions」で、重鎮に挑戦する若者の勇気と力を感じに行くのです。
そうゆうことなら、ビールなどのまず二襟を正しなさい。
“ハイ”でも今日も暑かった。
福島駅前のホテルに荷物を置いて、6時開場ですから、その前ちょっともう一杯、20分ぐらいに開場の“ミンガス”に着きました。

これが開場は自由席、ほぼ7割がたはすでに埋まっていて、オクサンと2人坐るところが有りません。前のほうはぎっしりとイスが並んでいて、凄い熱気です。
まるで横浜JAZZプロムナードの込んでいる小屋みたいです。
二人でフラフラしていると、福島の暖かい方が声をかけてくれました。
詰めたら坐れますよといって詰めてくれて、テーブルのある席に着くことが出来ました。
これが大変うれしいことに、地元の方でしょう、親しくお話できて、前の方はチェロを弾かれるし、横のお嬢さんは東京の美術館のお話をされすり、最後にはバーボンを作って下さって、なんとも暖かい雰囲気でした。 (どうもありがとうございました。とても楽しかったです。)
1st
1
突然時間通りの入場に驚くとすぐに演奏、その一音から、まるで鳴らし続けた音のように張りがあり、アッという間に引き込まれました。
ドラムスの竹村一哲君はなんと20歳、とても切れが良くてそれが第一印象です。
ハクエイのソロは、これはマア何とかこなして、ベースの藤井さんは安定した出だしです。
2
貞夫さんのMCは残念ながら曲名を上手くいってくれれないので2曲続いてよく解りません。(こんな感じが続きますので、曲名は失礼します、ほとんどがオリジナルのようです。)
2曲目はかわいらしバラッド。貞夫さんのアルトの音がこれほどまで太くたくましかったかと改めて驚いてしまいました。
3 ツルー・ダボス
ピアノのハクエイのソロ、あまり流れに乗っていないような気がして心配です。
4
バップのスタンダードのような曲、ハクエイのピアノがはじけました。ちょっと心配を払拭して、凄いスピードとフレーズ,バップの超高速フレーズを弾ききりましたね。
途中から貞夫さんの目つきが変わりだすのみていて快感でした。
6曲目はカリプソ・リズムの曲、ここら辺で、すでに貞夫さんのアルトの音に圧倒されて、冷静さのどまあるで有りません。オーラの包まれたアルトに対して、Yang Lionがいかに演するか、その緊張感です。
7 ノット・クワエット・サンバ
後半になってハクエイが快走をみせて、普段はあまり演らない、サンバのリズムをしっかり取ります。
ナベサダのバップ・フレーズにどう対応するかが心配でしたが、これもハクエイのフレーズを披露できました。
ソロの後のナベサダが、目はとても厳しく周りを見ているので、こちらは最初ドキドキしていましたが、後半になると、それぞれのプレーに驚く色があらわれ、後半に向けては若い才能に畏怖を感じているような喜びのまなざしにかわていったと私は信じています。
2nd
1
グルービーな曲を凄いスピードで、プレーヤーが走ると、聴いているこちらはどうにかついていこうと舞い上がる心です。
2
もはや、理解とは関係なく、サウンドが心と身体を支配して、その迫力に翻弄されています。
3 I mese you with I think of you
チヤーリー・マリアーノへ捧げたしんみりした曲、ハクエイのピアノが貞夫さんのバッパーのバラッッド演奏を捉えて遜色なく色をなしているのがうれしい。
4 イフ・アイ・クール
スローバラッドでこれもいいのです。ちょっと天使のハミングがここ得ました。
5
哀愁ある曲ですが、出だしをハクエイが溜めすぎ、一瞬会場がわらいに包まれて、この雰囲気、福島のこのミンガスのお店が作り上げてきたものでしょうは、とても暖かい素敵を表しています。
6
ナベサダの新曲のサンバ。聴いている私はどちらかというと、サンバよりバップを演奏して欲しいのですが、これは仕方ない。
7曲目もサンバ、ナベサダの後のハクエイのソロ、このサンバでどう弾いたらいいかというと、私は思い切り良く、バド・パウエルみたいに弾くべしと思うのです。
結論から言えば、このライブ圧倒的に渡辺貞夫のアルトの音に圧倒されたのが事実です。
めったに聴きに行かない方なので、それはとても良い経験でした。
そしてyang lions、ドラムスの市村君には驚きました。2ねん前にサッポロ“”slow bort”でみたときよりも、幅と切れが加わってとても驚きました。(絶対中央に来ますね。)
エースは失礼安定してます。
ピアノのハクエイは今回、また一つの節目となる演奏ですが、見事にバッパー相手に独自のフレーズを演ってくれたと、そして貞夫さんの目が最初と最後では随分変わっていた(とても優しい目になっていたことをあkんじました。)にでほっとしています。
打ち上げではどのような意見があったのでしょうか。
今度聞かせてもらいます。
さてこのツアー網少し続くようですが、バッパーの真髄とそれに真っ向挑戦する、素晴らしいプレーを聴く事が出来ます。
ぜひ聴いてみてください。といってもあと2日かな。
私は翻弄さてて、元気をもらおうかと思ったのに、ある意味かなり消耗しました。
再び福島の方暖かい心つかいありがとうございました。
翌日がしっかり仕事でしたので、マスターともお話できずに帰ってしまいました。
失礼しました。
とても素晴らしい一日を過ごしました。