JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ハクエイ・キム ライヴ アット ピットイン 2010 8 12

2010-08-14 07:44:58 | サポート中、ライブ


夏休みの間、特に何をするというか、予定も立てられない状況でしたが、一昨日はここだけはと思ったライブがありました。
応援しているキム・ハクエイが若いミュージシャンと演奏するということで、夏の刺激を求めて行くことにしました。
先日は逆にヤング・ライオンという名前で呼ばれて、渡辺貞夫から若く見られたのに、今回は逆の立場です。ベースの杉本さんは別格です。
別の場所にメールをいただいた方が、ハクエイを気に入っていただいているようで、なんと兵庫県から日帰りでいらしていただけました。
CDにサインが欲しいということで、当然誰にでもサインはしてくれるので、当たり前のことですが、まるでマネジャーみたいに段取りつけたようなことして失礼いたしました。
JAZZを好きになって5年ぐらいだそうで、ある意味うらやましい、新鮮で、どんどん素晴らしい体験をされることでしょう。
出来ることなら、あせらずにながーいお付き合いをお願いいたします。

さて刺激を求めていくのですから、(昼の部で2時半スタート、いい席に坐りたいから1時45分ごろにはお店に、先ほどの兵庫の方が2人目、私は3番目でした。)その前に刺激的なものをと有名ラーメン、中本の蒙古タン面をいただきました。



さてこのメンバー、おなじみの杉本さんのベースの他はドラムスの大村さんはマイク・ノックの1月の来日の時に叩いていた人でした。亜サックスの山本さんはニューヨークにいる方で今回始めて、ハクエイが3月にニューヨークに行ったとき(知らないぜ)に知り合ったみたいです。

1st

1 フォーレスト・フラワー

チャールス・ロイドのフォーレスト・フラワーからとは驚きましたが、キースだからだと思います。
モンタレーのロイドのLPを散々聴いているこちらとしては、このフレーズまでははっきり吹いて欲しいとちょっと欲求不満で始まりです。
1曲目でサックスの節回しも本調子ではなさそうですし、ハクエイもそれり、杉本さんだけはいつも安定しています。

2 ベアトリアス

サム・リバースの曲でハクエイのデヴュー作で演奏していた曲、とても柔らかいというか、バップラインとは違うアルトのフレージング、私寝てしまいました。兵庫県の方とは違う、いつもある方から注意を受けました。(このごろ疲れているのです。)

3 メイク・トゥ・フォアゲット

ドラムスの大村さんの曲、前衛的なアプローチはハクエイではめずらしいので、面白い、このアルトの人、高い音がとてもきれい、低い音がもっとはっきり鳴るといいと思います。

4 スパイラル・ダンス

聴いていてこのセット、キースのヨーロピアン・カルテットに近いものを目指しているのかも知れません。アルト・ソロから杉本さんのベースが絡んで、ピアノレスの3人になると、調子が急に上がったように思います。
その後のドラムス大村さんのソロ、先日見た竹村一哲君と似た感じこちらも切れが良いです。

ファーストは4曲、先日のナベサダのアルトのオーラある印象が強くって、残念ながらちょっと山本さんにはかわいそう、こっちの耳がまだあのオーラに固まっているのです。

2nd

1 ニュータウン

杉本さんのアルコから始まった曲は、オーこれはニュータウンとすぐ解ります。
この曲杉本さんと演るようになって、幻想味がどんどん増していくように思います。
この曲にはサックスはソプラノ、マッチしています。ドラムスの味付けはカルタさんとは一味違う風味でした。

2 ホワイト・フォレスト

こちらもハクエイの曲、ここにでは杉本さんのソロが凄い。
この方と出会いえたことで、どれほどハクエイが得をしたか、ありがたいことです。

3 スロー・ハイウェー

大村さんの曲、でまたもや私うつらうつらしてしまいました。(失礼)

4 ソーラー

アルトのソロがとても良くてこれが本当なのでしょうね。
最後の方でグループしてまとまりがあったような、初顔合わせにだから、ハクエイもちょっとグイグイ感は薄かった感じです。

それにこちらの状態もあるので、でも初めてお会いできた方もいるし、マイクのコンサートで席取りのお約束もできたし(いけるかどうかは不安です。)楽しい一日でした。
コメント (14)
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