
中国に出張に行った折に持っていった文庫です。
行く前に図書館で借りて、かなり好調な出だしでしたが、結局持ち帰ってしばらくして読み終わりました。
著者はレーガン政権時の初代国務長官ヘイグ氏の子息、氏自身も軍隊に身をおいていた人です。
内容はユーゴスラヴィアのコソヴォ自治州で、合衆国陸軍特殊部隊がセルビア人35名を虐殺したという疑惑が持ち上がり、陸軍法務官らが内容を追求するストーリーです。
読み進むうちに、世うんだことがあるのではと何度か思うのですが、それはアメリカ軍が虐殺を行なったを描いたネルソン・デミルの「誓約」にある点共通点が多いからだったのです。
随分以前にそちらは読んで、デミルの大ファンになった本でした。
こちらの主人公ジョージ・ドラモンド氏は芯は歩けどかなり軽い感じ、ユーモアたっぷりな表現に、恋の雰囲気まで溶かして、かなり面白い本でした。