JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

あの日あの時愛の記憶 

2012-08-17 20:16:11 | 映画


夏休みの最後の日は映画に行こうとということになって、新任の学校の先生の話にしようとしていたら、女友達が、いや間違えたオクサンのお友達(良くいっしょする)もいっしょに行くことになって、まるで知らなかった映画に変更になった。

題名が「あの日あの時愛の記憶」だけれど、また日本のくどい題名になってしまっている。英語の題は「Remembernce」で「記憶」だしドイツ語の原題も「失われた時」だそうで、映画の筋立ては、封印していた記憶がある出来事で解き放たれていく運びとなっている。
ポーランドの収容所のユダヤ人女性を恋いにおちたポーランドの政治犯が、成功がほとんどない脱走を試みる。その後離れ場なりになり、誤解のすえの推定死亡をへて互いに新しい生活を持つ。37年後、TVのインタビューをみて、生存を知ったブルックリンで平和に暮らすヒロイン、そしてとった行動とは?

ポーランドにおける反ユダヤ主義や、終戦間近のソビエト軍のレジスタン狩りなど、表にあまり現れない出来事もおりこまれた、そこで翻弄された人生、画面的にはあまり重たくもならず、舞台のような割り振りが面白い効果をあげていた。

最初の回がすんだのが1時半だから、まだ間に合うお店をさがして、女友達といやオクサンとその友達と映画の内容を話しながら、久しぶりに食べてしまいました。





エビのガーリック・オイル焼き、このオイルがパンときんと冷えた白ワインにマッチです。



イカの詰め物のにたもの、このソースもぴったり、切り分けてしまってから写真を撮ることを忘れたのに気がつきました。





こんなのもきました。これを3人でわけあったので、ちょうど良い量でした。



最後がパエリヤ、二人前を3人でいただきました。

で映画を見た人は気になったでしょう、エンディングのしかた、これが意見わかれてしまいましたが、これで結構もりあがりました。

でオクサンは納得しなかったけれど、突然の出来事で相手の生存を知り、封印していた記憶をたどりだしたヒロイン、この追憶と解放は止めることは出来ないということからエンディングの後が解ると思う。
この監督、細かい細工のするので気がついたのが、ブルックリンで夫と娘に過去が明かされる場面。
良い子供として存在していた娘が、母の生い立ちをつづった記録と愛した男の写真を見るところ、チラリと写真をみて、それ以上記録をみずに母親に戻しこう言います。「やさしそうな人ね」
一瞬で愛の深さを感じとった娘の女としての発言は、とどめることの出来ない人生を認めているように思いました。
コメント
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