ルイス・スクラビィスはアルド・ロマーノと最近いっしょに演奏したアルバムがでて、とても良かったら、定期的にでているECMから新しいアルバムが出た。
スクラヴィスだけならば必ず買うということは亡いけれど、ここでピアノとローズを引いているのがBenjamin Moussayという人で注目です。2006年に出会って、次の作品は配信ばかれでなかなかCDが手に入らなかった、私としては100人の現役ピアニストに選んでいる人、新作は5月にてにいれた「
ついにECMに呼ばれてメジャー・デビューですね、うれしいかぎりです。
1曲目、なんだか鬼ごっこをしているような感じの楽しい始まり。
2曲目、ベンジャミン・モウゼイのピアノが凛々しくそしてリリカル、ECMで弾いていること自体がすばらしい。曲はミステリアスな感じ、映画であれば事件の糸口を手繰って田舎町に入り込んだ、一寸デビット・リンチが思い浮かびます。ECMのスクラヴィスらしい、抑制のきいたサウンド、ギターなんかもっとはじけて欲しいけれど、ぐっと抑えた世界です。
3曲目、そのギターがフレージングしてきて、3人だけれどとても大きなうねりを作ります。中盤、フェンダーとエレギのリズムにのって、バスクラが鬼ゴッコの鬼になって、周りを追っかけ回るようなプレー、遊びもplayだけれど、演奏もplayだと思う。
4曲目途中からインリズムになるあたり、哀愁メロディとギターのオリエンタルなリズム、そこでエレキがヘビメタになって何ともカッコ良いです。スクラヴィスの東欧性をきれいに曲にしたかんじです。
5曲目、不可思議なことで始まる1日は、その日一日不可思議という感じのインプロなしのアレンジ性の強い曲。
6曲目はそれ前の曲と似ている出だしから、今度はインプロでその不可思議に対抗するぞという感じ。
いったい私は何を書いているのかと思いますが、曲のの感じ、そのように少しわかりづらい方向でだからこんな感じをう蹴るのです。
でも基本的には面白いと思って聴けています。
1曲目から4曲目が素晴らしいので、だんだん陰が強くなっていく後半3曲が前にに戻るような感じだと、とても良いアルバムになったのにと思います。
ジャケを見ればキャンプ・ファイヤーでしょうか、子供たちが遊んでいるようですが、スクラヴィスのクラリネットを子供の様に聞くことを勧めます。
SOURCES / LOUIS SCLAVIS
Louis Sclavis(Bcl, Cl)
Benjamin Moussay(P, Key)
Gilles Coronado(G)
Recorded September 2011.
1. Pres D'Hagonadange
2. Dresseur De Nuages
3. La Disparition
4. A Road To Karaganda
5. A Migrant's Day
6. Sources
7. Quai Sud
8. Along The Niger
9. Outside Of Maps
10. Sous Influences