アレクサンドロ・ガラティが大好きで、blogの音楽記事の一番最初はガラティの「All Alone」にしたのも意味がありました。
それからだんだんとアルバムがふえて6枚になっていたら久しぶりにここで2枚ふえました。その一枚がこれ、1999年の録音です。
1曲目軽いタッチのリズミックなバップ曲、ウォーキング・ベースとドラムスがきちんとリズムをとれば、ガラティのメロディの美しさを思い出しました。
グループの名前からするとイタリアのスタンダードを集めたものでしょうか、3曲目も軽いタッチのPOP風です。
4曲目、この曲がショップでながれたから即買いしたのは、このメロディ、大好きな「All Alone」の中のメロディ、トリオの演奏で聞けてとてもうれしい。途中素敵なベース・ソロもあるし、ピアノはソロの時と同じリリカルなシングル・トーンです。
5曲目カンツォーネ風、ここでもベースが無理のない、流れるようなソロ、職人的うまさです。
この音とソロ聞いたことある、で思い出しました。このAres Tavolazziさん、生で会っていました。それもガラティといっしょに。
何年も前に来日して、ただ一回の演奏が六本木の屋外ミニ・コンサート、強風の吹きすさぶなか(それも冬だった)このおじさん指先を温めるのにくろうしていました。あの時の優しい音です。
結局コンサートはめちゃくちゃで最後には置いてあったストーブの周りにあつまってしまったのでないでしょうか。「All Alopne」の次のアルバムでもこのオジサンがベースを引いていました。
9曲目はまたリリカルな「All Alone」で演奏される曲、うれしいことなんだけれど不思議におもうことあり。日本制作の「All Alone」には全曲ガラティの作曲となっているけれど、このアルバム作曲者だろうとおもわれる記述が別の名前です。ちなみに名前書いておきます。一寸おかしいけれど、演奏は雰囲気あってとても良い。
ジャケは酒場のダンスを踊っている場面と人がいない場面、グラフィックスで書いている同じ絵の加工なんだろうけれど、これが一枚の紙の裏表てです。
でも絵の感じといい、シンプルでコストをおさえてくれたよな、イタリアでこんな酒場で楽しんでみたくなるジャケでした。
Forse / ITALSTANDRDS JAZZ TRIO
ALESSANDRO GALATI ‐ piano
ARES TAVOLAZZI ‐ bass
PIERO BORRI ‐ drums
1.When We Were In Italy (C.A.Rossi)
2.Tuca Tuca (F.Pisano)
3.Non Dimenticar Le Mie Parole (G.Paoli)
4.Una Lunga Storia D'Amore (G.paoli)
5.Spaghetti A Detroit (F.Bongusto)
6.Forse (B.Martino)
7.Roma Non Far La Stupida (A.Trovajoli)
8.Le Donne Belle (C.A.Rossi)
9.Tu Si Na Cosa Grande (D.Modugno)
10.Sono Stanco (F.Pisano)