牛を買ったので、おなじ3ドルでこちらはロバなのか馬なのかうしなのか、こちらも変わったアルバムです。こちらも2011年録音だけれど、場所はイタリアのグループです。
エレキ・ギターのリズムとペットとアルトのメロディ、ジャズ・ロックというか、昔聴いた“チェイス”というロック・グループが一寸頭に浮かびました。
それにしても楽器の構成がユニークというか、ハーモニカとトランペットが並ぶなんてとおもうけれどこれが一つになって構成されてしまうのがこのグループというところでしょう。
2曲目ロック・バイオリンは久しぶり、エレベのベース・ラインは完全にロックのラインです。
3曲目はバイオリンからはいって、ハーモニカがソロ、か弱いかというとそうでもない。
いろいろな要素で演奏されるジャズ・ロックがつづいて7曲目、クレズマーも感じる曲と猥雑さはクラリネットのルイ・スクラヴィスを思い出しました。
8曲目は手拍子とガット・ギター、そこにテナーのメロディがライトな優しさです。
このグループの名は、「スリボビッツ」というのだそうで、これスモモから作られた無色のブランデーです。テキサスから飛んで作られたアルバムには、たくさんのエスプレッソとスリボビッツを飲みながら100%ナポリで作ったアルバムだそうです。
さてこのジャケの絵がロバなのか、馬なのか、はたまた牛なのか、ジャケをひっくり返してもわかりません。なんせ尻尾が2本もあるのです。
BANI AHEAD / SLIVOVITZ
Slivovitz:
Domenico Angarano (el-b, fretless-b)
Salvatore Rainone (ds, perc)
Marcello Giannini (el-g, ac-g)
Circo Riccardi (tp)
Derek Di Perri (harmonica)
Pietro Santangelo (as, ts, vo)
Riccardo Villari (violin)
1. Egiziaca
2. Cleopatra Through
3. Fat
4. Vascello
5. 02-09
6. Opus Focus
7. Bani Ahead
8. Pocho