数年前には道の写ったジャケのアルバムをみつけると、どうしても欲しくなって買っていたけれど、そのアルバム一群のことをJAZZ批評に書いたらつきものが落ちたみたいにどちらでもよくなった。
久しぶりにこのアルバム・ジャケをみたら、昔ならば必ずかっているだろうと思いました。
4ドルで買ったこのアルバムもORIGINレコードのアルバムでリーダーはベテラン・ドラマーでアルバムのタイトルからみると、どうやらあとは若い人のようです。
1曲目ベースとドラムスがきちんと4ビートを刻んで始まるけれど、曲はオーネット・コールマンの曲、ピアノが結構ラインをつくって、すじがある感じです。
2曲目はだいぶアレンジしてばらしたような“I Hear A Rhapsody”3曲目はベースの人が3曲書いているうちの1曲。
4曲目がバリー・ハリスの曲、ドラムスがとてもオーソドックスにリズムをきざむけれど、それは正確で間違いない、その上にベースがラインをつくりその上にピアノが歌うという図式です。
決して悪い意味ではなく、行馴れたレストランでメニューをみているような、安心して聞いていられるトリオです。
ピアノの人は2011年ジャクソンビル・ジャズ・ピアノ・コンペティションで25才でウイナーになった人で、ドラマーとは30才も離れているようです。
7曲目“I Thought About You”が華やかな感じでこうゆうアレンジもあるのだとキースを聴きなれた耳には違うメニューに聞こえます。
特に牛肉を食べすぎたようなときにはなかなか優しいメニューでした。
Generations / Rich Thompson
Chris Ziemba - piano
Miles Brown - acoustic bass
Rich Thompson - drums
Doug Stone - tenor saxophone (9)
1. Blues Connotation
2. I Hear A Rhapsody
3. Next Morning
4. Nascimento
5. More Or Less
6. Keep Me In Mind
7. I Thought About You
8. Song Without Words
9. I'm In Love With The Girl Next Door