シカゴの中古ショップで買ったアルバムはまだ数枚あるけれどそろそろ終わりにしても良いかなと思い始めています。
このアルバムは紹介しておきたい、知らない人が多いけれど2012年ベルギー録音で、これもORIGIN RECORDSのPROMO用のアルバムです。
リーダーはベースの人で、忘れていたけれど、JEF NEVEのデヴューアルバム「BLUE SAGE」でベースを弾いている人でした。
テナーが二人4曲づつ、バリトン・サックスが3曲、ベースはアコでピアノはすべてフェンダーです。
ウッド・ベースだけれど、ジャズ・ロック風のリズムにフェンダーの和音、テナーとバリトンがかなりかっこよく始まります。
2曲目
、ベース・ソロからフェンダーのフレーズはスパニシュ、トリオで歌い上げるように進んで、入ってくるテナーは野性味をおびて、私ペドロ・イトウラルデの「FURAMENCO-JAZZ」を思い出しました。
3曲目、テナーとバリトンがゆっくりと、ミルキー・ウエイを吹くように初めて、やがてリズムが激しくなると宇宙のバンがおこります。
4曲目、ベース・ソロからロック風はテナーが変わって、ブルーノート色が一寸強まります。
5曲目、二人のテナーも上手いぐあいに色彩がわかれて、こちらはジャズ色のつよいウネウネタイプ。
6曲目テナーが戻って、ジャズ・ロック調、ひところのマイケル・ブレッカーのタイプです。
7曲目、2曲目と似たスペイン調、このグループの一つのカラーなのかもしれません。
8曲目はファンキーな感じのバリトンとの2ホーン、リズムが懐かしいジャズロック風でフェンダーのメロディ、軽いエレベでなくてしっかりアコべでリズムをとるところとても良い感じです。
調べてみれば、信頼印のHein Van De GeynとDave Hollandが先生というのだから、納得です。
ZYGOMATIK / PIET VERBIST
PIET VERBIST double-bass
HERMAN PARDON drums
BRAM WEIJTERS fender rhodes
FRED DELPLANCQ tenor sax (1, 2, 3, 6)
MATT RENZI tenor sax (4, 5, 7, 8)
VINCENT BRIJS baritone sax (1, 3, 8)
1. PMS Alert! (Piet's Manic Scream Alert!)
2. La Filosofia Del Jamon
3. Above & Beyond
4. The Pale Blue Dot
5. Pulse 6. Cut the Crab
7. Rush ed-Dunya (Le Sens Universel)
8. Zygomaticus Major