JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

トーランドットで勝ち mike del ferro / new belcanto

2006-06-20 20:38:24 | 聞いてますCDいいと思う
ジャケットを見てfeaturing toots thielemans and richard galliano だから内容も基準を満たしているだろうと買ったアルバム。オペラ・ミーツ・ジャズとタイトルがついている。こういう手もあったんだよな、と思うがこれが大正解。昔クラシックとジャズというとジャック・ルーシェとかオイゲン・キケロがいたが(私入門の時に結構聴いてアルバムも買った)バッハであり、チャイコフスキーのバレー音楽だったり、モーツアルト、ショパンが主だった。大仰すぎてイマイチだし今聴こうとも思わない。オペラは歌曲であってヨーロッパの人の感覚の底に根付いたものだから、表現に何の無理もない。曲自体が美しいのも当然なので、まるで最良のスタンダードを演奏するのと同じではないか。歌劇としてはトスカ、ジャンニスキッチ、カルメン、カヴァレーリア・ルスティーカナ、フェードラ、トーランドットなど。おお荒川静香、御用達のトーランドットでないか。美しくピアノソロで演奏されてます。ゲストのトゥーツ・シールマンスもリチャード・ガリアーノも根底は一緒だから違和感はまるでない。トリオだけでも充分クオリティを維持している。
belcantoとは美しく歌う事。ぴったりですよ。

mike del ferro / new belcanto opera meets jazz

Mike del Ferro piano
Fransvan der Hoeven bass
Roy Dackus drums
Toots Thielemans harmonica on 3,5
Richard Galliano bandoneon on 1,8
Gearardo Rosales percusion on 4
Leslie Lopez bass on 4
Eric Surmenian bass on 10
Stefan Lievestro bass on 11

1 Recondita armonia Tosca
2 Tiritomba
3 Mio Babbino caro Gianni Schicchi
4 Habanera Carumen
5 Vissi d'Arte Tosca
6 Prelude Carumen
7 Au fond du Temple saint Les Pechiw's de perles
8 Torna piccina mia
9 Nessun dorma Turandot
10 Brindisi Vavalleria Rusticana
11Wien Tosca
12 Amor ti vieta Fedora
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えりの正しい日曜日 JOE HAIDER / a sunday in switzerland

2006-06-19 20:07:15 | 聞いてますCDおすすめ
スイスのピアニストJOE HAIDERが自分のレーベルから出している“GRANDFATHER'S GERDEN"というすばらしいアルバムを持っています。品位あるピアノで美しい自作曲をしっかりと演奏しているアルバムです。もう一枚ほしいと思ってショップでみると同じメンバーの2004年のアルバムがあるので嬉しくなりました。このトリオ、ピアノ、ベース、ドラムの関係がおもしろく、今風にグループ一体というのでなく、ドラムはしっかりたたき、ベースはやることをやるという少し前の時代の感じで、持っているアルバムも2000年録音ですが、もっと古いアルバムだと勘違いしていまうした。
今度のアルバムも甲乙付けがたい出来で、どこかのライブ録音と思えるリラックスした感じの演奏です。この人の美しい自作曲を聴いていると、同じく美しい曲をかいて演奏のすばらしいラース・ヤンソンを思い出します。どちらも同じようにすばらしいのですが、ヤンソンの方は微妙にくすんだ午後の日差しのような感じで、ハイダーは午前の日差しのようで少しはっきりしています。
そんな曲が1曲目まさに“a day in switerland"です。2曲目のおなじみ“On Green Dolphin Street"を現在ここまで正攻法で新鮮に感じさせるのは、3人の奏者の表現力が集結しているからに他ならないと思います。アルバムは堅苦しくなく、かといってえりが正しい。(こんな表現ないか)今日はこれで 正しい a sundayを過ごせたのでありました。

JOE HAIDER / a sanday in awitzerland

Joe Haider piano
Daniel Aebi drums
Giorgos Antoniou bass

1 A Sunday in Switzerland
2 On Green Dolphin Street
3 Dark Circle Blues
4 Rhyhm'dim
5 Karen'sBirthday Waltz
6 Groovy Till
7 For Line
8 Some Other Bules
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奥さんに意見され一人は捨てた。もう一人は悩む。

2006-06-18 21:10:48 | その他
CDが増えてきたので入れるケースの購入を奥さんに申請しましたが、即却下。もう増やすなというのです。そういわれても増えていくのは明快なのでおかたづけです。わが家はなぜか半地下室がありそこには、CD、カセット、LP、書籍、お酒が置いてあり(それ以外に風呂とガレージがあり、ということはマッチ箱みたいなたてながの家です)ようは物置みたいなところです。昔はパソコンも置いていて、夜な夜な酒もってこもっていったら階段から落ちて足をおりました。そこでパソコンは階上の居間へ行って、夜の儀式は中止となりました。本日、昔からとり続けたカセット約400本はもうあまり聴かないだろうとお別れしました。長い間ご苦労様でした。運転のときに聞いていましたがCDが取って代わった。これでそこに並べればCDは当分大丈夫でしょう。もうひとつ考えているのことに、ブログの皆さんに刺激されてLPをまた聴けるようにしようかなと思うことです。ベルトドライブのプレーヤーがゴム切れ状態で置いてありますが、アンプとスピーカーは設置してある。30年ぐらい前のプレーヤーだけど部品あるのかな。もうひとつの課題がビデオテープ。面倒で見ないのに捨てられない。JAZZに関してとったものが100本ぐらいあるのですがモントルーとかのwowwowなどで放映されたものはどうでもいいでしょうが(それがほとんどです)日本の録画のものはちょっともったいないですね。
今日カセットを捨てながら見てみるとこんなんがあります。

ブルーノートマウントFj 86,88,90,91,93
ライブアンダーザスカイ 86.87.88.90.91.92
ニューポートイン斑尾  85,88,87,89,91

出演者マイルスその他大物もたくさんでしょうが、見ないと解りませんし、DVDに落とすのも大変ですよね。実はマイルスだけは落とした。 さあどうしたものか。
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名前おぼえていて John Stetch / Bruxin'

2006-06-18 07:19:14 | 聞いたけどCDどちらでも
このピアニストの名前覚えやすくてnewreleaseとして並んでいるがどんなピアノだったかをだいたい思い描ける。といっても数年前にtrioの録音で“Green Grove"というアルバムを持っているだけですが。良かったとの思いがあるので購入しました。1998年録音の以前のアルバムは好青年が、きっちりとピアノを弾くが少しおとなしい、という感じでした。2005年録音のこのアルバムまでには定期的にアルバムが出ていますが、ソロが主でtrioとしては久しぶりなので入魂の一作なんでしょうね。
録音をNYに移し(カナダ、モントリオールより)前アルバムタイトルも再演しています。収録曲は全てオリジナルで、前に比べ表現にメリハリがついた演奏というのが印象です。しかしそれが成功とは思えません。曲がテクニカルに作ったように感じ、演奏の中でテクニックは見えてくるのですが面白さにつながりません。頭で考えすぎた曲のようで余計なテクしか見えません。
ドラムはシンバルなどがシャカシャカしてちょっと気になるかと思いますが、自分のポジションをはっきり主張しています。それに比べベースはピアノにつくのかドラムにつくか、はたまた対等を主張するのか態度がはっきりしません。9曲目でどうやらドラム側についてピアノと渡り合いますが、それまではピアノに合わせて存在が解りません。このピアニストはタッチなど特にすばらしいと言うほどではありませんが、うまいと、その他に分けるとうまい側です。
話が飛びますが、私チック・コリアをほとんど聴きません。このJ・ステッチという人チック・コリア系(ハービー・ハンコックが見えてるけど)かなと思った。そう思って聴くとこのアルバム急におもしろく聞こえ始めた。それってチックへの不満の裏返しかな。

John Stetch / Bruxin'

Jhon Stetch piano
Sean Smit bass
Rodney Green drums

1 Inuit Talk
2 Bruxin'
3 Circus
4 Green Grove
5 The Girl In The Hemp Shirt
6 Chorrg-Free Gord
7 How Far Is Callisto?
8 The Prairie Unfolds
9 Snark
10 Heavens Of A Hundred Days
11 Rectangle Man

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最後がいい KLAUS WAGENLEITER / SWEET CHOICE

2006-06-16 22:45:59 | 聞いたけどCDどちらでも
1998年のドイツのピアノトリオ。アルバムの曲はすべてメンバーの持ち寄りの曲。奇をてらったりした作品ではなく、ちょっと口ずさむ小品を集めた感じです。ピアノの手数が多かったり、低音でガンガンくるタイプでなく、中音域から高音にかけての音を選んで弾いていき、ベースのソロでアクセントを付けるという運びが多いようです。ドラムは確実にリズムを刻むが目立ったプレーではなく、ちょっとベースが弱い。もう少しドラムがガシャーンときて、ベースが低音で鳴るとJAZZらしい張りが出るのに。最後の曲で少しそうなる。

KAUS WAGENLEITER / SWEET CHOICE

Klaus Wagenleiter piano
Markus Bodenseh bass
Michael Kersting DRUMS

1 ~ 11 省略

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ブルックリンラテン風?Arturo O'farrill / Live in Brooklyn

2006-06-15 21:30:55 | 聞いてますCDいいと思う
2003年ブルックリンのJAZZカフェで行われたライブ録音。オリジナルは1曲目だけですが、良い感じで始まります。ラテン系のピアニストのおきまりの手数多くて早弾きを見せますが、つまらない装飾音をちりばめるのとは違います。音もしっかりJAZZで(録音は良くない)、アドリブのラインもオーソドックスなJAZZが根底にあります。そんな意味で6曲目の“In a Sentimental Mood"の選曲も変ではありません。アドリブで華麗なフレーズを早弾くところは、昔のマッコイ・タイナーを思わせ、お客のノリも良くなります。途中何度も出てくるちょっと困ったベースソロも特別味付けブルックリンラテン風味と思えば我慢できるか。

Arturo O'Farrill / Live in Brooklyn

Arturo O'Farrill piano
Andy Gonzalez bass
Dafnis Prieto drums

1 Vieques
2 Walking Batterie Woman
3 Peace
4 Footprints
5 Utviklinsang
6 In a Sentimental Mood
7 Well You Needn'T

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おちついた m・vinding-j・ fischer / over the rainbow

2006-06-15 21:29:58 | 聞いてますCDいいと思う
ギターの好きな人はたくさんいるいるし、私も結構ギターのアルバムを持っている。特に追っかけて買っているわけではないが、ショップで急に欲しくなったり、ベースやピアノとセットになって増えてくる。このギタリストもベース買いのアルバムで特に知らない。39歳でそろそろ中堅であるが、ここではあくまでジャンゴ・ラインハルトの影響を見せる落ち着いた演奏になっている。ギターとベースはあくまで互いのパーソナリティを尊重する形で進む。曲も全て有名曲で素材の意味合いが強い。1曲目私の好きな映画のMASHのテーマ曲で美しい曲とあいまって心和む始りになっている。ただデュオとして,冒険に欠けるところがあって後半少しだれる。エレキを使った最後のダニーボーイで締まって終わる。
ベースを主として聞いていると良しであるが、ギターを主と思うと少しさびしい。ギターが若さをもうすこし出して欲しいとおもう人が多いはずだ。

mads vinding・jacob fischer / over the rainbow

mads vinding bass
jacob fischer guitar

1 mash
2 all god's children got rythm
3 over the rainbow
4 softly as in a morning sunrise
5 love for sale
6 polkadots and moonbeams
7 waltz in A minor
8 come rain or come shine
9 jeg ser de bogelyse oer
10 dannyboy
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ああ何を書いて良いのやら Sai Ghose / Finger and Toes

2006-06-13 20:40:42 | 聞いたけどCDどちらでも
ああ何を書いていいのやら
わが息子大学3年ですが、小学校の頃からずっとサッカーをやっていて体育会です。ミッドフィルターとしてプレースタイルは中田英寿似といわれてきました。親として息子の追っかけとヒデの応援を十数年してきて楽しい思いをたくさんしましたが(県優勝)、先が短くなったと感じてきました。サッカーの見方も変わっていくでしょうね。気分落ちてます。落ちついでに落ちます。 
SJ誌の山本隆氏のレヴイーコナーでピアノSai Gohseの新作がハクエイ・キムの曲にそっくりだと書いてあった。ハクエイのサポーターとしては確認しようと思ってショップヘ行ったのだけどそのCDは見あたらない。頭のおかしなサポーターは同じ人だからいいやってんで、このアルバムを買ってしまうのでありました。
それで聴いてみると確かに1曲目の曲の入り方、バッキングの低音がにているといえばにている。でもそう思って聴いているんだから。2001年録音のこのピアニスト、今のハクエイと比べるのは酷です。トーン、タイム、ハーモニー、メロディと差は歴然です。2曲のスタンダードも残念ながら凡庸です。下手とはいいません。でも聴いていて誰の影響と考えてもうまく見つかりません。思いついた名前がD・ブルーベック。でもこれはスタイルと言うよりか別の理由でしょう。困ったと思いながらたどり着いたのはT・フラナガン、R・ガーランドの軽いやつ、ああ何を書いて良いのやら。

Sai Ghose / figers and toes

1 The Changing Table
2 You Don't Know What Love Is
3 Sippin' Bailey
4 Lifeforce
5 Super Saucer
6 Green Dolphin Street
7 Fingers and Toes
8 A Father's Hymn
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言いたいことはこちらの事 DAG ARNESEN / Time Enough

2006-06-13 08:56:58 | 聞いてますCDいいと思う
このところ若いピアニストが脚光を浴びることが多いし、結構な事である(年寄りクセー)。そうすると、ピアノタッチだ、タイム感だ、ハーモニーだとテクニックに目(耳)がいってしまう。このアルバムはそっちに行かない。
ピアノは1950年生まれDAG ARNESENという人。ベースはいつの間にかアルバムがたまった1960年生まれのTERJE GEWELTで安心して聴いていられることうけあい。ドラムは1955年生まれのPAL THOWSENで周りを気遣う力抜群。もうここまで書くと何を書こうとしているか解ってしまう。
ここには、すばらしいテクニックがあるが、それがあからさまに顔を見せない。気を引こうともしない。聴いたことの記憶が美しく残っているようなピアニストの自作曲が、しっかりとJAZZとして演奏される。感性はみずみずしく、音つくりはまじめなのである。いかにもピアニストの曲と演奏を大切にする事に、いくぶん若いベースとドラムが心を遣っている。私より若いミュージシャンが多くなった今、このメンバーの演奏は、私には優しくて喜びがある。

DAG ARNESEN / Time Enough

DAG ARNESEN piano
TERJE GEWELET bass
PAL THOWSEN drums

1 WOULD I?
2 TRIO Ⅱ
3 MADAM FELLE
4 STRIPEN
5 THE AUNTS
6 VIEW FROM A MOUNTAIN
7 THREE EACH
8 TIME ENOUGH
9 LINE DOWN
10 TIL JENS
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正確無比 msrk aanderud / trio'02

2006-06-11 17:23:44 | 聞いてますCDいいと思う
CDショップで何も知らずに購入したアルバムです。こうして聞き返すまでイタリアのミュージシャンだと思っていたのに、ピアニストはメキシコの生まれです。ベースはチェコのプラハ、ドラマーがボヘミア生まれでアルバムはチェコのレーベルでした。1曲目クラシカルなピアノソロでこれで最初からイタリアに間違えました。2曲目リズムが入ってくるところがカッコよいです。入ってきたベースのウォーキングラインがはっきりしていて、この良さ最近あまり聞きません。そんな耳で、ついついベースに気が行きますが、これがすごい。ピアノとユニゾンになる場面など全くずれないし、5曲目のアルコもJAZZでこのアルコ聞いたことありません。9曲めの刻むリズムと音程の正確さ無比です。低音部の音の伸びも気持ちがよいです。
これでJAZZ的歌心がもう少しあると、引っ張りだこのベースになると思うのですが。ピアノもクラシカルで上手です。全曲ピアニストの曲でちょっと繰り返しのメロディが多いのでしつこいかもしれませんが、気になるほどでありません。
ベースがすごいので調べたら2004年にピアノとドラムが変わって同じARTAというレーベルから“Keporkak”というアルバムが出ていました。クジラのシッポジャケットです。
誰か知りませんかね。探してみようと思います。欲しい。

trio'02

mark aanderud piano
vit svec bass
pavel razim drums

1 Prologue
2 Dark Places
3 New Moring
4 Just Like Home
5 Frozen Drops
6 Song For Malika
7 Sambamba
8 Three For Kenny
9 Buenos Dias Con Samba
10 Epilogue
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