JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

誤解されやすいんです。 today / JACOB KARLZON

2008-10-07 21:33:42 | 聞いてますCDいいと思う


アレックス・リールのトリオにチャーリー・マリアーノがフューチャーさてたライブ・アルバムでのピアノが結構良いとおもいました。
この人のアルバム、ピアノ・トリオで中古屋さんで結構あっていました。
それでも、なぜかe.s.t.のまね(聴いたことないけどジャケから)みたいにおもって敬遠していましが、聴いてみたくなってこのアルバムを拾ってきました。
なんとも怖そうなアルバムです。

1曲目、“Nardis”をゆったりとはじめると、こんな攻め方があったんだと思うなかなか面白い演奏です。
2曲目も“Yesterdays”なかなか面白いアレンジでテクも見せながらガシガシと弾いてくれます。
3曲目は美しいタッチのオリジナル、ジャケからはかなり欠けはなれたやさしい感じの曲です。フレーズも変化がありあきません。
4曲目“If I Should Lose You”もただスタンダードをストレートにといかせずひねりを充分いれてきます。安易に聴いていた最初はここら辺から、何だ何処へ行っちゃうんだという感じになりましたが、2回目踏みとどまってきわどくエンディングします。良く聴いていないと誤解を招くぎりです。
すると5曲目が“Bye Bye Blackbird”もしっかりと意表をついた始まり方でした。意外と繊細な音と面白いタイミングで生で見ていたら結構楽しそうです。ベースのMattias Svenssonのソロもぎりセーフですが、この曲をこのアレンジではちょっと長い感じはあります。
6曲目のベーシストの短いソロから7曲目スェーデンの賛美歌を弾くJacobのこの感じはこの人の1つの魅力のようです。
9曲目“'Round Midnight”飛んでるラウンドでここまでは行かなくてもいいかなと思う。これもちょっと長い、上手くてタッチも良いけど、アリャと思わせるところがあるような、
その目つき誤解されちゃうぞ。

today / JACOB KARLZON

Jacob Karlzon   piano
Mattias Svensson bass
Peter Danemo drums

1 Nardis
2
3 Bubbles
4 If I Should Lose You
5 Bye Bye Blackbird
6 Introduction to a Hymn,
7 Sorgen och Gladjen
8 In Your Own Sweet Way
9 'Round Midnight
10 Goodbye
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水の中の絵の具が Alice In Wonderland / Olivier Antunes

2008-10-06 21:42:11 | 聞いてますCDおすすめ


オリヴィエ・アントオゥネスのアルバムは録音時期がひっくり返った「Introducing Olivier Antunes」と次のM&Iのアルバムが続けて出て、混乱したことを記憶していますが、そのオリヴィエも中堅のような落ち着きがでてきました。
前作とだいたい路線はおなじようですが、マシュマロの凝り性のところがこちらは凝縮度が上がった感じです。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20071212

1曲目“Nature Boy”の少ない音でのメロディーは、リズムとハーモニーが一体となることで曲が出来あがったような、イェスパー・ボディルセンがリダーでステファーノ・ボラーニがピアノの名盤「Mi ritorni in mente」の各人のソロでぐいぐい引っ張る“Nature Boy”と対を成すような名演です。
3曲目“Alice In Wonderland”は名手が軽やかなリズムを取り、オリヴィエがストレートのメロディを弾くと、澄んだ水をどんどん加えても、その中で漂う絵の具の線は少しも滲んでいかないような世界が広がります。
4曲目はよりはっきりした軽やかなリズムにメロディをのせる上手さが光ります。
5曲目、幽玄なハーモニーのなかつづられる“The Peacocks”のなんと美しいバラッドのことか、生できいたらジンとくる思います。
続く“Dear Old Stockholm”がライブだったら、これと同じく続けて演奏して欲しいと思う変化で、探るようだった静のピアノフレーズに今度は生気とリズムが少し加わってJAZZの演奏変化の楽しさです。
続く7曲目の“My Foolish Heart”は聴くものにうったえかけるようなやさしさが加わって、JAZZって、とってもやさしい心を伝えるものなのだと感じさせる演奏です。
この5曲目から7曲目に続く曲のながれがライブハウスにいるような気持ちにさせてくれます。
の後の3曲もどれをとってもなかなか良い、文句をつける気はもうとうありませんが、1曲ぐらい激しくヒットしてもとおもいますが、これはアルバムコンセプトとオリヴィエらしいところで、これで良いとおもいます。
あえて言うならば、アルバムタイトルをよくある“Alice・・・”でなく“The Peacocks”にした方がもっとこのアルバムらしく思うのだけれど。


Alice In Wonderland / Olivier Antunes

Olivier Antunes(p)
Jesper Bodilsen(b)
Morten Lund(ds)

1.Nature Boy
2.I Could Write A Book
3.Alice In Wonderland
4.I Love You
5.The Peacocks
6.Dear Old Stockholm
7.My Foolish Heart
8.When Lights Are Low
9.Stolen Moment
10.All Of You
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博多のコルトレーン  BALLADS OF JHON COLTRANE

2008-10-05 20:32:25 | 聞いてますCDおすすめ


すみません、博多のコルトレーンではありませんでした。
ただ私が博多にいてコルトレーンを聞いているだけなのです。
博多でコルトレーンアルバムを聴いた私の思いが正解でした。すまぬすまぬ(ここのところいろいろ方面に謝っている。)
実はJAZZ関係の方の方には不明かもしれませんが、自分の不注意から足に大きなダメージを受けきちんと動かなくなってしまいました。
ところが前からの約束もあり、松葉杖で1泊の出張に博多にやってきたわけです。
今度の不注意で持病が悪化し、このまま松葉杖の生活になるのか、そのときには精神が付いていけるのか、または大腿骨頭壊死は実はなく、心配する必要がないのか判断がだんだん近づいてきているのです。
一緒にきたフォローしてくれる人とちょっと一杯やったあと、コルトレーンがじっくりと横にいてほしいのです。
この博多で足の運命を待ちながら過ごす夜、コルトレーンを聴いています。
1961年から1965年までのコルトレーンのバラッド演奏を集めたものですから、アルバム独自の話はありませんが、あの有名なバラッドというよりこちらは、かなり力強いバラッド集でコルトレーンのバラッドの一面をしっかり集めています。
さてアルバムのデーターは記入しますのでそちらを見てこのアルバムを判断ねがうとして、私としても好きなアルバムです。
1曲目と2曲目は1963年4/29同日録音で2曲目は「The definitive Jazz Scene」におさめられていたもの。
1曲みのゆったりとしたテナーの歌心はこの前の録音がJonny Hartmanとのアルバムでつながっている感じです。あのアルバムも好きだった。
2曲目の“DEAR OLD ・・”はバラッドというよりかコルトレーンは思索的にフレーズを紡いでいく力強い演奏です。
3曲目の“GREENSLEEVES”は最初シングルで発売されていたもの。
4曲目は大好きな“NATURE BOY”で“NEW WAVE For JAZZ”というアルバムのものが大好きですがこれもなかなかです。
5曲目はアルバム「Transition」からの“DEAR LORD”でこのようなやさしくソフトに歌いかけるコルトレーンも又楽しい、硬くなっている心が溶けていきます。
6曲目はアルバム「Kule se Mama」から“Welcome”でとても良く聴いた思いがある演奏です。タイナーの音をちりばめたピアノとゆったりとしたトレーンのトーンがこれがトレーンのバラッド、落ち着きを求めている心が必要とした演奏です。
最後は1963年New Port Jazz Festivalでの演奏でドラムスの音が悪いのですが、ホーンの音は凄い。
心は落ち着いてきて、コルトレーンが鎮静剤として使えることをしりました。
実はこの記事の曲については出張から帰ってきて付け加えています。
今日も松葉杖です、どっちに転ぶか自信がありません。
コルトレーン様・・・・。

BALLADS OF JOHN COLTRANE

1 AFTER THE RAIN
2 DEAR OLD STOCKHOLM
3 GREENSLEEVES
4 NATURE BOY
5 DEAR LORD
6 WELCOME
7 I WANT TO TALK ABOUT YOU

1.2 John Coltrane (ts),McCoy Tyner(p),Jimmy Garrison(b),
Roy Haynes(ds) April 29,1963
3 John Coltrane (ss)McCoy Tyner(p),Reggie Workman(b),
Elvin Johne(ds) February 17,1961
4 John Coltrane (ts),McCoy Tyner(p),Jimmy Garrison(b),
Art Davis(b),Elvin Jones(ds) February 17,1965
5 John Coltrane (ts),McCoy Tyner(p),Jimmy Garrison(b),
Roy Haynes(ds) May 26,1965
6 John Coltrane (ts),McCoy Tyner(p),Jimmy Garrison(b),
Elvin Johons June 10,1965
7 John Coltrane (ts),McCoy Tyner(p),Jimmy Garrison(b),
Roy Hsynrds(ds) live at the Newport jazz festival 1963

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あれからの事と突然のこと 10

2008-10-04 21:42:05 | 大腿骨頭壊死
「以下の記事の内容は全て正しい診断によるものか疑問が生じました。お読みになる方は2008年10月25日の記事を一度参照されるようお願い致します。」

このblogのカテゴライズの中に足の病気についての事がありますが、そのことに付いてはずっとふれていません。久し振りに事が起こったので書いてみます。いつもと違うので飛ばす人は飛ばしてくだい。
大腿骨頭壊死といわれて2年半以上が経ちますが、いたい膝は悪くなったといえばその気がしないでもないし、変わらないといえばかわらない気がします。
ですから経過観察といっている病院にも1年以上いっていませんし、熱心だった加圧トレーニングも最近では思いだしたように加圧バンドを巻いている程度です。
お酒も結構いただいて、どう考えても良い患者ではありません。
それでも結構いろいろなところに出かけたり、ここの他の記事の様にノーテンキなオバカな事をしています。
治りはしないものの、このような生活をこのまま続けられたらと思っていました。

それが突然断ち切られるような事態となりました。
膝の動きが悪いのと寝起きのぼけで、階段を踏み外し5段ぐらい落ちてしまいました。
30分ぐらい経つと、悪寒が走り足が地に付けなくなってしまいました。
大腿骨頭壊死症の患者さんに医師が転ばないようにと良く言っています。骨の圧潰が転ぶことによって起きるからです。
一度圧潰が起きてしまえばもう元にはもどりません。
私は膝の壊死なので(今回膝の場合は大腿骨頭壊死とは言わないと医者にいわれた。前には膝の場合もあるだったのに。)股関節の方は心配はするものの、検査も何もしていませんでした。
大腿骨頭の方も潰れてしまったのでしょうか。
取り合えず、救急でレントゲンを撮ってもらい骨折のないことを確認しましたが、全く良くなりません。
足もどんどん動かなくなり、骨頭壊死症の専門家のいる病院にコンタクトを取っておこうとレントゲンの診断をうけ、でもこちらは普通の診断ですので、レントゲンでは骨頭も大丈夫そうといわれました。
貼り薬と痛み止めを貰いましたが、とても足は付けない、松葉杖の行動はそれまで出来ていた事を全て否定しました。
屑籠にゴミを捨てることもできない、両手は杖でふさがるので物を持つことが出来ません。
グラスを出してくることも出来ない、そのような事より、朝刊を取りに行けない、外のゴミを出すことも、蛍光灯を換えることも、屋根裏の秋ものを出すことも、休みの日の掃除機も、料理も全て出来なくなってしまうのです。
良く行くJAZZCDの中古屋さんは狭い階段の先ですし、中古を仕入れて行く中華屋さんも地下で、そこで一杯なんて事もできません。
そんな暗くなっている気持ちのなか、オクサンは着替えをそろえてくれたり、顔色一つ変えずに重いゴミをだしにいったり、これからどうなるのでしょう。

ただ暗澹たる気持ちのなか考えていることがあります。
もしも股関節の骨頭が潰れているのであれば、今後ずっと続く痛みであり、そのことは他の壊死の人の掲示板でよく理解しています。だからそうであればそれは付き合っていかなければいけない痛み、ただの打撲であれば、そのようなものはいつか解決するのだから痛くても静かにしていることはない。
そう思って翌日から松葉杖で仕事を始めました。さすがに疲れ果て、又段々と足が痛くなり、家に帰り着いたときにはうめき声がでてしまいます。
それでも1泊の出張に行くことにしました。
本当のことを言えば、骨頭が潰れているのでなく、ただ腰を打っただけと思いたくて無理しているだけなのです。
出張の朝は右足を下ろす事ができました。これからどのように変化するのでしょう。

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大人になって BEYOND THE CIRCLE / Jean-Christophe Cholet

2008-10-01 20:27:09 | 聞いてますCDいいと思う


いろんなところで評判が良いので聴いてみました。
リズムはティエリー・ラングとずっと演っているベースHeiri Kanzigとふるいアルバムで叩いているMarcel Papauxの強力部隊です。
初めて聴くかと思っていたら、同じメンバーの前作記事にしていました。
結構硬質、強い主張で学生の弁論大会の様で良いのだけれど一寸きついと書いていました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20061109
今回それがそソフトになって、大人になった感じです。
奏者3人の名前を冠したピアノトリオはスイスでずっと一緒に演奏しているのでしょうか、とてもコンビネーションの整った演奏です。
1曲目ヨーロッパ風のでだしですが、フリーっぽくなっても、しっかりした主張があり2曲目ピアノのアドリブも芯のあるフレーズです。
3曲目、非4ビートで情景描写の様な演奏です、前作にこのような演奏有ったでしょうか。
5曲目、大変美しいピアノからベースソロが重なっていくとても良い曲です。
“Somme song”っていう曲名ですが、ベースのフレーズ、ジャレットのMy Back PagesでのC・ヘイデンのベースみたいです。Somme songってこのことじゃないでしょうか。
6曲目は一変してギミックをいれたロック調の曲でアクセントになってます。
7曲目、雰囲気のあるピアノの響きとフレーズがとてもモダンな曲です。
10曲目、アルコのベースの上に静かなピアノの情景描写、ピッチカートにしたベースの低音とピアノの高い音関係が美しい。
11曲目はハクエイの最初のアルバムの曲に似ています。フランスで4つ星を取ったアルバムですから聴いているかも知れないなどと想像してしまいます。
12曲目は静かにトラデショナルみたいなエンディングです。
前作とずいぶん雰囲気の変わったアルバムですが、大人になったこちらの方が好みです。

BEYOND THE CIRCLE / Jean-Christophe Cholet

Jean-Christophe Cholet(p)
Heiri Kanzig(b)
Marcel Papaux(ds)

1. Beyond the circle
2. Contre sens
3. Exercice
4. Morgan Lynn
5. Somme song
6. In Flagranti
7. Indian's step
8. Melopea
9. Monte Grona
10. No concertation
11. Rek Rap
12. Pabl

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