JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

「第9地区」 のエビ野朗

2010-08-13 11:45:23 | 映画


本来ならば日本にいないはずなのに、仕事が計画通り進まないので、なんだか落ち着かない夏休みを過ごしています。
DVDの機械が壊れてしまったので、ブルーレイレコーダーを導入しました。
どんな具合か1枚レンタルしたのが、オクサンは絶対見ないこの映画です。

ニール・ブロカンプという人のSF映画、ブレード・ランナーに匹敵するなんて書いてあるから借りてみました。

まずは想像も着かない世界の始まりで、その異常な世界には夏休みには向いている別世界です。
南アフリカ上空に現れた飛行物体から出現したエイリアン、長時間っ空間に飛行物体をとどめる能力がある生物の一部がこれとは、まず違和感がありますが、ドキュメンタリー形式の画面が面白い。
でもこのエビ野朗ろくなものじゃない。
これまでにないSFスチュエーションがいいのでしょう。スピルスバーグとトム・クルーズの駄作「宇宙戦争」ではエイリアンを隠しましたが、こちらは逆で驚きました。
エイリアンの存在を社会問題みたいに扱い出して面白い展開でしたが、主役が決まって話が進むうちにだんだんと人情ものみたいになってきて、最後は普通のSF映画でした。
「そうなんだ、そうなっちゃったんだ。」というのが感想でもちろんブレード・ランナーの名前を出すのは大問題だとおもいました。

酔っ払ってみていたので、最後を再確認してTVをCATVにすると、若いソニー・ロリンズがコンサートしています。増尾君がギターを弾いて、デジョネットがドラムを叩いています。
アンコールで吹いているの大好きな曲だったのに曲名を度忘れ、部屋に戻って調べれば「アルフィーのテーマ」でした。
かなりぼけてきました。

刺激を求めてこれから出かけてきます。
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貴殿はバリー・ハリスを持っていますか Live in RENNES / BARRY HARRIS

2010-08-11 18:12:57 | 聞いてますCDおすすめ


ショップに立ち寄ったらバリー・ハリスの新しいアルバムがありました。
なんとも懐かしい、貴殿はバリー・ハリスのアルバムを持っているでしょうか。
私はあのジャズ・ワークショップとケニー・バロンとのディオぐらいですが、なんだかひらめくものがあり買いました。
2009年10月のジャズ・フェスの模様ですが、なんとフランスのPLUS LOIN MUSICからで、アルバムには豪華なカタログ付きでした。
パラパラめくればいくつか持っているアルバムがありました。

バりー・ハリス、このコンサート、このとき年80才であります。今年なくなったハンク・ジョーンズさん(没92才)よりかはずっとわかいのですが、でも素晴らしい年齢でいらっしゃる。
ハンクさんの最後のアルバムもきになりますが、なんか急にこちらが聴きたくなりました。

アルバムには20曲というラインナップが書いてありますが、とにかくピアノ・トリオで淀みなく続く音楽、そこにはピアノの前にずっと坐り続けた達人が、変わらずに坐っているような、音が沁みているような演奏です。

かってB・パウエルの演奏の関連付けで語られたのでしょうが、このアルバムは、ピアノの前に坐る一人の老人の世界なのです。
5曲目“A TIME FOR LOVE”から6曲目“MY HEART STOOD STILL”にいたる優しいピアノの音色とゆったり連なる演奏、そしてインリズムに転換する機微、魔法にかけられているようです。
6曲目でベース・ソロが入りますが、ここは精鋭な激しいフレーズの必要はありません。ドラムスも一緒で、これはバリー・ハリスをいかにバック・アップするかに努めていて、それは逆に気持ちよく感じます。
途中のバーリー・ハリスのMC、8曲目などは、まるでおじいちゃんが、周りの人と語りながら舞台を楽しんでいます。
ゴチャゴチャいいながら曲を弾いてしますのも、余裕なのです。
そしてしっかりモンクのことを語った後の演奏“RUBY MY DEAR”はモンク天からおりて(だから天使みたいに優しく、でもモンク)来た様です。
12曲目はもう一つ横にいるデユーク・エリントンへのハリスの曲、これらがハリスのコンサート、ハリスしか出せない雰囲気かも知れません。
そのあとも続いてモンクなのは、このピアニストがとても尊敬していることがわかります。

16曲目“TEA FOR TWO”の昔のハリスを思い出す演奏に、次は“NASCIMENTO”コンサートの終わりの方に演奏するおなじみのノリで観客も楽しそう。残念ながらここはフランス、レンヌなので「ニューヨーク」とは声はかかりませんでした。

最後のPERKER's Moodを弾いて終わり、アンコールに入ります。
アンコールはガーシュインの“EMBRACEABLE YOU”に触発されたヴォーカルを聞かせる、“EM BARRY-HSRRIS-ABLE YOU”というユーモアたっぷりなのに、とても美しい演奏で素敵です。

聴き終わってみれば、尊敬するピアニストに対しての深い愛と楽しさが詰まった演奏で、このライブ、居られた方はさぞかし素晴らしい思い出になったでしょう。

1 She
2 Barry Harris
3 All God's Chillun Got Rhythm 
4 I'll keep you Loving You 5 A Time for Love
6 My Hear stood still
7 Barry Harris
8 6,5,7,3
9 Barry Harris
10 Ruby my Dear
11 Barry Harris
12 To duke with Love & Prelude to a Kiss
13 Off Minor
14 Light Blue
15 Barry Harris
16 Tea for Two
17 Nascimento
18 Parker's Mood
19 Barry Harris
20 Em-Barry-Harris-Able You


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50円で大当たり  To My Heart / Bob Belden

2010-08-09 22:29:16 | 聞いてますCDおすすめ


たまたま立ち寄ったショップが弊店だそうで、ファイナル・セールと銘打って一枚50円でCDを販売していました。
JAZZのCDはない状態でしたが、たまたまジャケが記憶にあった一枚を拾いました。
これが大正解、1991年にBob Beldenがスティングの曲をカバーするプロジェクト作品です。

ダイアン・リーヴスのヴォーカリーズのイントロから、2曲目力強いリーヴスの歌、短く入るジョン・スコのギターが効いています。
3曲目、ペットのTim Hagansと荘厳なアレンジは一寸ギル・エヴァンスを思い出します。
4曲目はラテン・リズムに哀愁味あるサックス・アンサンブル、このアルバムまずアレンジがしっかりしていて、そこになかなか素晴らしいソロが入ってくるというパターンです。
5曲目はソウルフルなヴォーカルにブルージーなBoby Watsonのアルト・ソロこれもなかなかです。
6曲目、切れ味たっぷりのメチャクチャかっこ良いピアノはJ・カルデラツィオ。
7曲目はベースのクルス・ミン・ドーキーも自分のアルバムで演っていたこの曲“Every Breath You Take ”好きです。
こちらはドゥー・ワップが入って、Kirk Whalumのアーシーなテナーが良い感じ。
8曲目はRick Margitzaの音色が美しい。
9曲目はJhon Hartのプログレッシブなエレキがと、曲とアレンジに良いソロが纏まって、これは楽しいアルバムです。
1991年の時代に縛られた風でもなく、ギル・エバンス風のアレンジを施しながらでも重くなく問えもアレンジとソロのつりあいが取れた楽しい作品でした。
50円でこれに出会えたのは、大当たりです。


To My Heart / Bob Belden

Produced by Matt Pierson
Recorded on Dec. 1, 1989, Aug. 19, 1990, May 6 & 9, 1991
Arranged by Bob Belden

BOB BELDEN ENSEMBLE:
woodwinds :
Chuck Wilson (fl,a-fl,cl)
Mike Migliore (piccolo,fl,b-fl,as)
Tim Ries (b-fl,ss,ts on 10.,brs on 05.)
Rick Margitza (ts on 03.06.)
Ron Kozak (fl,wood-fl,b-fl,english horn,b-cl)
Glenn Hagans (brs)

brass :
Tony Kadlek (lead tp)
Jim Powell (tp,flh)
Tim Hagans (tp)
Peter Reit (frh)
John Fedchock (tb)
George Moran (b-tb)
Bob Stewart (tuba on 01.02.05.11.)
Marcus Rojas (tuba on all others)

rhythm :
John Hart (g)
Joey Calderazzo(pf on 03.04.06.08.)
Marc Copland (pf on 09.10.)
Kevin Hays (Fender Rhodes on 09.,pf on 11.)
Bob Belden (synth on 01.02.)
Doug Hall (synth on 03.08.09.)
Adam Holzman (synth on 07.)
Pat Rebillot (Hammond B3 on 07.)
Darryl Jones (el-b on 01.02.07.11.)
Jay Anderson (b on all others)
Dennis Chambers (ds on 01.02.07.11.)
Jeff Hirshfield (ds on all others)
Abraham Adzeneya (talking drum on 01.02.07.)
Ladji Camara (hand drums on 01.02.07.)
Jerry Gonzales (perc on 04.09.10.)
David Earle Johnson (perc on 04.09.10.)


Solist :
Dianne Reeves (vo on 02.)
John Scofield (g on 02.10.)
Billy Childs (pf on 02.)
Tim Hagans (tp on 03.06.)
Rick Margitza (ts on 04.08.)
Fareed Haque (g on 04.)
Jerry Gonzales (congas,timbales on 04.)
David Earle Johnson (congas on 04.)
Phil Perry (vo on 05.)
Bobby Watson (as on 05.)
Benny Green (pf on 05.)
Jeff Hirshfield (ds on 06.)
John Hart (g on 06.09.)
Joey Calderazzo (pf on 06.)
Mark Ledford (vo on 07.)
Kirk Whalum (ts on 07.)
Ron Kozak(b-fl on 08.)
Jay Anderson (b on 08.)
Tim Ries (ss on 09.)
Bob Belden (ts on 10.)
Jim Powell (flh on 10.)
Marc Copland (pf on 10.)
Jimi Tunnell (vo,g on 11.)
Kevin Hays (pf on 11.)
Dennis Chambers (ds on 11.)


1. Introduction
2. Wrapped Around Your Finger
3. Roxanne
4. Straight To My Heart
5. Sister Moon
6. Dream Of The Blue Turtles
7. Every Breath You Take
8. They Dance Alone
9. Shadows In The Rain
10. Children's Crusade
11. I Burn For You
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50円くじ引き  3勝1敗2引き分け

2010-08-08 21:58:40 | その他
さて残暑お見舞い申し上げますという季節になったようですが、残暑ではないですね。
まずはちょっと暑中お見舞いです。



お暑い日々が続いています。お体に充分注意してお過ごしください。

老人は温度の認知も弱く、それをコントロールする知識もなく熱中症になること多発しています。
管理の行き届いたところに住んでいる年老いた母親も、ちょっと熱中症手前になって締まった連絡がありました。部屋を閉め切っていたみたいで、普段は窓を開けているのに、なぜそのようにしたかはわかりませんが、クーラーを使ってもらいたいと依頼がありました。
部屋のクーラーは何年も使ったことのないもので、今日は新しいものへの工事に立ち会ってきました。

いつも楽しみにしている、廊下の窓辺にディスプレーされた風物詩です。

どなたが飾られているか知りませんが、とってもうれしくなってしまいます。

お昼は古都方面に車で走ると新しい蕎麦屋さんがあったので、そこでいただきました。
結構良いので驚きました。




二日前に何ヶ月かに1度ぐらい行く郊外のUに行きますと、弊店だそうで、セールをしていました。いつもあるJAZZのコーナーはなくなっていましたが、展示されている中古CDは全て50円だというので、まるで知らないアルバムをあさってみました。
一枚だけ、きっちりJAZZでこれはというのがありました、それ一枚だけというのも面白くない。
昔、駄菓子屋さんでくじをひいてあたったらこのオモチャというのがありましたが、その感覚、私の直感のあたり、はずれを楽しむような気持ちで6枚拾ってきました。



皆さんも1枚は知っているかもっ知れません。Bob Beldenがスティングの曲を演奏するプロジェクトで、これは別で紹介したいほどなので取っておきます。

左上は“Espana Tiene Sabor”というおじさんたちのスパニッシュ、ポップというところですが結構いい。4曲目”Lkoraras”というのが西城秀樹の“いとしのローラ”にそっくりで笑います。

その隣はアコーデオン曲集、それもザ・ベスト・アコーデオン・オブ・パリスですからこちらは内容は想像通り。アコーディオンもいつも聴いているのと随分奏法が違うようで、この曲調はと惑いますが、1曲気に入ったものがありました。

その隣は“TRILOGIA ANCESTROS”とありジャケはアフリカの地図が載っていて、ちょっとボナの歌的なところもある、アフリカの風でしょうか。
インストがjazzてきなところあり、2曲目はテナーソロがいい味ですし、3曲目のシンセの始まりから女性たちのコーラスになるあたり、ザヴィヌルをシンプルにしたような美しさがあり、これは驚きました。
ここまでは2勝1分ぐらいです。

下段の左は大当たりの知っているアルバムなのでこれはのぞきます。

その隣が湯川れい子さんがプロデュースをして、ポール・ウインターと永年の活動をっしているスーザン・オズボーンという人が日本の歌を英語などで歌ったものです。
アレンジが気をてらって面白くないし、音程もいまいて、これは残念です。

最後はブルーノートから出ているのでひりいましたが、知っている人多いかも知れません。ラップのUs3というグループのアルバムだそうで、普段はまるで聴かない音楽ですが、1曲目、トローンボーン・ソロなどはJAZZですが、グループは3人でサンプリングをつかっているのですね。この曲は60年代後期のオルガン奏者RY-ベン・ウィルソンのデヴューアルバム「オン・ブロードウェイ」からの曲“ロニーズ・ボニー”をサンプリングしてできた今日のようです。
ちょっと聴いているとどうだかと思うので、ヘッドホーンを付けて大きな音で聴けば、ソロの部分にJAZZが出るし、4曲目でハンコックのこれ、聴いたことありました。
という事で、いつ聴いたらいいかわからないところがりありますが、夏休みの最高に酔っぱらっている時にもう一度聴いてみたいと思います。

という事でこのくじ3勝1敗2分けという感じで、全部で300円、サマー・ジャンボの一枚分でした。
(あちらには、もっと真剣に賭けています。)


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極秘制裁  ブライアン・ヘイグ  平賀秀明訳

2010-08-07 21:40:17 | 


中国に出張に行った折に持っていった文庫です。
行く前に図書館で借りて、かなり好調な出だしでしたが、結局持ち帰ってしばらくして読み終わりました。

著者はレーガン政権時の初代国務長官ヘイグ氏の子息、氏自身も軍隊に身をおいていた人です。
内容はユーゴスラヴィアのコソヴォ自治州で、合衆国陸軍特殊部隊がセルビア人35名を虐殺したという疑惑が持ち上がり、陸軍法務官らが内容を追求するストーリーです。

読み進むうちに、世うんだことがあるのではと何度か思うのですが、それはアメリカ軍が虐殺を行なったを描いたネルソン・デミルの「誓約」にある点共通点が多いからだったのです。
随分以前にそちらは読んで、デミルの大ファンになった本でした。

こちらの主人公ジョージ・ドラモンド氏は芯は歩けどかなり軽い感じ、ユーモアたっぷりな表現に、恋の雰囲気まで溶かして、かなり面白い本でした。
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イタリア・ハード・バップの向こう側 the Round About / sound advice

2010-08-06 21:52:27 | 聞いてますCDおすすめ


Luca Manntza(p)とMax Ionata(ts)のコンビのアルバムは今人気で結構ありますが、Andy Gravish(tp)の入ったグループ“sound advice”のセカンド・アルバム、人気者になってどのような演奏でしょう。

50年、60年代のアメリカ、ハードバップへのオマージュが、現代イタリア・JAZZの動向みたいに思われがちですが、このアルバムそこを越えた安定したオリジナルです。
2曲目“mami”、ミュートのペットとテナーの作る世界はハード・バップとは関係なく、モダンなそしてNYとも違うJAZZを醸造した素敵なヨーロッパ(イタリア)ジャズなのです。
3曲目もこれは、ミュージシャンが作る独自の世界、強いピアノに安定したテナー、そこにミュートのペットがラインを作る、これって、全く独自のサウンド(各国似たことは起こってますが)ではないでしょうか。
その意味で、このLuca MannutzaとAndy Gravishのグループ、目が離せない思います。
4曲目、イオナータもグラヴィスもルッカもバップ・スケールに長けているので、流れはバップですが、これはとてもモダンな演奏、日本のあそこある模倣演奏との違いが、この曲にはっきりと出るのです。
5曲目、Gravishのペットはとてもストレートで爽やかです。グループでバップを演奏しようとすると、少しくすんだ感じが出てしまいますが、このグループ、とても軽やかにそこを転換しています。
ここでのルッカのピアノ・ソロ、真摯なフレーズがあるれているのです。
そして6曲目“Jungle Juice”はホレス・シルバーの曲、これはブルーノートのサウンドを思い出すしゃれた演奏。ここではもう一人のルッカのベースソロもグルービーです。
7曲目も感じは引続いて、イオナータのソロがが豪快で、形態はハードバップですが、それを超えた感じを受けるのです。
最後はイオナータがSSを吹く静かな終わり方。

the Round About / sound advice

Luca Mannutza (p)
Andy Gravish (tp, flh)
Max Ionata (ts,ss)
Max Bulgarelli (b)
Marcello Di Leonardo(ds)

1. Round About
2. Mami
3. Night Thoughts
4. Hi Fi
5. 21 Marzo
6. Jungle Juice
7. Turning Tables
8. Two Little Dogs

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渡辺貞夫&the yong lions at Mingus in Fukusima

2010-08-04 23:21:10 | サポート中、ライブ


この記事を缶ビール片手に新幹線の中で書いています。
ヘッドホーンからはハクエイ・キムのデビュー作「Open The Green door」が流れています。
このアルバムが出たのが2005年今から5年前、ハクエイ君との出会いの年でした。
小さな小屋から始まって、初めて新宿“J”に出るからと、告知されて出かけたり、オーストラリアの朋友を呼んでのライブや大隅寿夫さんとの全国ツアーの最初と終わり、、トライソニークの立上げとポイントの応援をしてきました。
仕事の少し疲れているmonakaですが、今日は元気を分けてもらおうかと福島に向かっています。
日本のJAZZの絶対的な先導者としての渡辺貞夫が若手と共演するライブ、「渡辺貞夫&the yong lions」で、重鎮に挑戦する若者の勇気と力を感じに行くのです。
そうゆうことなら、ビールなどのまず二襟を正しなさい。
“ハイ”でも今日も暑かった。

福島駅前のホテルに荷物を置いて、6時開場ですから、その前ちょっともう一杯、20分ぐらいに開場の“ミンガス”に着きました。



これが開場は自由席、ほぼ7割がたはすでに埋まっていて、オクサンと2人坐るところが有りません。前のほうはぎっしりとイスが並んでいて、凄い熱気です。
まるで横浜JAZZプロムナードの込んでいる小屋みたいです。
二人でフラフラしていると、福島の暖かい方が声をかけてくれました。
詰めたら坐れますよといって詰めてくれて、テーブルのある席に着くことが出来ました。

これが大変うれしいことに、地元の方でしょう、親しくお話できて、前の方はチェロを弾かれるし、横のお嬢さんは東京の美術館のお話をされすり、最後にはバーボンを作って下さって、なんとも暖かい雰囲気でした。  (どうもありがとうございました。とても楽しかったです。)

1st


突然時間通りの入場に驚くとすぐに演奏、その一音から、まるで鳴らし続けた音のように張りがあり、アッという間に引き込まれました。
ドラムスの竹村一哲君はなんと20歳、とても切れが良くてそれが第一印象です。
ハクエイのソロは、これはマア何とかこなして、ベースの藤井さんは安定した出だしです。


貞夫さんのMCは残念ながら曲名を上手くいってくれれないので2曲続いてよく解りません。(こんな感じが続きますので、曲名は失礼します、ほとんどがオリジナルのようです。)
2曲目はかわいらしバラッド。貞夫さんのアルトの音がこれほどまで太くたくましかったかと改めて驚いてしまいました。

3 ツルー・ダボス
ピアノのハクエイのソロ、あまり流れに乗っていないような気がして心配です。

4 
バップのスタンダードのような曲、ハクエイのピアノがはじけました。ちょっと心配を払拭して、凄いスピードとフレーズ,バップの超高速フレーズを弾ききりましたね。
途中から貞夫さんの目つきが変わりだすのみていて快感でした。

6曲目はカリプソ・リズムの曲、ここら辺で、すでに貞夫さんのアルトの音に圧倒されて、冷静さのどまあるで有りません。オーラの包まれたアルトに対して、Yang Lionがいかに演するか、その緊張感です。
 
7 ノット・クワエット・サンバ
後半になってハクエイが快走をみせて、普段はあまり演らない、サンバのリズムをしっかり取ります。
ナベサダのバップ・フレーズにどう対応するかが心配でしたが、これもハクエイのフレーズを披露できました。
ソロの後のナベサダが、目はとても厳しく周りを見ているので、こちらは最初ドキドキしていましたが、後半になると、それぞれのプレーに驚く色があらわれ、後半に向けては若い才能に畏怖を感じているような喜びのまなざしにかわていったと私は信じています。

2nd

1 
グルービーな曲を凄いスピードで、プレーヤーが走ると、聴いているこちらはどうにかついていこうと舞い上がる心です。 


もはや、理解とは関係なく、サウンドが心と身体を支配して、その迫力に翻弄されています。

3 I mese you with I think of you
チヤーリー・マリアーノへ捧げたしんみりした曲、ハクエイのピアノが貞夫さんのバッパーのバラッッド演奏を捉えて遜色なく色をなしているのがうれしい。

4 イフ・アイ・クール
スローバラッドでこれもいいのです。ちょっと天使のハミングがここ得ました。

5 
哀愁ある曲ですが、出だしをハクエイが溜めすぎ、一瞬会場がわらいに包まれて、この雰囲気、福島のこのミンガスのお店が作り上げてきたものでしょうは、とても暖かい素敵を表しています。

6 
ナベサダの新曲のサンバ。聴いている私はどちらかというと、サンバよりバップを演奏して欲しいのですが、これは仕方ない。

7曲目もサンバ、ナベサダの後のハクエイのソロ、このサンバでどう弾いたらいいかというと、私は思い切り良く、バド・パウエルみたいに弾くべしと思うのです。


結論から言えば、このライブ圧倒的に渡辺貞夫のアルトの音に圧倒されたのが事実です。
めったに聴きに行かない方なので、それはとても良い経験でした。

そしてyang lions、ドラムスの市村君には驚きました。2ねん前にサッポロ“”slow bort”でみたときよりも、幅と切れが加わってとても驚きました。(絶対中央に来ますね。)
エースは失礼安定してます。
ピアノのハクエイは今回、また一つの節目となる演奏ですが、見事にバッパー相手に独自のフレーズを演ってくれたと、そして貞夫さんの目が最初と最後では随分変わっていた(とても優しい目になっていたことをあkんじました。)にでほっとしています。

打ち上げではどのような意見があったのでしょうか。
今度聞かせてもらいます。

さてこのツアー網少し続くようですが、バッパーの真髄とそれに真っ向挑戦する、素晴らしいプレーを聴く事が出来ます。

ぜひ聴いてみてください。といってもあと2日かな。

私は翻弄さてて、元気をもらおうかと思ったのに、ある意味かなり消耗しました。

再び福島の方暖かい心つかいありがとうございました。
翌日がしっかり仕事でしたので、マスターともお話できずに帰ってしまいました。
失礼しました。
とても素晴らしい一日を過ごしました。


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“Viva !! ガーシュイン” 中野ZEROホール 

2010-08-01 22:22:35 | サポート中、ライブ


仕事が立て込んでいますが、それで精神が疲弊してもいけないので、オクサンの友達が取ってくれたチケットでコンサートに来ています。
自分ではなかなか、とらない感じですが、それもおまかせいいかも知れません。
「金聖響&山下洋輔、東京フィル・ハーモニー交響楽団」の「Viva!! ガーシュイン」というコンサートです。

コンサート会場にきてみれば、オケのメンバーが70人程度、SS席で6,800円ですが、ピアノトリオでしたら人数20分の1、ジャズ・コンサートってもっと安くていいのではないでしょうか。
そんなバカのことを思っているとガーシュインをテーマにしたコンサート。
1曲目は東フィルの「パリのアメリカ人」そのあと山下洋輔登場で、ピアノソロ3曲
「Summertime」
「someone to Watch Over Me」
「I Got Rhythm」
2曲目の大好きな曲では洋輔もロマンチストだなと思いました。

1部は軽く清んで休憩ごの2部。ガーシュインが作ったピアノ協奏曲を山下洋輔バージョンで演奏するということで、これが聴き終わってみれば怪演、3楽章からなる曲、2番目のアダージョではお茶目に“テイク・ジ・A・トレイン”を結構長く弾いてみたり、ひじうちは出ませんでしたが、JAZZのポイントも入魂の演奏で、なかなか素晴らしい、めったに聴くことの出来ない、オーケストラとガンガンの山下洋輔のピアノでした。

さすがの構成、力演、・・全力を感じる2部は見て良かったと思う演奏でした。
凄い拍手が続いたのは、もちろんクラシックファンの方の評価でしょうが、途中のお遊びも解ると、もっと楽しんでいただけたのだと思います。
終演後にずっと拍手が鳴り止みませんでしたがそれも当然、私もずっと彼らがいる限り拍手を送り続けました。

4時すぎにおわたので、中野で食事しようと思っていたのを変更、沿線までもどって焼き鳥をいただけましたが、その写真は無し。

1st

パリのアメリカ人
Summeretime
Someone to Watch Over You
IGot Thythme

2nd

ピアノ協奏曲へ調(山下洋輔バージョン)


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