↓ goo映画より解説文引用させていただきます。
1991年に初演された振付家ローラン・プティによるバレエ作品『ダンシング・チャップリン』を映画化するまでのドキュメンタリーである第一幕と、映画のために再構成されたバレエを撮影した第二幕から構成されている。監督は「それでもボクはやってない」の周防正行。出演は「Shall we ダンス?」の草刈民代。
新聞広告の中で、山岸 凉子さまが、
「内情を知らない誰もが理解し感動する。
今までのバレエ映画の中で最もエンターテインメントで、
私の中のナンバーワン !」
と絶賛しているのでこれは見に行かなければと。
水曜日のレディースディに銀座のホテル西洋銀座と同じビル内にある「銀座テアトルシネマ」に見に行きました。
第二幕のバレエ場面はとにかく眼福の一言。
チャップリン役、主演のルイジ・ボニーノはこの作品を20年間も踊っている。
そもそもローラン・プティが彼の為に作った作品である。
私はバレエにあんまり詳しくないからルイジさんがどのようなダンサーか知らなかったが、まぁ、手を下げる 間 まで素晴らしい人である。
特に椅子を使って踊るシーンは圧巻で、とても60歳とは思えない。
ちなみに彼の人生を変えた方は ヌレエフ であるとか。
草刈民代も負けていない。引退するなんてもったいない。
彼女はシルエットになっても、彼女と直ぐわかるほど彼女だった。
舞台はだめでもこういうバレエ映画をたくさん作って学校に配布して子供の啓蒙活動などに活用すればよいのに。
映画なら取り直しも効くし、舞台より消耗しないと思うが。
手間とお金がかかるかしら。
文化庁か文部省か知らないが、援助よろしくお願いします。
冒頭、周防監督が警官のダンスを公園で撮りたいと言っていたのをプティさんは拒否していたが、出来たのを見るとどう見てもゴルフ場で撮影していた。
広い芝生の公園がなかったのか。
白樺が生えていたし、浅間山らしき山も見えたので、軽井沢あたりかな~なんてぼんやり見ていた。
堅い洋芝の上で警官役のダンサーさんたちは踊っていて滑らなかったのかしら…。
なんて思っていたら良くダンスを見ていなくて、こりゃプティさんの言うとおり背景があると却ってダンスの邪魔になっているかも。
このダンスはコミカルなので、他のダンスとの間の良い息抜きにはなっていた。
草刈民代のラストダンスだし、資料としても長く残りそうな映画であるので、バレエ好きさんは見損なわないように。
草刈民代の演技力にもびっくりのトミー。