猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

岡田屋鉄蔵 「ひらひら-国芳一門浮世譚」

2013年08月02日 19時53分20秒 | マンガ家名 あ行

      ↑「ひらひら-国芳一門浮世譚」 太田出版 2011年12月19日初版


ネットで評判を聞きつけ、「ひらひら」を買ってファンになり、既刊のコミックスをバーッと買ってしまいました。(何ヶ月か前だけど)
この方、マンガ以外にも小説の表紙絵などイラストでも活躍なさっているのですが、マンガはBLでデビューしているようです。
デビュー7~8年らしい。
その他コミティアなどのコミケ、web雑誌上でも作品発表と活躍している模様。

「タンゴの男」というコミツクスが、私の持っている中では一番初版が古い。
この頃の絵柄は アメリカンコミックス そのもの。
アメコミの筋肉むきむきの絵柄でBL(と言えるのか?)なので、私はちょっと付いていけない感じ。





         ↑ 一番左が「タンゴ~」この4冊はBL系コミックス



ところが最近の刊行の 「ひらひら」 や 「極楽長屋」では濃いは濃いけどさらりと柔らかい線が加わって 少女漫画育ちの読者 でも読みやすい。
ちなみにこの2作品はBLじゃございません。
大変面白い時代物です。
他にも 「千」シリーズ (BLテイスト有り) など、岡田屋さんは時代物ご自身も大好きだろうし、描いてもしっかりした本格的なものを描かれている。




         ↑ 歴史物・江戸物



本によっては、ページの都合か説明文が多かったり、イラストっぽくなったりしているけれど、これからどんどん良い作品を発表されていく予感がします。
BL本も含めて又好きな作者さんが増えてしまいました。
困ったな~。(笑)

わたし、マンガはやはり 絵 が気になるんですよ。
当たり前と言われればそうだけど。
どんなにストーリーがいいよと人に言われても、絵柄が自分の好みでないとなかなか読む気になれなくて。
それで長年もったいないことに 木原敏江先生 を読みはぐれていたりしたんですが。(不覚)
も一度言いますが、絵柄といっても好みの問題ですからね。
今は絵柄も含めて、木原先生大好きです。

で、この岡田屋さん。
もうっ裸の男の背中描かせたら、たまらん・らん、です。
私の愛してやまない 「一ノ関 圭様」 入ってます !
たぶん岡田屋さんも 一ノ関先生 好きだと思う。
絵が似ているわけじゃないけれど、リスペクトされてるかも。

太田出版のweb雑誌「ぽこぽこ」で連載された「ひらひら」の内容は、浮世絵師・歌川国芳の門下に命を助けられて入った 元武士 の話。
この 田坂伝八郎 すさまじい過去を持つ侍なんだが、ストーリーはともかく。(いいのか?)
国芳と言えば猫好きで有名な絵師。
裏表紙、表紙の折り返し、本編のあちこちに居る国芳描く処そっくりな猫達のこれまた、たまらん・らんこと !







ああ又脱線したが。
今の所1冊しか出ていないようですが、国芳の門下や周りの人々が、この元侍以外も皆素敵で、一人一人の物語が見たいと思うわけで。
ぜひぜひ2巻目を出してくださいませ~!         


        岡田屋師匠のブログ → OKDY業務報告




              結局最後は猫話になってしまうトミー。



コメント (4)
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