↑ 文庫版 朝日コミックス文庫 2009年1月30日第一刷発行
昔の自分のブログを読み返していたら、コメント欄に市川ジュンさんのお名前があり、そういえばネッ友さんにお薦めされていたのに読んでないわと思い出し。
出掛けるのもままならない昨今、これは一気読みのチャンス、とばかりにE〇ックオフに頼んで買いました。
↓ 代表的なお薦め作を集めました。「陽の末裔」は第4がまだありません。
最初に読んでみたのはこの「燁煇妃」でした。
惹句にある、「後宮の女帝 高梨栄子の生涯」の名前に憶えがなく、どこの時代の人かしら ?
と思ったら、候名(さぶらいな 下﨟女房 (げろうにょうぼう) が宮仕えのときに用いる名。) を見てピン !
丹後の局 (たんごのつぼね) じゃあ~りませんか。ふんふん。
丹後の局とは、後白河法皇の愛妾にして政治にも口出しをしたとされ、法皇と共に平氏と源氏の間を渡り歩いたと言われる女性。
平安時代が終わりを告げ、保元・平治の乱からおごれる平氏の20年を経て、源頼朝が台頭する時代。
元々後白河法皇というのは、源頼朝に 天狗顔 と悪口を言われたほどの策士。
天皇としては約3年程の帝位だったが、その後は院制を敷いて長きに渡り朝廷を牛耳る実力者であり、複雑な時代を権謀術策で乗り切ろうとした人です。
そんな時代に弱小貴族の生まれで、後ろ盾になるべき父親は出家しており、己の才知と美貌とで「院の執権」とまで名を遺した女性。
興味有りますよね~。
前に紹介した「ビジュアル日本の歴史」の中では少しだけ紹介されていましたが、こちらでは厚い文庫一冊じっくりとその生涯を読ませていただきました。
同時代の女性としては 北条政子 の方が有名ですが、この二人頼朝の上洛の折に面会しているとかいないとか。
市川ジュン氏は人生を切り開いていく女性の話が多く、同じ女性としては読んでいて大変面白いです、
丹後の局と同じ時代の 北条政子 の「華の王」、大正時代の少女たちの目覚めの物語「陽の末裔」も楽しみに読もうと思っています。
↓ 近所の桜。毎年遅めの開花なので、4月になってもまだ綺麗でした。
昔の自分のブログを読み返していたら、コメント欄に市川ジュンさんのお名前があり、そういえばネッ友さんにお薦めされていたのに読んでないわと思い出し。
出掛けるのもままならない昨今、これは一気読みのチャンス、とばかりにE〇ックオフに頼んで買いました。
↓ 代表的なお薦め作を集めました。「陽の末裔」は第4がまだありません。
最初に読んでみたのはこの「燁煇妃」でした。
惹句にある、「後宮の女帝 高梨栄子の生涯」の名前に憶えがなく、どこの時代の人かしら ?
と思ったら、候名(さぶらいな 下﨟女房 (げろうにょうぼう) が宮仕えのときに用いる名。) を見てピン !
丹後の局 (たんごのつぼね) じゃあ~りませんか。ふんふん。
丹後の局とは、後白河法皇の愛妾にして政治にも口出しをしたとされ、法皇と共に平氏と源氏の間を渡り歩いたと言われる女性。
平安時代が終わりを告げ、保元・平治の乱からおごれる平氏の20年を経て、源頼朝が台頭する時代。
元々後白河法皇というのは、源頼朝に 天狗顔 と悪口を言われたほどの策士。
天皇としては約3年程の帝位だったが、その後は院制を敷いて長きに渡り朝廷を牛耳る実力者であり、複雑な時代を権謀術策で乗り切ろうとした人です。
そんな時代に弱小貴族の生まれで、後ろ盾になるべき父親は出家しており、己の才知と美貌とで「院の執権」とまで名を遺した女性。
興味有りますよね~。
前に紹介した「ビジュアル日本の歴史」の中では少しだけ紹介されていましたが、こちらでは厚い文庫一冊じっくりとその生涯を読ませていただきました。
同時代の女性としては 北条政子 の方が有名ですが、この二人頼朝の上洛の折に面会しているとかいないとか。
市川ジュン氏は人生を切り開いていく女性の話が多く、同じ女性としては読んでいて大変面白いです、
丹後の局と同じ時代の 北条政子 の「華の王」、大正時代の少女たちの目覚めの物語「陽の末裔」も楽しみに読もうと思っています。
↓ 近所の桜。毎年遅めの開花なので、4月になってもまだ綺麗でした。