↑ 表紙です。コロコロコミック並みに分厚い本です。
↓ 表紙が綺麗ですね~。カバーイラストは飯田要さんです。
昔々・・・。
私がまだほんの子供の時分。
子供が多かった我が家では、お正月になると「百人一首」を皆でやって遊びました。
お正月にはリアルに羽根つきとか竹馬とかすごろくもやっていた時代です。
皆、得意の持ち札があって、子供ながらにそれだけは死守しようと頑張ってました。
1年に正月時期だけだし、意味も良く分らず、その時はお正月には百人一首をやるもんだとしか。
でも、ちょっと興味が出て自分で百人一首の意味が分かる文庫本を買って読んでました。
その本は最近までありましたが、流石に黄ばんでしまって引っ越しの時に捨てましたが。
今になってみると会話の中やテレビで百人一首の上の句が出てくるといくつかは下の句を言う位には覚えていて、これが世にいう(百人一首的表現)(笑)素養「練習や学習により身につけた力や知識」というものかと。
世の中の親が、子供にあれもこれも習い事をさせるのは、それが将来仕事にならなくてもきっと教養の一部になってくれるからと知っているからでしょう。
それでこの本ですが。
初めに百人一首が成立したあらましを語り、その後各首6ページ~8ページで内容と背景などをマンガで説明しています。
マンガを執筆しているのは17人のマンガ家さん達です。女性が多いような ?
題名に「百人一首物語」と有るように、ただ説明しているだけでなく各マンガ家さん達のアイデアが詰まっているような造りになってますね。
マンガとして気に入ったのは、
第10首 蝉丸「これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」
親が友人同士の子供たち(男女)。
片方の家族が赴任地へ赴くため、片方の家族が送りに来た逢坂の関で、男の子は女の子に花を渡して心残りながらも分かれた。
物悲しくも道の端には僧の弾く琵琶の音がベンべベンと響く。
10年後同じ 逢坂の関 にて赴任地から帰ってきた男性(女の子連れ)は、結婚してだんな様について逢坂の関を出ていく、かっての女の子(男の子連れ)に行き会う。
「そうか、今度はあなたが東国へ行くのですね。僕は京都に帰ります。どうぞお幸せに」
そこにも道端の僧が弾く琵琶の音が・・・。
さらに10年後。
琵琶の音響く逢坂の関で子供たちが行き会う。
「どこかでお会いしましたっけ ? この琵琶の音が何だか懐かしくて」
「まあ、私もですの。あら子供の頃に ? 」
「もしかしたらその時すれ違っていたかもしれませんね」
「良かったら少しお話しませんか ? 」
マンガの他に古典の常識のコラム、百人一首を楽しむための語注、作者名・歌の索引などもあり、特にイラスト入りの語注はとても参考になりました。
思っていたより重々しい(本自体も)本格的な造りで、本当にこれ一冊あれば 百人一首 が全て分かる !
古典好きな方には良いですよ !
ところで私、このブログで前にゴルフ百人一首なんてものを作ってまして。。。
ゴルフ 百人一首
ゴルフ 百人一首 Ⅱ
百人一首は恋の歌が多いので、自分だけではどうにもならない状況の歌が多く、思い通りにならないゴルフの歌にぴったりはまるんですよ。
皆様もうまくいかない仕事やご趣味を思いつつ、一句ひねってみては。
もう一つ、まんが百人一首てのも作ってた ( *´艸`) ↓
まんが百人一首
お粗末様でした。
超訳シリーズには、他にも「超訳マンガ×オチがすごい文豪ミステリー」もあるようですね。
↓ 表紙が綺麗ですね~。カバーイラストは飯田要さんです。
昔々・・・。
私がまだほんの子供の時分。
子供が多かった我が家では、お正月になると「百人一首」を皆でやって遊びました。
お正月にはリアルに羽根つきとか竹馬とかすごろくもやっていた時代です。
皆、得意の持ち札があって、子供ながらにそれだけは死守しようと頑張ってました。
1年に正月時期だけだし、意味も良く分らず、その時はお正月には百人一首をやるもんだとしか。
でも、ちょっと興味が出て自分で百人一首の意味が分かる文庫本を買って読んでました。
その本は最近までありましたが、流石に黄ばんでしまって引っ越しの時に捨てましたが。
今になってみると会話の中やテレビで百人一首の上の句が出てくるといくつかは下の句を言う位には覚えていて、これが世にいう(百人一首的表現)(笑)素養「練習や学習により身につけた力や知識」というものかと。
世の中の親が、子供にあれもこれも習い事をさせるのは、それが将来仕事にならなくてもきっと教養の一部になってくれるからと知っているからでしょう。
それでこの本ですが。
初めに百人一首が成立したあらましを語り、その後各首6ページ~8ページで内容と背景などをマンガで説明しています。
マンガを執筆しているのは17人のマンガ家さん達です。女性が多いような ?
題名に「百人一首物語」と有るように、ただ説明しているだけでなく各マンガ家さん達のアイデアが詰まっているような造りになってますね。
マンガとして気に入ったのは、
第10首 蝉丸「これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」
親が友人同士の子供たち(男女)。
片方の家族が赴任地へ赴くため、片方の家族が送りに来た逢坂の関で、男の子は女の子に花を渡して心残りながらも分かれた。
物悲しくも道の端には僧の弾く琵琶の音がベンべベンと響く。
10年後同じ 逢坂の関 にて赴任地から帰ってきた男性(女の子連れ)は、結婚してだんな様について逢坂の関を出ていく、かっての女の子(男の子連れ)に行き会う。
「そうか、今度はあなたが東国へ行くのですね。僕は京都に帰ります。どうぞお幸せに」
そこにも道端の僧が弾く琵琶の音が・・・。
さらに10年後。
琵琶の音響く逢坂の関で子供たちが行き会う。
「どこかでお会いしましたっけ ? この琵琶の音が何だか懐かしくて」
「まあ、私もですの。あら子供の頃に ? 」
「もしかしたらその時すれ違っていたかもしれませんね」
「良かったら少しお話しませんか ? 」
マンガの他に古典の常識のコラム、百人一首を楽しむための語注、作者名・歌の索引などもあり、特にイラスト入りの語注はとても参考になりました。
思っていたより重々しい(本自体も)本格的な造りで、本当にこれ一冊あれば 百人一首 が全て分かる !
古典好きな方には良いですよ !
ところで私、このブログで前にゴルフ百人一首なんてものを作ってまして。。。
ゴルフ 百人一首
ゴルフ 百人一首 Ⅱ
百人一首は恋の歌が多いので、自分だけではどうにもならない状況の歌が多く、思い通りにならないゴルフの歌にぴったりはまるんですよ。
皆様もうまくいかない仕事やご趣味を思いつつ、一句ひねってみては。
もう一つ、まんが百人一首てのも作ってた ( *´艸`) ↓
まんが百人一首
お粗末様でした。
超訳シリーズには、他にも「超訳マンガ×オチがすごい文豪ミステリー」もあるようですね。