関東ブロック レスキュー勉強会の続きです。
グラーツ世界大会での運営などについて伺いました。
まあ、世界大会の常識としてまさに「適当」であったということです。
この「適当」という言葉・・・数学用語の「適当」ではなく、普通に使う「てきとう」です。
フィールドは本番用が3台、練習用が3台で、コースを貼ってからは、本番用は一切練習できず、競技が終るとコースが見えないようにカバーが掛けられていたらしいです。
なお、某国のチームが夜中に本番フィールドで練習していたかは聞きませんでした。(笑)
3台の本番用競技台のコースは、それぞれ違ったもので、各チームはそれぞれ2回ずつ合計6回の成績(正確には、一番悪い成績を除いた5回の成績)で予選の順位が決まったそうです。
コースについては、決勝を含めて4つのコースを富永先生が資料を作成してくれました。
多謝!
その3台のコースのうち、2つのコースには傾斜路の上まで黒線が引かれている2008年版?コースだったそうです。
(今の時代、これは逆に難しい?)
審判については・・・あまり言ってもしょうが無いですが・・・まあ、普通に適当だったらしいです。 もう驚きません。
特に今回の2009年ルールで採用された、「入口に戻る無限魔法」については、特に適当の極みだったようです。
何か失敗すると(いや失敗がなくても)チ-ムメンバーが好きなときにロボットを持ち上げて、入口に戻していたようです。 (その戻す場所も、人によって適当だったとか・・・)
ただ、今回素晴らしく改善されているのは、競技が終ったら審判が競技結果をチームメンバーに見せていたようです。 (とはいえ、特にサインを書くわけでもないのでどこまで、厳密に運営されていたか不明だったようです。)
さらに、ルール上はA3版の大きさのポスターを持ってこい、と書かれているのに貼るところが無い。 さらに電子プレゼンを持ってこい、書かれているのでせっかく作って持っていっても、結局見なかった・・・なんだかなぁ~。
と、これを読んだ人は、ひどい大会を想像したかもしれませんが・・・
とても素晴らしい街だったようです。 本当におとぎの街のよう。
最終日の決勝で世界チャンピオンになったドイツの「Hoppus」と「Algebra」の走りを映像を見ながら解説してくれました。 ドイツチームのロボットはカメラを搭載しており、とても確実な動作だったらしいです。 ですので「Algebra」は、被災者の発見は「Hoppus」に任せて、その他のイベントを確実にこなすことを考えたとのことです。 ですので、傾斜路を上がって最後の部屋に入った後は、一目散にゴールを目指し、見事ゴールまでノーミスでした。 そのような「協力プレイ」で見事世界チャンピオンになったそうです。