前の記事はこちら New Rescue Simulation を動かしてみる・・・その5
いろいろ、手を広げると、結局なにもできずに終わるので・・・一歩一歩確実にやっていきます。(笑)
今回は、New Rescue Simulation のマップ作成に挑戦します。
https://github.com/Shadow149/RescueMaze/wiki
Wikiの右側のメニューの Platform Details の Generating New Worlds をクリックします。
すると、Map Generationの説明のメージになります。
で・・・このマップを作成するプログラムが GenerateMap.py というものらしいのですが・・・一体どこにあるの?
でも、だんだんと慣れてきました。
ここ(https://github.com/Shadow149/RescueMaze)に world_gen がありました。 ですので、Codeボタンをクリックして Download.zip で全部のファイルをダウンロードしてから、zipファイルを解凍して、中にある GenerateMap.py を取り出します。
さらに・・・
Requirements に Pillow library for python と書かれていたので・・・
コマンドプロンプトで
pip install Pillow
を実行しました。
さて、これで・・・GenerateMap.pyをダブルクリックすると、GenerateMapが起動します。
使い方は簡単・・・
左側の四角の中にあるスライドバーをスライドして難易度を決めたら、右下の Generate Mpa ボタンをクリックするだけです。すると、勝手にマップを作成してくれます。作成されたマップが気に入れなければ、そのまま Generate Mpa ボタンをクリックすれば、どんどん新しい(別の)マップを作成し続けます。
で・・・Rescue Maze スタッフ経験者としては・・・えっ、コンピュータが勝手に作ってくれるのもいいけど、人間の設計したコースは作れないの? そうですよね、疑問ですよね、 はい、ランダムに作るだけで、人間が設計したコースを迷路化するような機能はありません。(無いようです)
で、もうちょっと細かく指示をしてマップを作りたい場合は、左上にある Advanced をクリックすると、いろいろなパラメータをいじれます。
いろいろ言わしてもらうと・・・
・もっと壁を多くできないのかなぁ!?
・Debrisは、何も機能していない感じ・・・
・Bulkyが大きな障害物の数のようです。これを指定すると、通路の真ん中に「どん」と障害物が置かれます。(交差点に置かれたりもします。) Rescue Maze と違って、「壁からの距離が20cm以上」という条件はなさそうなので、ルール上は問題なさそうです。
・Trap というのは黒タイル(穴)だと思うのですが・・・CoSpace の流れから来てるのでしょうね。
・そしてやっぱり、人間がコースを設計したい!
さて、ここで作成したMapのファイル(xxx.wbt)を
\RescueMaze_Release_6\game\worlds
に配置してクリックすると、作成したMapが使えるようになります。
例えば、このフィールドのコースだと、上にある黒タイルと下にある障害物が邪魔で、右半分のフィールドに行けません・・・(笑)
ちなみに、Wikiの Map Generation に掲載されている、GenerateMapの画面説明などは、ちょっと古いので、参考程度のものです。
続きの記事はこちら New Rescue Simulation を動かしてみる・・・その7