3/22に、聞きなれない「電力需給ひっ迫警報」なる警報が発令されました。
電気の供給側として、1週間前の東北の地震で火力発電所が休止していること・・・
電気の消費側として、関東に寒の戻りの寒波で、雪まで降ったこと・・・
この結果、電力の需要量が、電力の供給量を上回ってしまったようです。
ニュースでも、使用率107%と言ってましたね!
で、100%を超えたということは、需要が供給を超えたので、どこかに無理が出て、電圧の低下や停電が起こるはずなのですが・・・そういうのはありませんでした。
107%の時の100%を超えた7%は、どうしたのかというと・・・
揚水発電で賄ったという説明がありました。
普段の余った電気で、水を汲み上げておいて、いざというときに汲み上げた水で水力発電をする・・・という仕組みのようです。
で、その揚水発電がどれくらい機能したのかというと・・・
https://www.tepco.co.jp/forecast/html/pdf/20220323.pdf
このグラフの緑の部分が普通の発電量で、水色の部分が揚水発電だそうです。
黒の実線(太線)が需要量なので・・・揚水発電は、素晴らしい仕事をしてますね!
緑の部分だけでは、もう、全然足りていません。
私の想像では、緑の部分の上に、ほんのちょっとだけ水色の部分が載る・・・程度だと思っていたのですが・・・9時~11時は全体の20%程度を揚水発電に頼っていたように見えます。
このグラフの 3,700のあたりに灰色の太線があります。 説明では「揚水発電を除いた供給力」と書かれています。 本来は緑色はここが上限なのに、この線を越えているのは、普通の発電も普段より頑張ってくれた・・・ということでしょう。
我が家の暖房は、ガスの床暖房と石油ファンヒーターなので、電気で温めている訳ではないのですが、停電したら何も使えなくなってしまうので・・・やっぱり電気は大切ですねぇ。