夏休みのイベントとしてみなかみに行って来ました。
RoboCup仲間から、「カヌーに挑戦しませか?」と、お誘いがありました。
我家からは、決して出てこないアイディアです。(笑)
午前中の半日体験コースを予約してくれたということで・・・
水上温泉のレイクウォークに08:00集合となりました。
で、我家を05:00に出発して、関越道をひた走ります。
途中で朝食を食べて・・・余裕で到着しちゃいました。
受付をして、ならまた湖に移動です。
カヌー体験の前に、基本的なことやパドルの使い方、安全の注意などの説明があり・・・
いよいよカヌー初挑戦です。
乗り込むときに・・・ひっくり返らないか、ちょっとドキドキしましたけれど・・・
乗り込んでしまえば、凄く安定しています。
最初は、なかなか進まなかったり、真っ直ぐに進まなかったり・・・
でも、気持ちいい!
湖面とパドルだけを見て進んでいたのですが、段々と前や空を見ながら漕げるようになって
とっても楽しくなって来ました。
途中で、対岸に上陸したり・・・
Yが湖に降りて(自ら落ちて)ぷかぷか浮かんだり・・・
昼過ぎになって、陸に上がった時には
「えっ、もう終わり!」
と言う感じでした。
きっと、翌日が腕が痛いだろうなぁ・・・
注)腕は痛くならなかったのですが・・・日焼けで脚がヒリヒリしてます・・・(泣)
私たちは、RoboCup 2012 Mexico の最終日のシンポジウムに参加しました。 これまで、シンポジウムの存在は知っていましたが、参加したことはありませんでした。
シンポジウムなんて・・・研究者や教育者が参加するものであって、一般人には関係無い!
まあ、こんな感じでした。
一日あれば、観光できるし・・・
世界大会のちょっと前に、「シンポジウムの日のワークショップで発表しませんか?」とオファーをいただきました。
(「シンポジウム」はメジャーのイベントで、ジュニアは「ワークショップ」と言うらしい・・・)
世界大会のシンポジウムで発表なんて、普通はできない体験だから、是非子供たちには参加して欲しいなぁ。
と、私は考えていましたが・・・同時に、子供達は断るだろうと思っていました・・・
・・・しかし・・・
私の想像に反して、子供達は「うん、やってみる」と二つ返事でOKしたのでした。
もしかしたら・・・英語での発表であれば辞退したかもしれません・・・でも、通訳するから日本語で良い・・・ということだったので・・・
話内容は、これまでの経験を踏まえたものであれば何でも良かったようなのですが・・・
M&Yとしては、もう決まっていました。
これまで、レスキューA、レスキューB、そしてレスキューC(M&Y語録:CoSpace Rescueのこと)と、全てのレスキュー競技を体験した経験を発表する・・・ということでした。
RoboCupJuniorのレスキュー競技はだれでもが参加できる
今回の発表は、それを証明するための集大成になるものでした。
原稿も、プレゼン資料(PPTファイル)も子供たちだけで作成しました。
ちょっと見せてもらいましたが、プレゼン資料は大変シンプルで「国際大会のシンポジウムで発表するのに、本当にこんなので良いのかなぁ」という印象です。
事前に日本語の原稿を提出したら、大会の前に英語版が送られてきました。
内容についての評価などは無かったようなのですが・・・文句が無いのは、OKということ!?
(と・・・良いように解釈して・・・笑)
とにかく、競技の間は・・・忘れていました。
さて、競技が全て終り・・・いよいよシンポジウムの当日
いつもどおりに、タクシーで会場に向かいました。
会場は、すでに撤収モードに入っており、昨日までのお祭りがうそのようにひっそりとしています。
シンポジウムの会場になる3階に向かいました。
こんな、立看板が置いてありました。
会場には受付があり、スケジュール等を受け取って会場の中に入りました。
中に入って・・・びっくり
立派な広い会場に、聴衆がかなり入っていました。
そのときの発表者は、どこかの研究者で、ネットワーク(の理論!?)について、説明していました。
勿論英語なので・・・絵や図以外はさっぱりわかりません。
M&Yも・・・こんなところで、発表するの!?
とにかく、次の Coffee Break までは、外にでました。
少しスーパーマーケットなどでお土産を買ったりした後に再び会場に戻りました。
そうしたら・・・
さっきほどの会場はメジャーの発表会場であったことが判明しました。
ジュニアのワークショップの会場は、その隣の普通の会議室のようなところでした。
会場に入って、知った顔をいくつか確認して・・・ちょっと安心しました。
ジュニアのワークショップは教育者のセッションと学生のセッション(つまり先生の部、生徒の部)と2つに分かれています。
正式名称は、WEROB 2012 ? Workshop on Educational Robotics と言うものらしい・・・
http://www.robocup2012.org/symposium_werob2012.php
学生のセッションは、3つのチームが予定されていました。
1.Design and Implementation of an Android-Based Omnidirectional Robot for the RoboCup Junior Rescue B Competition
2.Software and Hardware Achievements of RoboTec1 in Junior Rescue A Secondary
3.Rescue A, B to CoSpace: Our RoboCupJunior Rescue Experience
最初のチームは、ブラジルのレスキューBチームである「Emerotecos」でした。
さすがはベストプレゼン賞を貰ったチーム!、というような素晴しいプレゼンを披露しました。
そして2つ目は、メキシコのレスキューAチームである「RoboTec1」でした。
彼らのプレゼンも、素晴しいものでした。
(話している内容はともかく(笑)・・・スクリーンに投影される資料の出来は素晴しい!)
で・・・この2つのチームは、簡単に言えばロボットの説明でした。
つまり、競技のインタビューの延長線・・・
ロボットの特徴や機能、プログラムについての説明・・・
そんな感じでした。
いよいよ最後が、M&Yの順番です。
持ってきた、ちんけなパソコンではプロジェクタに接続できないことなどが、その場で判明して、あわててパソコンを借りたり・・・始まる前から波乱の予感・・・
日本語で良い・・・のですが、「できるところまで英語で頑張る」ということで、英語で説明を開始しました。
まず、最初の画面がスクリーンに投影されると・・・
これまでの2チームの発表資料と明らかにクオリティが違う! (低い!・・・笑)
でも、そんなのお構いなく説明を続けます。
・最初にレスキューAに参加したこと
・その次にレスキューBに参加したこと
・レスキューAで学習したことがレスキューBに役立ったこと
・その次にCoSpace Rescue に参加したこと
・これまでのレスキューの経験が役に立ったこと
・そして今回のレスキューBには、昨年の CoSpace Rescue の経験が役に立ったこと
・レスキューAからの移行はそんなに難しくないこと
こんな内容で説明を進めました。
全体の3分の1位のところで、英語での説明をあきらめて、日本語に切り替えました。
そして、まとめとして・・・
M&Yのコンセプト・・・出来るだけお金を掛けずに、特別なハード技術を使わずに、誰でもが
競技に参加出来る事を実証したい・・・
最後に・・・ロボカップに参加して、得たことを説明して・・・終了しました。
聴いていた外国の先生からも、「良かった」と評価コメントをいただけて、ホッとしました。
とにかく・・・シンポジウムでの発表は無事に終了しました。
セッションが終って Coffe Break に入り、会場が明るくなると・・・
やっと緊張が解けたのかMもYも笑顔になり、他のチームの人達と楽しそうに話したり、写真を撮っていました。
今回も、いろいろな経験値が上昇しましたねぇ。
今回は、観光の時間は少なくなりましたが、シンポジウムに参加できて、本当に良かったです。
RoboCup 2012 Mexico でのレスキューBの競技の手順は以下の通りでした。
・8分間で調整と計測走行を行う
まずは、調整です。
(本当は、調整の時間はロボットは動かして(走らせて)はいけないのですが・・・、いくつかのチームは動かしていました。)
調整が終わると、チームキャプテンが調整終了を宣言します。
チームキャプテンは、審判が指定したスタ-ト地点にロボットを置きます。
続いて、チームキャプテンがサイコロを振ります。
出た目の数によって、3枚置かれている黒の領域の1枚を取り去ります。
これで、準備完了。
チームキャプテンがロボットをスタートさせたら、あとは腕を組んでみているだけ!
競技の終了は以下の3通りでした
・ロボットがスタート地点に戻って停止すれば終了
・チームキャプテンが競技終了を宣言して審判が受け入れた場合
・8分間の時間切れ
今回良かったなぁ、と思ったのは
「計測走行中にロボットに触れる」「計測走行中にフィールドに触れる」「その他、フィールドや壁に傷つけたり、破壊したりする」・・・と、競技進行停止にするよ、と、事前に説明されていたことです。
逆に、明確にすべきだったのが
・黒の領域の紙を固定するかしないか
⇒四隅にテープを貼って動きにくくした
・被災者の壁の後ろ(ちょっと暖かくなる)を誤発見とするかしないか
⇒誤発見にしないとTiagoがメンターミーティングで言ったらしいが、認識していない審判がいた。(私も含めて)
いつのまには、ロボカップジュニアのページに2013年のTCとOCが掲載されていました。
その2
続きです。
YouTube: RoboCup2012Mexico JuniorRescue A_02
RoboCup2012Mexico JuniorRescue A_02
いろいろ見てて・・・
センサーの数が多くなったなぁ。
あるチームのロボットは、ロボットの片側に超音波センサーが3個・・・
それから・・・
今のレスキューAは、難しくなっちゃったなぁ・・・(笑)
RoboCup 2012 Mexico のレスキューAのロボットをいくつか紹介してくれている映像がありました。
投稿者名からすると、関西のジュニアチームのようです。
いろんなロボットを見ると、とても勉強になると思います。
YouTube: RoboCup2012Mexico JuniorRescue A_01
RoboCup2012Mexico JuniorRescue A_01
最初に出てくるロボットが、とっても低重心でカッコイイ!
・・・投稿してくださった方に感謝!
前回紹介した紹介ビデオの2011年版(イスタンブル世界大会)は、こちらのようです。
YouTube: RoboCup Categories Presentation
What's RoboCup?
ほんの一瞬ですが、私も映っています(笑)
YouTubeにRoboCup 2012 Mexico の紹介番組のようなもの・・・
が掲載されていましたので、紹介します。
YouTube: RoboCup 2012 Walkthrough
RoboCup 2012 Walkthrough
ちょっと面白いのは
ジュニアの競技を
レスキューA は Rescue
レスキューB は Maze
サッカーは Mini Soccer
ダンスは Dance
Cospce は Simulation
と説明しています。
RoboCup 2012 Mexico で、個別優勝とSuperTeam優勝したから完全制覇!?
そういうことではありません。
今回のメキシコ世界大会では
・子供たちが自主的に他チームと交流した
・スケジュール管理など、チームの運営を自主的に実施した
・SuperTeamについても、パートナーチームとの提案、交渉など自主的に実施した
・最終日のシンポジウムに参加して、自分達の意見を発表した
これらを全て実施できたこと・・・
それを評価して「完全制覇!?」・・・です。
今回は(今回も)両親はスタッフとして奔走しており、チームメンバーへは無干渉状態で放置
もう、親(メンター)は必要無い!・・・それはそれで悲しい・・・
成績は、行動の蓄積の結果でしょう・・・きっと(笑)
メキシコ世界大会の間、アパートから会場まで毎日使うはずだったMetrobús
確かに何回か利用しましたが・・・結局はタクシーを使っちゃいました。
Metrobúsは一人一回5ペソ、4人だと20ペソ
一方タクシーは1人でも4人でも30ペソ・・・
というのは、置いておいて・・・
このMetrobús、メキシコシティの幹線道路の真ん中に上下の専用レーンを持っていて、そこを走ります。 もちろん交通信号には従うので、イスタンブルのメトロブスのように次の駅に向けてぶっ飛ばすような爽快感はありません。
それでも、平日の道路で渋滞する中を気持ち良さそうに走ります。
駅の改札を出なければ、どこまで乗っても5ペソ
これに乗るには専用のカ-ドを購入します。 カード代が10ペソ、そのカードに乗車のための料金をデポジットして利用します。
カードが1枚あれば、(一緒に移動すれば)何人でも利用できます。
で、最初に買おうとしたときに・・・お釣りは出ない!
こんな注意を教えてくれました。
お釣りがCAMBIOなんでしょうね・・・ずっとあとになって、タクシーで料金を払おうとしたら「NO CAMBIO」と言われて焦った記憶があります。
改札は、こんな感じで、一人ずつカードをかざして「ピッ」と音がしたらバーを押します。 その後に後ろの人にカードを渡して、同じことを繰り返します・・・
確かに、一番利用しやすい公共交通機関でしたね。
駅名には、それぞれマークが付いていて、判りやすくなっていました。
アパートに一番近いのはDurangoで「さそり」のマークでした。
バスは・・・平日は結構混むのですが、2両連結の前は女性専用で、むさい男供は後ろの車両にしか乗れません。
休日は、この制限はなさそうでした。(そもそも、休日はがらがら状態)
Metrobús には、クーラーはありません、それでも結構快適でした。
天井に蓋のようなものがあり、それがカパッと開いて外気を取り入れるようになっていて、恐らく開けたり閉めたりできるものだと思うのですが・・・ある日、夕方のめっちゃ凄い雨の中でその天井の蓋が開いていて雨が車内に吹き込んでいました。 乗客の何人かが蓋を閉めようとしたのですが、結局閉めることができませんでした。
あれは、壊れていたのかなぁ・・・
なんか、それ以来、Metrobús に乗る気が失せて・・・
この Metrobús を舞台に、悲劇(一部喜劇)と家族の絆を確認する感動の物語があったことをあなたは知らない・・・(笑)
RoboCup 2012 Mexico でのレスキューBのフィールドについて
一見問題ない・・・でも、よく見ると違和感が・・・
①迷路の組み換えができない。
私が、ルールにサンプルとして掲載してもらった、迷路の絵
この迷路がそのまま再現されています。
だから、その迷路の壁の部分だけには、壁を立てる穴が開いています。
それ以外の場所には穴が開いていません。
ということで、迷路の組み換えができません。
しかたがないので、テープで壁を貼り付けることになりました。
②ペンキをぬったような床と壁
触ると、手が白くなる。
走らせると、タイヤが白くなる。
ティッシュで床を擦ると、ティッシュがボロボロになる。
しかたがないので、フレデリックが雑巾を探してきてくれて雑巾でゴシゴシしてくれました。
なんか、今までとちがうなぁ。
③寸法が適当!?
ふつうなら、壁の芯から壁の芯までを30cmに設計する・・・(マンションみたいに 笑)
ハズなのに、壁と壁の内側の距離を30cmに設計したもよう。
しかも、縦と、横で、考え方が(何故か)違う
だから、片側から壁を作っていくとなんか、ズレてきます。
あるところは幅が32cmの通路、あるところは28cmの通路
これぐらいは誤差の範囲・・・ってことで説明したけど
日本人には耐えられない・・・