都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

大阪都 いったいなんだ:国から関西独立州といったらこんどは大阪市併合か

2010-04-21 20:58:16 | 都市経営

 橋下知事の行動は何なのだろう。民主主義と選挙は人気投票とか揶揄されることもあるが、その懸念そのものだろうか。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 関西州という地域経営は賛成だ。国の機能は外交や防衛という説もあるくらいだから、地域の権限、自立が高まるのは面白い。その関西州の設立と州都をWTCに(理解しがたい立地だが)と提唱していたのが、いつの間にか大阪都だ。東京都は特別区で都の権限が大きいが特殊だ。今や市の権限を強化し、政令指定都市(大阪市など)は大阪府の権限外の位置付けだ。<o:p></o:p>

 橋下知事は「日本は沈没しても大阪丸は大丈夫だ」との主張があるが、経済学的にまた政治学的な根拠はあるのだろうか。<o:p></o:p>

 考えてみよう。先ずは大きく国際的な競争力の観点から、企業誘致のために日本の法人税(企業が支払う)を下げようというのは一例だ。(竹中元大臣の提唱説:税金が安いので来る企業は逆選択ではないのか) <o:p></o:p>

次に、国内では、地域間競争で観光客の誘致が事例になる。「そうだ京都に行こう」はもともとJR東海が利用を促進するキャンペンーンであった。つまりは魅力的な都市が競争力を増すが、連携や提携が必要という事例だ。<o:p></o:p>

さらに、同じエリアでは、都市間の競争と連携が必要なのは明らかだ。「関西はひとつ、ひとつ」と言われるが、奈良と大阪・京都・神戸は連携しているだろうか。各都市をつなぐ年間のイヴェントを考えているか。これを考えるのが関西州だ。<o:p></o:p>

そして、大阪都だが、堺市と大阪市が、また豊中・吹田市が同じになるだろうか。都市の成長は競合と協調と自治が必要で単なる市と府の統合では解決しない。都市毎の独自性の発揮と決め細やかな都市計画・経営が望まれる。大阪都は、いわば小さな「日本政府」が増えるだけだ。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

是非ご意見頂きたいものだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする