二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

暮坂あたり(ポエムNO.80)

2012年08月17日 | 俳句・短歌・詩集
遠くの空で雷鳴がとどろく中 ようやくぼくは到着した「暮坂」という名の 峠道へ。ある年齢になると老いてあまり元気のない男や女が 肩に背負った重いおもい荷物をおろしにやってくる暮坂。地図をたよりに歩いてくることもできるが地図なんかなくてもいつかはだれもが ここを通る。 昼は昼で 夜は夜で荷おろしをする音がたえまなく聞こえる。「ここが暮坂なんですか?」「ええ ここが暮坂です」「こんなにはやく到着するなんて」 . . . 本文を読む
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