「動きの一瞬」をとらえる写真術の続編を書いておこう。
今回は「光と影をコントロールする写真術」。
写真は英語ではphotographだということは、だれでも知っている。
これは正確に訳せば、「光の絵」となる。
カメラやレンズを選んで、撮りたい写真を撮る。
広角レンズには、広角レンズ特有の表現世界があるし、標準には標準の、望遠には望遠の表現世界がある。
レンズ交換式のカメラを買うと、セットレンズのつぎに広角が欲しくなるだろうか?
それとも望遠?
わたしが学生時代にバイトしてはじめて買ったキヤノンのカメラには、標準レンズ50mmF1.4がついていた。つぎに買ったのは、28mmF2.8の広角と、200mmF4の望遠。
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疲れたなあ。
なんでだろう?
理由はあるようでないし、ないようである。
仕事の都合で、休日が一日、うしろにずれた。
十時すぎまで寝て、疲れをとろうと思っていたのに、九時には目が覚めてしまった。
鼻高町にある「花の丘」にいこうかなと思っていたけれど、雲の量が多くて、空が真っ白。
こんな日には、撮れる写真は限定されてしまう。
というわけで、自宅の近所をふらふらしたり、テンちゃんと遊んだり。
道端にクルマを止めて、一時間以上、シエスタをとった(^^;)
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2010年1月6日に、イザベラ・バードの「日本奥地紀行」を読んだ。
しかし、おそらく、それが決定的な引き金になったというわけではない。五十代半ばをすぎ、両親の「老い」、あるいは、自分自身の「老い」と、いやおうなく向き合う日常の中から、少しずつ変化はあらわれてきたのである。
「日本奥地紀行」へのレビュー
(mixiおよび、gooブログの内容は同一)
http://mixi.jp/view_item.pl?id=15820&reviewer_id=4279073
http://blog.goo.ne.jp/nikonhp/e/b02ffee7423b1356f99d3a57695cdcdb
トップにあげたのは、秋田県立図書館が公開している菅江真澄の関連書籍から引用。
つぎに掲げる二枚も、同じところからお借りしてきた画像である。 . . . 本文を読む
午前中は農作業。昼飯は自宅で食べて、シャワーを浴びてから、午後は不動産屋。
トップにあげたのは、わが家のコンバイン、イセキ号。
父親が高齢なので、農繁期は手伝わないわけにいかない。
室内でデスクワークするには、まずまずの気温だけれど、肉体労働をはじめると、とたんに汗が噴き出す。
米は宮城県原産の銘柄米ひとめぼれ。
腰が弱く、すぐに倒伏するコシヒカリに比較し、ずっと作りやすい。
父親によると、心配はしたが、作柄は昨年よりいい、とのこと。
自家用米なので、放射能汚染の心配もいらない。
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「明日はきっと いいお天気になるだろう。
いっしょに撮影にいこうぜ。
こあいだ買ったばかりのザスパ草津のユニフォームを着てね」
といっていた写真好きの友人が突然入院してしまい
ぼくは秋晴れのこちら側に 取り残された。
ひとたばの稲穂のように。
逢いたい女はいないし さてさて
今日はレコードでモーツァルトを聴いてすごそうか
・・・と思ったけれどやっぱりじっとしてはいられなかった。
あれをしてこれをする。
これをしてあれを。
浮き世の雑事に追われながら
そんなふうにしてぼくの残り時間は減っていく。
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雨の夜、妙齢のうつくしい女性がやってきて、
「さあ、わたしをどこかへつれていって!
おいしいワインが飲みたいわ。レアのチーズケーキが、とってもおいしいお店を知ってるの」と誘う。
胸元がたっぷりとあいたシルクの淡いピンク系のブラウス。
むっちりとした谷間にゆれる小粒のルビー(大きすぎるのは下品)が、キラキラと光って眼を射抜かぬばかり。
あー、その色香に足もとふ~らふら、ノックダウン寸前の三毛ネコさん!
な~んてこと、あったらいいな(笑)。
冗談はさておき――今日書きたいのは、雨の夜の風情。
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十月の第一週が終わろうとしている。世間は三連休らしいが、わたしは仕事(^^;)
十日はわが家の稲刈りの予定が入っている。
午前中のアポイントがなくなったので、出勤がてら、あちこちと公園や畑をまわって、撮影を愉しんできた。
アルバムには三十一枚をアップ。
ここには、そこから、四枚ばかりピックアップしておこう。
トップにあげたのは、北関東では、秋口になからないと姿を見せないウラナミシジミ。
稀少種ではないけれど、イチモンジセセリ、キタテハ、キチョウ、ヤマトシジミなどと比べると、個体数はかなり少なく、のんびりしていると、出会いそこなう。
ウラナミシジミをもう一枚。
この時季しか姿を見せないので、昨年はたしか、一枚も撮れなかった。
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コスモスはメキシコ原産、キク科の一年草、だそうである。
日本に入ってきたのは明治初頭らしいが、諸説あり、いつだれが持ち込んだのか、はっきりしない。いずれにしろ、この日本列島にやってきたのは、そう古い時代のことではないだろう。それがたまたま日本の風土に合って、次第に拡がったのである。
花期が長く、つぎつぎと咲く。
《コスモス(cosmos)の語源は、ギリシャ語「Kosmos, Cosmos」(=「美しい」「秩序」)に由来します。 宇宙のことをcosmosと呼ぶのも同じ語源で、星々や花びらが整然と並ぶ様子の美しさを称えたものです。》(引用)
単純明快なデザインで、とても明るくて、群落をなして咲くから、遠くからでも目立つ。
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写真とひとくちにいっても、いろいろな愉しみ方がある。
そのひとつが、「動きの一瞬」をとらえる写真術。
ムービー(動画)ならなんでもないことなのに、スチールだと、これがなかなかむずかしい。
カメラマンのフットワークがよくなければならない。
そして、反射神経。
あるいは、事前に予測してカメラをセットする・・・なんてこともある。花火写真などは、その典型。三脚を据え、レンズをその方向に向けて、マニュアルで8秒露出するなんてことは、スナップショットの真逆かもしれない。
しかし、これも、広い意味では「動きの一瞬」をとらえる写真術となる。
わたしのカメラ選びで大切な要件のひとつは、レリーズから撮影までのレスポンスのよしあし。昔ライカのM3、M6を使っていたので、その味が忘れられない。あるいは、OM-1、とか、ニコンF3。
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お世話になっている大家さんの事務所から会社へ帰ろうとしてカインズホームの駐車場を通過したとき、美しい夕焼けを見かけたので、クルマを止めた。
町中でもよく見かけて、夕景・夜景は「夜への階段」シリーズにまとめている。
広いひろ~い駐車場で、駐車している車両はまばらだった。
カメラはCX4、レタッチで少し彩度をあげてある。そうおあつらえ向きには、トンボは飛んでいなかった。
「いい写真が撮れました?」
わたしが5、6カット撮影しているあいだ、犬をつれた妙齢の女性が後ろから声をかけてくれた。
「ええ、ご覧になりますか」
「あら。じっさいよりキレイに写ってるわ。腕がいいのね」
なんだかちょっとからかわれた気分(=_=) アッハハハ。
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