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素晴しき矛盾

2012年07月21日 20時32分05秒 | 日記
  

htthttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE86K01720120721
また、1990年以降の日本の成長率低迷が長期化する主要因である少子・高齢化は、
「韓国や中国においても、それほど遠くない将来に直面する大きな問題」と警告。
「日本や米国では、人口動態と実質資産価格が連動していた」とし、
「中国とブラジルもそれぞれ連動性がみられる。これが両地域の資産バブルの生成と
崩壊につながるかは、当該地域の今後の政策に大きく依存する」と指摘した。


上記は最近の日銀副総裁のスピーチである。
何を云わんとしているかが、分からない。1990バブル崩壊後の成長率低迷は少子高齢化
と責任逃れして、その後舌の根も乾かないうちに、バブルの生成と崩壊は、当局の今後の政策
に大きく依存する、と言っている。


少子高齢化が主な原因なの? それとも政策が原因なの?
全くの責任逃れ、つまり我々の政策とは関係ない人口動態が原因で日本は不況であると
言っている。バブル崩壊で資産価値は半分以下になったが人口が半分になったとでも云うのだろうか?
それに人口の減少は2007年からであり、不況になったから結婚も出来ず子供
も作れないのであり、逆である。金がないから子供が作れないのである。
権威で持って云えば皆頷くと言うのでしょうか?

専門外の素人にもその胡散臭さは見える。人口とバブル崩壊は関係ない事は
多くの専門家が指摘している。これでは、自らの政策とは関係ない人口が犯人と言う事は、
彼らの存在価値がない事を自ら言っているのと同じである。


そのあと、中央銀行の存在意義を強調するために、政策に大きく依存すると発言している。
正にここに本音が有るのであり、1990年の崩壊と長期不況は彼らのバブル潰しが
原因であった事を暴露している。誰でも分かるし、元三重野総裁もはっきりと
地価を半分にするといい、そして日本人の財産を半分以下にしデフレにしたのである。
いい加減先輩の恥の上塗りをするのは止めるべきである。


官僚とはこういう人たちなのだろうか? 先輩の失敗は絶対認めず、自らの組織の
保存とプライドのみに生き、国民への説明責任等全く考慮もしない、その傲慢さは
みていて、素晴しいものである。


やはり選挙がなく選ばれて、死ぬまで身分が保証される人たちは、このように
堂々と矛盾が言えるのが羨ましい限りである。

私の子供たちも官僚にすべきであったと今は思う。
我が国の官尊民卑は衰えず。


コメント
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