
三度目の正直とは、三度目はうまく出来る、又はうまく事が運ぶことを云う。



明治維新の革命も、戦端は幾つかあったが、結果としてうまくいき、近代化に成功。しかし
その陰には、秩禄の処分、地租改正、旧幕府の債務の削減等の、犠牲の下での成功です。
そのお蔭で、多くの旧資産家、武家が没落しました。内乱もありました。
経済と云う観点からも多々犠牲が有ったのです。



戦後も、経済発展で世界の経済大国に躍り出て、うまくいきました。
しかし此れも、戦後の預金封鎖、戦時国債の無効、新円切り替え、為替の暴落等の
庶民の多大なる犠牲でのお蔭です。此処でも、戦争成金の一部没落です。上手く
逃げ切った人もいたようですが。家を買うお金として蓄えたお金が、
食費のレベルになる様な大損害です。
そして今回の国債の返済とその後の日本経済の再生。楽天家は此れもうまくいくと考えていますし、
日本経済が再生すると言う意味ではうまくいくでしょう。しかし、前二回の経済改革の
陰には膨大成る人々の犠牲があり、戦争では600万人の犠牲での、戦後繁栄です。
此れと同様に、今回も多大なる犠牲が待ち構えています。

人間は苦しい事は忘れ、楽しい事のみを記憶します。これが、お年寄りが昔は良かったと言う
言葉に現れます。只自己防衛本能として、死ぬ思いをした過去を忘れただけです。

今回もそうです。三度目の正直は、現実には有りません。うまくいくと言うのは幻想であり、
未来から見た単なるノスタルジアです。
つまり今回も多大なる庶民の経済的被害で国家は生き延びる、国債を返済すると言う事です。
国家がどう出るかは100%予測は有りえませんが、少なくとも貴方の財産が
奪われることは事実です。問題はどのように奪うかです。

今回は明治以来の三度目の正直ではなく、2度有ることは3度ある、3度目の経済崩壊です。
エリオット波動から言えば、必ず起こる現実です。此れが法則です。
消費税5%アップ如きの税金で1000兆円(1000億ではありません)の借金が返せるわけが
無いのです。国民全部の財産を奪って初めて返せます。


ただ単に奪えば、国民はアラブの春ならぬ、日本の春を齎すでしょう。さすがに傲慢な官僚と
云えども直接の強奪は出来ません。でも奪わなければ借金は返せません。
さてどうやって奪おうか? 官僚の立場になり考えれば答えが出ると思います。

明治の改革は、1876年に完成したと言います。戦後の預金封鎖は1946年で、
その間の期間は70年です。今回も70年後としたら、1946+70=2016年
となります。これからが、国と資産家の戦い、頭脳戦が待っています。
多分此れから~2019は混乱期です。もう戦いは始まっています。

貴方の資産の奪い方
明治時代 戦後 今後の予想
1.秩禄の処分 = 預金封鎖 =年金の削減、延長、生活保護費の削減、
子供手当の中止等
2.地租改正 = 新円切り替え =消費税の増加、所得税の増加、相続税の増額
土地・資産税の増額。
為替の切り下げ =円の垂れ流し≒円安50→170円/1ドル
(≒1/100)
大インフレ インフレによる実質税金の増加、実質賃金の減少。
3.旧幕府債務の削減= 戦時国債の無効 =国債の削減=大部分払わない、
国債売却禁止 &/or 日銀の国債引き受け

戦後の新円切り替えや預金封鎖の情報等を前もって耳に入ったVIPは、貴金属や土地、
家屋等の資産に前もって換えて得したと言う。
紙幣の価値が1/100になるのですから、ぼろ儲けでしょう。
ソ連崩壊時に前もってドルに替えた人もぼろ儲けしたと言う。



戦前は1000円で家が買えたと言う。1ドル=360円になり、つまり1/360に
なったわけですから、1000万が3万円になったようなものです。
今回は2020年から10年かけての、1/3~1/4に円安、
つまり170~200円/1ドルの予想です。
株を買わずにキャッシュで持つ人にはドルが良いかも知れませんが自己責任でお願いします。
