
図は、プラチナのETFs保有量です。2011年の一時期と、2012年の初期には保有量が
減っていますが、その後は急激に、特に暴落後に大量に買い込まれているのが見えます。
価格が下がると言う事は、一般的には売り込まれている事ですが、この図から
そうではない事が解ります。

暴落の切っ掛けを造るには、確かにETFを売り込んでパニックのを造る事は必要ですが、その後は
空売りと先物で価格は略操作できます。これは国際金融機関等、大手の機関投資家のみが
出来る事です。価格を下げながら、貴金属の現物やETF保有量を増やしていくのです。

安くで買い、高くで売る事は、コンピューターやロボットトレーディングの時代でも基本は
同じです。これを金融工学とかロボットトレーディング等と言っても、結局は
誰よりも早く、いかに安く買い、如何に高くで売るかの戦いなのです。

この図の価格が低下するにつれて、機関投資家の保有量が増えている事を見れば、陰謀はない
だのと云える人は余程のお人好しか、単なる馬鹿か、又は陰謀の側の人達です。これを読み
取るのが、ゴールドマンサックスやその他の機関投資家に騙されないコツです。
ジムロジャースはプロ側の人ですが、独立して気楽に投資稼業を自分で行っている手前、
うそをついて投資家を騙したりする動機は有りません。しかし他の大きな会社に
勤めている人は会社を儲けさせないと給料が貰えませんから、一般投資家から
お金を奪う事が、一番大切な仕事なのです。

特に今年の大暴落後の5月から、大量にプラチナが買い込まれている事が解ります。やがて大暴騰
が起こると言う事なのです。何故証券会社の人が何億も給与を貰うかが理解できるでしょう。
其処を理解できないと、永遠に投資から利益を得るのは難しいでしょう。

