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銀の調整は終わったか?・The End of Primary④波?

2013年07月31日 20時00分26秒 | 金融・経済
Fibonacci Sequence と其処から導かれる数字を利用して、貴金属・銀の底を予測したいと思います。
エリオットはその論文で述べています。第④波はその直前の第①波の領域には入らないと。
これはエリオットの法則の一つを成していて、非常に重要な法則ですが、彼は同時に
レバレッジを効かせた相場では、時に重なりが少し見られると述べ、まれな
現象であると言っています。

しかし現実の波では第④波の第①波の領域への重なりは、大小は有りますが良く見られます。
最近はコンピューターでの高速取引が主体に成り、レバレッジも一頃よりも比率が
高くなっている事から、容易に想像されることです。又商品相場は株式相場
よりも規模が小さく為に、行き過ぎが頻繁に起こるとも思われます。

何れにしろ、その基本原則は今でもルールの最も大切な一項目である事は確かです。
このルールに照らし合わせると,2013年6月27日の$18,61/㌉は既にその前の
第①波の頂点、2008年の3月17日の$20.92/㌉を超えていますので、
もし株式市場なら調整は終わったと言えます。

私も今回の調整第プライマリー④波は終わったと思いますが、しかし絶対は有りませんから、
念の為に更に下がるとした場合の予想も書いておきます。
Finabocci 数と其処から誘導される数字は沢山ありますが、主なものを書くと

1.0.382調整。これは上昇した分の約38%が調整されることを意味します。
   今回の日経225の5月相場がこれに相当します。
2.0.618調整。今回の金は現在この調整が終わった所です。
   これも良く見られる調整です。
3.0.764調整。0.618x1.236=0.764.
   これが今回の銀の調整になります。

4.0.854調整。0.618x1.382=0.854.
5.0.944調整。0.764x1.236=0.944

3.の0.764の調整は、今回の銀相場に当てはめると、48.7-8.88=$39.82.
この上昇分の0.764調整ですから、$39.82x0.764=30.42.
$48.7-30.42=$18.82/㌉となり、
現実の18.61に限りなく近くなります。

もし、0.854調整なら、$14.7/㌉、
もし、0.944調整なら、$11.1/㌉となります。相場に絶対は有りませんが、
第②波の底である、$8.88/㌉を割る事は絶対ありません。

6月27日の底から現在までの波は、Leading Diagonal triangleを思わせる波動を呈していますので、
このまま上昇気流に乗るものと思われます。この様に波動を知れば、たとえ相場が更に
下がっても慌てることなく今後に臨めると思います。

世界的機関投資家にとっては、調整が大きいほど儲けのチャンスが広がります。彼らの得意な
インサイダー取引、空売り、先物操作等にて、ぼろ儲けできます。証券会社の異常な儲けを
見れば想像できます。従って調整が、0.382程度だと、繰り返し暴落が、つまり
上下を何度も繰り返す相場が予想されます。これは2011年からの貴金属相場で
見られた現象ですが、最後はやはり0.618~0.764の調整に落ち着きつつあります。
又今の日経225もその様相を呈しつつあります。


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中国株価予測修正・スパーサイクル(Ⅲ)のサイクルⅡか?

2013年07月31日 12時53分13秒 | 中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130730-00000077-reut-bus_all
中国の崩壊は有るか?

改めてみると、1990年の日本の株価の崩壊とともに、中国の株価の上昇が始まっている事が
分かります。前にも書いたように、賃金高騰で日本で採算の取れなくなった企業の脱出等が
重なって、日本の影の経済としての繁栄が、中韓の繁栄を齎したと想像できます。

前回の中国株の分析は,1990年から1995年までの波動、プライマリー第①②を見落としていたと
思いますので、それを計算に入れると2007年のピークはサイクル(Ⅰ)のピークと思われます。
サイクル(Ⅰ)は1990年から~2007年まで17年掛かったと見ますからその調整にも
同じくらいの期間が考えられます。又はサイクルの期間は平均略30年位ですから
少なくとも2020年までは不景気が続くと予想されます。

修正した図が以下の図です。1990年はスーパーサイクル(Ⅲ)の始まりと見た方が良いようです。
つまり、スーパーサイクル(Ⅰ)(Ⅱ)は、1911年に清が崩壊し、内戦と第二次大戦、
更に共産党政権の誕生、毛沢東の大躍進政策とその失敗、文化革命による大虐殺
等で壊滅的になった経済とその癒しの期間と思われます。1911~1990年=79年間。
壊滅的な崩壊は、第(Ⅰ)波の特徴です。日本では敗戦による壊滅です。

これなら日本のスーパーサイクル(Ⅰ)(Ⅱ)、1868~1945年=77年間に匹敵します。
スーパーサイクル(Ⅰ)は武人が活躍しますし、スーパーサイクル(Ⅱ)は知恵者
=官僚が活躍しますから、正に中国の今までを説明するにはピッタシです。

つまり、スーパーサイクル(Ⅰ)で毛沢東のような武人=戦士が活躍し、その後は官僚となった
解放軍の太子党がスーパーサイクル(Ⅱ)で活躍すると言う訳である。解放軍は武人ですから
細かい国家の運営は困難ですので、一歩引いて太子党=共産党の政策を監視しているのです。

もし共産主義の政策や武人の政策の意に沿わない事が有れば、従って解放軍は何時でも
前面に出てくるでしょう。天安門虐殺の様に。例え経済がうまくゆかなくなっても、
彼らにとって大切なのは、武人の独裁=共産党の独裁が第一義的ですから、
今後の経済の進歩はゆっくりとしたものになる可能性が大です。

日本共産党を見ても分かるように、パイを大きくする政策は全くなしで、常にパイの配分のみが
彼らの政策ですから、これが政治第一主義=独裁重視と言われるゆえんです。
最近の小沢氏の政策もこれに似て来ていましたので、
保守県民に捨てられるわけです。

さて、日本の今後は、前回の図では急激な上昇の予測でしたから、近々経済波動は中国と再び
クロスし、日本が中国を凌駕すると予測した以前の図を説明する事に成ります。



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