歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

これが金融緩和のマジック・円安効果・国民に感謝せよ

2015年08月29日 23時11分06秒 | 経済戦争

★ http://www.sankei.com/economy/news/150829/ecn1508290011-n1.html

日本企業37%の大幅増益 円安寄与、米欧勢しのぐ 4~6月、持続力が課題.

 日米欧主要企業(金融を含む)の4~6月期の業績を集計したところ、純利益は日本勢が前年同期比37・2%増となり、米国勢の推計1・2%増、欧州勢の推計8・2%増を大きく上回った。売上高は日本勢だけが増え、収益ともに独り勝ち。円安の恩恵を受ける一方で過去に実施したリストラが奏功し、稼ぐ力が高まった。収益拡大の持続力が今後問われそうだ。

 日本勢は円安進行で、海外で稼いだドル建ての売上高の円換算額が膨らんだことが引き続き寄与した。訪日外国人の活発な消費や原油安に伴う燃料費の減少も要因で、トヨタ自動車など多くの企業が最高益を更新した。

 売上高は5・0%増にとどまったが大幅増益となった。みずほ証券リサーチ&コンサルティングの米沢忍氏は「売り上げがあまり伸びなくても利益が出る体質になった」と説明。

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● これで円安効果と相まって、国内に投資をする企業が増えるのです。既に外国企業も
  日本への投資を狙っていると書きました。現在の中韓の衰退に見られるように、
  円安と金融緩和は、反日敵国の経済をたたく効果もあるのです。

● それが経済戦争といわれるゆえんです。逆から見れば白川総裁以前の日銀は円高政策で
  日本企業潰しをしていたことが分かります。彼らは意図しない売国奴なのです。
  その自覚・反省が白川等にはないところが官僚の大きな問題なのです。

● 今後日本の企業が利益を得てくるという事は、日本の衰退時に火事場泥棒をした中韓が
  今後は衰退を約束されたという事でしょう。問題は彼らの逃げ道をロシアや
  中央アジアやアフリカなどに作らせてはいけないという事です。

● 感謝の念を持たないで、歴史を捏造して他国に責任転化する悪徳国家が繁栄することは
  人類の進歩という観点からは、よくないという事なのです。悪を滅ぼすことは
  出来ませんが、少なくとも抑えて暴発しないようにすることは大切です。

● 勿論この利益は、国民がインフレ政策を受け入れた結果ですから、独りよがりにならず、
  国民に感謝して、国内投資と日本防衛の為の技術開発にも参加しなくてはいけません。
  コンドラチェフサイクルの上昇波動がFRBの金利上げとともに起こるのです。

● つまり、コンドラチェフサイクルは約60年なので、今後30年は徐々にインフレが起こると
  いう事です。長い長いインフレ時代の始まりです。これに適応できない
  企業は滅びるのも宿命です。

● 日本の経済がよくなれば、反日企業を潰すことは逆に大切な防衛政策となります。
  体力がつけば、そのような事も出来るのです。自然淘汰ならぬ人為淘汰です。
  
● 最近の黒田総裁の中国経済期待論のような、間違った認識も正さなくてはいけないのです。
  中国がなくてもやっていける世界の再構築が必要なのです。少なくとも日本が
  高度成長している時は、彼らの存在は世界的には無同然だったのですから、
  その状態に近づけるのが正しい防衛戦略でしょう。
  それが平和を齎すのです。

● 平和とは積極的に防衛力を高めて人為的に作る事が大切なのです。念仏を唱えると
  平和になると妄想を持つ反日勢力は今後は排除する必要があるのです。

 
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大竹愼一の鋭い感覚と・残念な予測の間違い・大恐慌は今ではない

2015年08月29日 16時38分21秒 | 戦争


★ http://blog.goo.ne.jp/keta1283/e/b28a30db2568789ec609a87a5ec2d791


去年の秋に出た本です。再度読んでみると、まぁ大竹の言う方向に世界は向かっているのかな?ですね。へぇ~となったのは、米国の住宅事情です。去年の段階で、米国の住宅は勤労者が住宅ローンで購入していると言うよりは、金持ちがキャッシュで投資用に買っているので、そのうち化けの皮がはげると書いてます。また、大竹慎一は去年はシェールオイル・ガスブームを好意的に書いてますけど、この分野もこれから地獄を見るようです、Markethackの広瀬さんがそう書いてました。

そうなると・・・米国もこれからガタガタでしょかね?中国についてはボロクソです。2015年のどこかで変調をきたし、そこから地獄へ向かうと書いてます。その影響をモロに受けるのが我が日本なのです、ゲロゲロ。企業のBS重視の方で、ソフトバンクやユニクロは全然評価してません。PERやEPSと言う指標も怪しいのです。社債を発行して自社株買すれば、そんな指標はいくらでも良くなります。米国企業もそんな企業が多いんじゃないでしょうかね?

 ❶ 大竹はいつも企業サイドの暴走を批判します。株主がそれをチェックすると言う論理を常に展開しますけど、そこはどうなんでしょうね?株主の行き過ぎた強欲とか、金融産業の強欲で米国の医療産業や教育産業がぼったくり化しているとかは決して言わないです

❷ Markethackの広瀬さんの記事を読むと、世界はリーマンショック時よりも借金が増えているようです。金融緩和のあかげですね。ジャンク債とか途上国のドル建て債が相当増えてます。仕手株みたいなもんで増え続ける間はみんなハッピーですけど、これから逆回転が始まるようです。どうしようも無いのはやはり中国でリーマンショック以降のアホみたいな不動産投資をこう描いてます。

❸ 結局、史上最大のケインズ政策は取り返しのつかない自然破壊を促し、信じられない不動産バブルをつくり上げ、共産党の幹部や官僚の懐をおおいに潤わせ、不動産投資に狂奔した地方政府や企業の債務を絶望的に膨らませ、そして、13億人庶民には塗炭の苦しみをもたらしただけであった

❹ 暴落はスタートとしたばかりです。これから中国の膨大な過剰資産形成と過剰生産設備と過剰債務が溶け出していきます。それは日本も世界もみんな同じじゃないんでしょうかね?GDPは大きければ大きいほど良いんだ~と言う思想もしくはドグマが経済学の本質です。そのために金融緩和で世界中が大借金して、マンションや高層ビルやインフラや生産設備を過剰に建設してきました。そして、それらの過剰資産が完成して、さぁ稼ぐぞ~となったらバブルが崩壊したんでしょうね。過剰資産が腐り始めます。過剰資産が表で裏が過剰債務が裏ですから両方とも腐りだして縮小していくはずです。

その縮小が世界的規模で起きることを世界恐慌と言うんでしょうかね?バブルの坂道をひたすら登りました。最初に疲れた~と言ったのは我が日本ですね。その次に疲れた~と言ったのが欧米で、ここでみんな金融緩和という覚醒剤を打ち「みんなで頑張ろう~」と坂道を再度登りはじめました。特に「凄げ~」とみんながうなったのが中国様だったんでしょうね。覚醒剤を打ちまくって超ハイになっていたようです。可哀想な中国共産党!すぐに廃人となるでしょう。だれか元気な奴はいないのか~と見ると、あとはアフリカ勢くらいですね。でもアフリカ人に打っても~

❺ 大竹も想像できなかったのが、今年の6月までに起きた中国の株式バブルでしょうね。多くの中国個人が熱狂して株を買いました。政府も煽りに煽りました。大竹もビックリですね。中国は日本のバブル崩壊をよく研究したと言ってました。だから日本のようにはならないと。

たぶん、それは本当でしょう。日本のように中途半端なバブル崩壊はやらないみたいです。全力を出し切って120%の力でバブルの坂を登る・・・そして、そこから坂を豪快に転げ落ちて、真っ白な灰になる。そんなバブル崩壊を見せてくれそうです。「お前は中途半端なんだよ~だから小日本なんだよ、この根性無し」と言われそうです。ちょっと恥ずかしい・・・・わけねぇだろう!ですね。

意外とあっさりと中国共産党は真っ白な灰になるかもしれませんね。

❻ またまた防衛成功した通貨基軸ドル。

ドル債券の売りに出る中国の図。

更に言うと、大竹は楽天も嫌いなようです。ぼったくりが酷すぎます。不肖ケタも感じていることですけど、日本企業の社長さん、ソフトバンクでも楽天でもソニーでも、なんか夢が全く無くなったような感じがします。それなりに成功して太った豚になった感じです。ソフトバンクは携帯の通信料の激安はやる気ないようです。借金で図体だけでかくなろうとしてます。楽天もアマゾンには勝てないでしょう。アマゾンの方が考え方が過激で面白いのです。

❼ 大体、金融に手を出すIT企業は本業がつまらなくなります。やっぱり高齢化なんでしょうね。官僚も経営者も評論家もみんな高齢化で過激さが無くなりました。もちろん不肖ケタもそうなんですけど。それとも国家とか企業とかがボチボチ時代遅れの組織になりつつあるんでしょうかね?まぁ、どちらにしろ、それなりの大不況はやってきそうですね。ではでは。

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● 人生万事塞翁が馬。
  生命≒人間も自然の一部である以上、自然の法則にしたがうのは当然といえます。
  それをノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマンは経済の自己組織化と語っています。
  つまり、経済も自然現象の一部と語っているのです。

● 前回間違ってカウフマンと書きましたが、クルーグマンの間違いです。訂正します。

● ローマの歴史をひも解いてみれば、最後はパンとサーカスのバブルと享楽の中で
  大崩壊して、以降は暗黒の中世時代へと突入したと
書かれています。
  今のUSAにそっくりですが。

● つまり、これは何も近代資本主義のみの問題ではなく、人類の経済行為に伴うものなのです。
  否、経済行為のみに限らず、人類の欲望と生命の欲望≒自己保存と子孫の維持繁栄に
  ともなう、自然法則の一部と言えます。カウフマンの生命の自己組織化と、
  クルーグマンの経済の自己組織化はそれを語っているのです


● バブルとその崩壊は、自然現象である以上、だれにも止める事は出来ないものなのです。
  問題はその崩壊に伴う傷をいかに軽く済ませて、早く癒すかでしょう。
  それが政策と言うものなのです。
  
● 金融緩和は唯一、それに効果的な政策と言えるでしょう。それが行き過ぎれば勿論
  ドーピングとなるのです。そもそも医療行為自体がドーピングなのです。
  薬は毒でもあるのです。若ければその副作用に耐えられますが、
  老化したご老体には無理なのです。

● 中共の問題点は、独裁共産主義だのに、資本主義・民主主義国家の金儲けの制度を一部盲目的に
  真似したことにあるのです。資本主義におんぶ抱っこされている以上当然の事です。
  ソ連の崩壊を見て、生きる為に資本主義に膝を屈したことがその始まりです。
  つまり、典型的擬態資本主義の矛盾があぶりだされるのです。

● USA金融資本主義における会社を真似した、日本の会社が不健全と大竹さんに嫌われるのは
  当然でしょう。そもそもUSAと日本の資本主義は100年前後の位相のずれがあるのです。
  彼は日本資本主義の番人ですから、当然の事として金融資本主義的な会社は嫌うのです。

● しかし、その彼も株主が会社をチェックするという事を手放しで喜ぶのは甘いという事です。
  その肝心の大株主が金融資本主義の番人ですから、会社も必然的に
  金融資本主義的になるのです。その矛盾は問題点でしょう。

● さらに彼は大切な経済の30年と90年サイクルを見落として、
  コンドラチェフサイクル≒60年サイクルのみにとらわれている事が問題を複雑に
  しているのです。彼の思想的背景を独断で分析すれは、マルクスの
  ”資本主義の必然的崩壊の思想が見えます。

● それはそれで間違いのではないですが、細かい未来の予測に難点が見られます。
  波動理論を知らない弱さです。つまり1929年の世界大恐慌の次の大恐慌を、
  今回の不況と重ねている
事です。

● コンドラチェフサイクルサイクル理論によれば、あれから60~70年後の今日と言うのは、
  2000年から始まる不況の事を言いますが、見ての通り、それから15年たつというのに
  本格的な恐慌は見えません。恐慌が来そうで来ないのが今回の不況です。

● 彼の予測の誤りは、同様に世界支配層にも見られる事は、支配層の行動から推測
  できます。つまり、大恐慌が来るとの前提での9:11の自作自演と
  その後の中東・レバントへの侵略開始です
。ローマ帝国もレバントまで
  勢力圏を広げて崩壊していますが・・・。

● それでも足りないとみると、旧ソ連での作戦・後押しに見られる、カラー革命と言う名の
  戦争への誘いです
。しかしソ連の後継者のロシアはまだ新しい知恵者の国≒
  君主国家の国の建設途上ですから、お誘いに答える事は当然出来ません。

● それで彼らが最後の悪あがきに出たのが、認知症の醜い老人の悪臭を漂わせる、かの有名なUSA民主党の
  ブレインであるブレジンスキーやジョージソロスに語らせた世界大戦の脅しです。

● 両者ともユダヤ人と言うのがことの本質を語っているようです。特にブレジンスキーは中国を
  とことん甘やかして、大戦を遂行できるまで援助すべきという思想が垣間見られます。
  その為には、尖閣なぞは中共にくれてやれというのが持論です。

● 有名な尖閣諸島における、中共軍と海上保安庁との間での歌舞伎ダンスのおすすめです。
  つまり、中国が尖閣に出ている間は、日本は彼らの行動を邪魔しないで、
  彼らが去ってから尖閣の警戒行動に出るようにという事です。

● 馬鹿でもこの結末は分かります。彼らは尖閣に上陸して旗を立て、建物を建てるのが
  目的ですから、それを邪魔するなと言う事は、あげろという事と同じです。

● そして暴落が近付くと、ムジナの穴から這い出してきて、空売りなどの暴落作戦で兆単位のお金を
  稼ぐ、ソロスの登場です。彼らに第三次大戦を語らせた背景は、自己組織化の現象を
  応用すれば、おのずからその背景は分かろうというものです。

● 大竹の思想は、学生時代の若さによる反資本主義的思想の影響と、マルクスを生んだ現代の支配者
  ユダヤ人の思想と金融資本主義の末期の株主資本主義の影響と、現代の日本の健全な会社=
  コツコツと己の本分を全うする資本主義全盛の時代の会社”の番人としての思想
  入り交ざって、独特な経済の分析を齎すものと思われます。

● コンドラチェフサイクルのサイクルは、金利の世界にのみ見られるのです。しかしこれは
  勿論金貸しには、預けるだけで金利が転がり込んでくる、暴落を心配しなくてよい
  楽ちんな商売
ですから、コンドラチェフサイクルは重要である事は勿論です。

● しかしソ連時代にこのサイクルを見つけたコンドラチェフは、ユダヤ人と学者嫌いのスターリンに
  不届きな理論を風評する輩”と処刑され、その怨念が溜まっているので、現代の支配階級が
  その怨念に惑わされるのは仕方ないのかもしれません。強い怨念は正常な
  思想や科学的考えの大敵なのです


● 正常な思想や自然現象は、自己組織化の現象=複雑系の現象=エリオット波動にのみ従うのです。
  従って、大崩壊は図にあるように、2029年から2046年までの次のサイクルで起こるのです
 
● しかしこれは前回の恐慌が生易しいと見れるくらいの、大崩壊です。つまり、近代西欧資本主義=
  持てる国≒先輩資本主義国の大崩壊の事なのです。システムの寿命=270年が来たのです。
  内戦型第三次大戦の到来と、世界戦国時代への幕開けです。丁度ローマがレバントを
  支配下に置いてから崩壊して、暗黒の中世が来たようにです。

● しかし、大竹さん心配はご無用。日本の近代資本主義は2138年まで続きますから、あなたの大切な仕事
  企業の番人としての仕事は今後も当分は続きますから安心してください。

● しかし、今回恐慌が来るという脅しは間違いですから、直ちに撤回して企業を健全にご指導することを
  望みます。我々に天国からお迎えが来るころに、西欧は崩壊するのです。
  





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知恵者は支配階級になれないのは歴史の必然・武人の時代

2015年08月29日 08時04分46秒 | 経済戦争


★ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150828-00000061-reut-bus_all


焦点:中国市場の混乱、背後に規制当局の「頭脳流出

ロイター 8月28日(金)15時26分配信


 8月27日、中国市場の混乱の背後には、かつて母国に戻った金融の「精鋭」たちの頭脳流出がある。北京の証券会社で26日撮影(2015年 ロイター/Jason Lee)


[上海 27日 ロイター] - 2008年の金融危機の真っただ中、欧米の金融機関は大幅な人員削減を進めていた。一方、中国政府はそのころ、自国の株式市場の改革を進めるべく、混乱する金融業界から中国系の優秀な人材の「引き抜き」を進めていた。

【コラム】外貨準備取り崩しが招く中国発「量的引き締め」

1年にわたって高騰が続いた中国株が数週間で急落し、政府が対策に躍起になった今年の夏、そうした人材は中国証券監督管理委員会(CSRC)にとって、これまで以上に必要な存在だった。

しかし海外から中国に戻り、「海亀族」と呼ばれたエリート専門家たちはすでに、当局の仕事に幻滅したり失望したりし、民間企業に戻っていた

帰国した「精鋭」20人のうちの1人は、CSRCが当時「祖国のため犠牲になる」ことを訴えていたと振り返る。「われわれは力になりたかったので、家族も中国に戻して高額な仕事もあきらめた」のだという。

しかし、理想はほどなくして不信に変わる。収入は民間企業で得られる額に比べると微々たるものであり、CSRCに重用されているようにも見えなかったのが理由だ。

数年経っても誰1人として昇進せず、一部の人は確たるポジションさえなかった」という。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の中国エコノミスト、Liu Li-Gang氏は「当時CSRCは国内外の両方の経験を必要としていたが、国際経験が最も豊富な人たちが追いやられた」と語った。

CSRCにもコメントを求めたが、回答は得られなかった。

<頭脳の流出>

CSRCを去った人の中には、ABNアムロでエキゾチック・クレジット・デリバティブの責任者だったTang Xiaodong氏や、JPモルガン・チェースにいたLi Bingtao氏、ノーベル経済学賞受賞者ロバート・シラー氏に学んでいたLuo Dengpan氏もいる。彼らのいずれからもコメントは得られなかった。

ロイターの取材に応じた複数の内部関係者によると、過去1年で規制当局内の退職者が急増している。

上海証券取引所の当局者の1人は「ほぼ毎週のように退職届を出す人がいる。退職する人のペースは加速しているように見える」と語った。

中国のファンドマネジャーらは、そうした専門家の「集団脱出」によって市場が素人の手に委ねられてしまったと嘆く

香港で外資系銀行に勤めるトレーダーは「過去数年と同じレベルの専門知識が保たれていない」とし、それゆえに、「悪意ある」空売りの規制など見当違いの政策につながったと指摘する

CSRCと定期的にやり取りする大手ファンドの幹部は「彼らが賢くないというわけではない。金融の専門知識がないのだ」と語った。

現在もCSRCに残っている人物によれば、規制当局は、信用取引向け融資残高の急増が意味するところを十分に把握できていなかった。

<不信の連鎖>

こうした失態は、中国政府の信用を失墜させた。

中国政府は株価の下支え策に9000億元(約16兆8000億円)をつぎ込んだが、主要株価指数は急落が一服した後、再び下げ基調に戻っている。株式時価総額はドイツの国内総生産(GDP)を上回る4.5兆ドル(540兆円)以上が吹き飛んだ格好だ。

株式市場への当局の強引な介入は、中国が公約した金融改革に対する信頼も傷つけた。

中国に帰ってきた金融機関の「精鋭」たちは、自分たちが政策に影響を与えられないことへの不満や、昇進の機会が制限されていること、薄給を理由に規制当局を去って行った。同僚からの恨み節も聞こえていたという。

上海にある国際ビジネススクール、中欧国際工商学院(CEIBS)のオリバー・ルイ氏は「彼らは外に出れば、よりローリスク・ハイリターンで高い収入を得られる。(出て行くのは)無理もない」と語った。

(原文:Samuel Shen and Engen Tham、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)

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● 知恵者が原則として重用されないのは、武人の時代のせいであることは、前から書いています。
  戦前の日独の例を見ても分かるように、武人が国家を乗っ取った時代は彼らの天下です。

● 基本的に武人は戦いの戦士ですから、知恵者とは相性が良くないのです。戦いの専門知識以外
  はない戦士には、経済の専門家という知恵者はウザいのです。

● 共産主義者は命を賭けて戦って国を取ったという自負があるのですから、お国の為に
  尽くせというのが、口癖なのは当然です。日本の戦争時もそうでした。
  頭脳の浪費≒学徒出陣はその典型です。

● 日本は基本的に1868年から資本主義的民主主義の時代ですから、その波動のスーパーサイクル
  第(Ⅰ)波で武人に乗っ取られても、それは短期で終わるのは波動が示していますし、
  現実もそうでした。戦後のスーパーサイクル第(Ⅱ)波は比較的知恵者の時代
  ですから、それは文民統制という形に表れています。

● 中国は1910年から武人の時代と突入していますし、2180年までは続きます。相対的に
  知恵者のスーパーサイクルの第(Ⅱ)波が始まったとはいえ、基本は共産党の
  太子党が支配階級
(武人の子)ですから、浮かばれないのは当然といえます。

● 今の中国を見ても分かるように、汚職摘発と言う名目で、ライバルの粛清が始まっている事は
  素人でも分かります。つまり、命のやり取りを今も続けているのです。
  戦士の戦いが、時代の基本精神なのです。

● お国の為に死ねと言われる事はあっても、知恵者が地位を上がる続ける事は絶対あり得ないのです。
  上がればその時点で毛沢東のような、知恵者の残虐な戦士=殺戮者と化するのです。

● 金融の専門家が優遇されていないという分析は、一時的なものではないと理解すべきです。
  これが武人の時代の限界を示すものという事は、今までも書いてきました。
  そこが共産主義独裁国家の突くべき弱点なのです。

● しかし暴落の原因をそれに求めるのは、株式市場が分かっていないのです。それなら世界で
  一番金融が発達していて、ノーベル経済学賞の受賞者がウジャウジャいるUSAで、
  金融のプロだらけのFRBがリーマンショックを防げなかったことを
  どう説明するのです?

● 既に世界一の大国となっていたUSAの1929年の大暴落と世界大不況はどう説明するのです。
  責任転嫁の分析は、全く的外れと言えます。株式市場は投資家や規制当局が
  プロだろうが素人だろうが、自己組織化の現象で暴落するのです。

● この識者は、東大卒の頭でっかちが跋扈している日本の日銀が、1990年からの日本経済を破たん
  の淵まで追い込んだ
ことをすっかり忘れているのです。正に50歩100歩という事です。
  4万円を目前にして暴落して、20余年かけて7千円台まで下げたのです。

● 第(Ⅰ)波が直前の高値を目指すのは、波動の必然的結果ですから、来年末は日経が3万円を超す
  と予想できるのです。これが日本が復活したといわれるゆえんです。波動が語るのです。
  
● ノーベル経済学賞受賞者のカウフマンも、経済の自己組織化という現象までたどり着いている事は、
  素晴らしい事と思いますが、しかし、自己組織化の現象が波=エリオット波動として
  表れていることを見落としているのは残念です。

● たとえカウフマンが経済の自己組織化現象がエリオット波動として表れていることを理解しても、
  来年末から翌年にかけての大暴落≒2000年からの調整の最終章は
  防ぐことは出来ない
のです。これが波動であり、歴史の流れなのです。

● 個人の意思だけではどうすることも出来ない現象がある事を悟らねばいけないのです。
  我々は地球が太陽の周りを回っていることを分析理解しても、光が波の性格を
  持っていることを理解しても、その波を変える事は出来ないのです。
  弱弱しい光の波さえも、変える事は出来ないのです。

● これと同じことが、景気不景気の波にも綺麗に表れているのです。USAの株価の変動を
  インフレ調整で表したチャート
をじっと見つめてみてください、素人の私にも
  見えるのです。貴方にも見えるでしょう!?

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