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天下のゴールドマン・サックスの予想を図示すると

2013年12月08日 03時15分32秒 | 金融・経済
今回の円ドル・為替の予想や、日経225の予測は、トライアングルからの上昇と言う事で
まずまずの予測でしたが、貴金属の価格の動きが予想から段々と乖離しつつあります。
従って、ゴールドマンサックスが予測した、

●“今後2014年にかけて調整が起こり金では1050㌦/㌉まで下がる可能性がある”は
  現実味が出てきました。

日本の金融緩和が日経225のみならず、世界の株価の上昇に貢献しているわけですから、
貴金属に投資している場合ではないと言う事でしょう。

● 貴金属から株に資金が逃げるのは当分続く可能性が有ります。

また中東の動乱は、シリアへの攻撃中止からイランとの和解まで、予測をコトゴトク裏切ってきました。
長い目では、西欧の中東侵略は、810年前の十字軍の終わりが、イスラムの勝利で終わったように
、今回もイスラムの勝利で終わる事は理解できますが、意外と早くやってきました。

但し、フランスはアフリカでイスラムと戦いを継続していますが、これは仏の資本主義崩壊は
英米型よりも10年遅れる事の表れとも言えます。言い換えれば、英米に代わって
今後10年間は仏がイスラムと戦うと言う事です。大雑把な予測ですが・・。

動乱が減る事は良い事ですが、マリや中央アフリカでの動乱のみでは、商品へのインパクトは
少ないでしょう。前回1980年の貴金属の高騰は、1979年末のソ連のアフガニスタン
への侵略を切っ掛けとして、最後の暴騰が完成しています。

● 従って今回の中東の動乱を前提にした、貴金属価格の上昇は少し狂いが生じてきました。

いずれ金属が暴騰する前の、動乱や内乱・戦争等は今後も有ると予想しますが、具体的には
何とも言えません。

従って、ゴールドマンの予想を図示する事は、今後の価格変動予測の助けとなると思われます。
言い換えれば、6月末の価格は貴金属の底との予測でしたが、GSの言うようにまだ
調整期間中の可能性が高いと言う事です。

○ ①の図は、今までの私の予測を前提にした価格の変動です。今後はこのまま上がると言う事です。

○ ②の図は、6月末からの上昇と調整は、フラット=サイドウェイ型の調整と見て、これから
  ある程度上昇してから、最後の小暴落が起こると言う予想です。

○ ③の図は、既に最後の小暴落に入っていて、今後は少し戻してから、小暴落が完成すると
  いう予測です。

○ ④の図は、可能性としては少ない方ですが、調整なら考えておくべき形です。
  つまり、今後小さいトライアングル型の調整が起こってから、
  最後の小暴落が起こると言う予想です。

②と④のパターンは、期間的には約1年ほどかけての調整の様に見えます。つまり、GSの言う2014年は
下がり続けると言う予想に合います。どの図を取るかは自己責任でお願いします。


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1 コメント

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Unknown (エル)
2013-12-08 21:34:55
こんばんは。私は、ゴールドマンくんの1000ドルという根拠がよくわかりません。耳を澄ませば、1000ドル以下で欲しーのぉ、と聞こえますが。2014年は調整期間だというのであれば、そうだろうなーと思います。しかし、下落期間がずいぶん長いですね。あと約半年で3年です。石の上にも3年、たとえ目の前に笑点の座布団が積まれていようが・・・でも、ちょっと株式へ移動したいところもあります。

以前、ご紹介されていた書籍「不連続の日本経済」を読みますと、大丈夫な気がします。金が、となれば、銀もかなと。チャート2009年1月1日前後に似ていますね。

最近は、はて、いくらで購入したのか、と忘れ気味です。
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