11月の米大統領選に無所属で出馬している「第3の候補」ロバート・ケネディ・ジュニア氏が、選挙戦から撤退し、共和党候補のトランプ前大統領の支持に回る見通しだとアメリカメディアが報じました。
21日、ケネディ氏の選挙陣営は、23日に西部アリゾナ州フェニックスで「現在の歴史的瞬間と今後の進路」について米国民に語ると発表。この発表は、ケネディ氏の副大統領候補で、シリコンバレーの弁護士で起業家のニコール・シャナハン氏が選挙から撤退を表明してから翌日のことだ。
ケネディ氏の演説は、SNS「X(旧ツイッター)」やその他のSNSでライブ配信される予定だ。
トランプ氏は20日、ケネディ氏が自身の支持に回れば、大統領就任した場合に「要職」への起用を検討すると述べている。
20日、トランプ氏はCNNに対し、ケネディ氏を好意的に受け止め、尊敬していると語り、第2次トランプ政権でケネディ氏のために居場所を見つける用意があると示唆した。
大手世論調査会社ユーガブが21日に発表した最新の世論調査によると、ケネディ氏は有権者のわずか3%の支持しか獲得していない。民主党候補のカマラ・ハリス副大統領とトランプ氏はそれぞれ46%と43%の支持を得ている。