ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

DAY 2:2年半ぶりの独り

2006-09-22 | 家事・家計・リサイクル
今日は1日中独りでした。こんなことは、移住以来初めてなのはもちろん、飼い猫ピッピの看病で私だけ香港に残り、夫と子どもだけ里帰りした2004年4月以来のことでしょう。

(どこもかしこも花盛り→ 野生の藤がその辺の木に絡み付いて豪快に花を咲かせているのを見てけっこう感動しました。夫たちがカメラを持って行ってしまって残念)

2年半ぶりの独り。
ワルくないです。元々独りでいることがまったく苦ではなく、結婚した最初の年以降、つまり92年以降、退屈というものを感じなくなったので(人生で退屈しないコツを完全に会得したようです)、それなりにあれこれやって楽しく過ごしました。

数人から電話をもらい、誰とも話さないという状況でもなかったし、ネコがいるだけでも独りという気がしません。洗濯物を干していても、ゴミ出しをしていても、トイレに入ってもついて来てくれるし(笑)、ラグビーを観ていれば抱っこのまま1時間半も付き合ってくれ、夜も一緒に寝て、予想以上の忠猫ぶりです(笑)

今日は洗濯・アイロン関係を全~部終了しました。テーブルクロス3枚、Yシャツ4枚、温のスカウトの制服、ゲスト用ハンドタオルやハンカチなどこまごました物など、溜めていたのでアイロンもかなりの量。しばらくは毎日の洗濯から解放され、週2回で十分かな?

明日は子どもたちのベッドメイクを春用に変え、デュベカバー(掛け布団カバー)の中身を薄くする予定。シーツもフランネルはおしまいでしょう。こちらで「ミンク」と呼ばれている起毛のアクリルベッドカバーも洗ってしまい、厚地のコットンに変える予定です。

独りになって即変わったのは、食事。
ジョギングを始めてからお腹が空かなくなってきていた上に、最近ますます肉が食べたくなく、欲しいのはフルーツばかりという状態だったので、これからしばらくはゲストでもない限り、ベジタリアンかフルータリアンになりそうです。多分、肉や玉子を買うことも白米を炊くこともないでしょう。心置きなく玄米食にしてみます。

2日目にして、独りというのは本当に自由気ままだと思う一方、誰かのために、時として金品よりも大切な時間を使うことは「尊い」ことだとも実感しています。例え、
「面倒くさいな~。」
「こんなこと自分でやってよ。」
と渋々であっても、人のために時間を使うことは、使わないよりも、
はるかに人生を豊かにするんだろうな
と、思います。

そうしてこそ、誰かが自分のために使ってくれる時間の価値を心底実感できるのかな~とも思います。それは、
お金で買えるサービスとは根本的に違う、まごころの献身――。
この似て非なるものを間違っても混同したり比べたりしないよう、
「誠心誠意で分かち合い、心からの感謝で受け取らなくては。」
と、最近忙しさにかまけてその辺が大きく欠落していたのをひとり反省した午後でした。