「ベットにワルいことしちゃったな~」
昨日は帰ってからも事故のことを気にしていると、本人から電話が。
「またハトが動けなくなってるの、すぐ来て!」
「わかったわ、適当な段ボールを持ってすぐ行くわ。」
「ザッツ・ラブリー(お願い!)」
私は空のバナナ箱と使い古しのバスタオル、Tシャツを引っつかむと、88歳のベットの家までひとっ走り。5分もかかりません。
捕まえようとしたら屋根に上がってしまったというハトは瓦の上にうずくまり、風が吹くと羽を広げてよろけています。なんとか体勢を整えてかろうじて引っくり返ることはないものの、屋根の傾斜と冷たい風が辛そうです。
実は同じことが、一緒に映画に行った4日前にもありました。
彼女を送っていくと玄関の脇にハトが1羽うずくまり、近づいても触っても逃げません。つぶらな瞳が怯えて見えました。
「羽が折れてるみたいなの。昨日からそこにいるのよ。エサをあげると食べるんだけど動けないみたいなの。またエサを出さないと。」
「寒いし箱にでも入れた方が良くない?家に帰って探してみるわ。」
と言って別れ、家で箱を探していると彼女から電話が入り、
SPCA(動物愛護協会)が1時間以内に来てくれることになり、とりあえず猫のケージに入れたから箱は要らない、とのことでした。けっきょく、そのハトは回復の見込みなく、SPCAが安楽死させました。
あの時もお互い潤んだ瞳でハトを見下ろしていました。昨日は昨日で再び目を潤ませながら屋根のハトを見上げていました。
「どうしてこんなことが立て続けに起こるの?
普通、野生の生き物は身を隠して逝くものでしょう?玄関前に1週間に2羽も!こんなことがまた続くんだったら耐えられないわ。」
と涙声になるベット。気持ちは痛いほどわかりました。
「どうしてこの家が選ばれるかわかるでしょう?
必ず受け入れてもらえるのがわかっているから、身を隠すよりもここに来るんだわ。きっとまた同じことが起きるわよ。」
私の言わんすることなど重々察しているベットは小さな頭を振ってうなずいています。彼女が野生のハトやスズメをどんなにかわいがっているか、同じようにしている私にはよくわかります。

(私も毎日神棚のお下がりのお米をあげているので、夕刻の帰巣時刻だとデッキに出ただけでこの通り。みんな揃い踏みです。スズメの大衆浴場も営業中!)
「できる限りのことをしましょう。」
すでにSPCAが来ることになっていたので、私はそう言うとバナナの箱を置いてお暇しました。(つづく)
昨日は帰ってからも事故のことを気にしていると、本人から電話が。
「またハトが動けなくなってるの、すぐ来て!」
「わかったわ、適当な段ボールを持ってすぐ行くわ。」
「ザッツ・ラブリー(お願い!)」
私は空のバナナ箱と使い古しのバスタオル、Tシャツを引っつかむと、88歳のベットの家までひとっ走り。5分もかかりません。
捕まえようとしたら屋根に上がってしまったというハトは瓦の上にうずくまり、風が吹くと羽を広げてよろけています。なんとか体勢を整えてかろうじて引っくり返ることはないものの、屋根の傾斜と冷たい風が辛そうです。
実は同じことが、一緒に映画に行った4日前にもありました。
彼女を送っていくと玄関の脇にハトが1羽うずくまり、近づいても触っても逃げません。つぶらな瞳が怯えて見えました。
「羽が折れてるみたいなの。昨日からそこにいるのよ。エサをあげると食べるんだけど動けないみたいなの。またエサを出さないと。」
「寒いし箱にでも入れた方が良くない?家に帰って探してみるわ。」
と言って別れ、家で箱を探していると彼女から電話が入り、
SPCA(動物愛護協会)が1時間以内に来てくれることになり、とりあえず猫のケージに入れたから箱は要らない、とのことでした。けっきょく、そのハトは回復の見込みなく、SPCAが安楽死させました。
あの時もお互い潤んだ瞳でハトを見下ろしていました。昨日は昨日で再び目を潤ませながら屋根のハトを見上げていました。
「どうしてこんなことが立て続けに起こるの?
普通、野生の生き物は身を隠して逝くものでしょう?玄関前に1週間に2羽も!こんなことがまた続くんだったら耐えられないわ。」
と涙声になるベット。気持ちは痛いほどわかりました。
「どうしてこの家が選ばれるかわかるでしょう?
必ず受け入れてもらえるのがわかっているから、身を隠すよりもここに来るんだわ。きっとまた同じことが起きるわよ。」
私の言わんすることなど重々察しているベットは小さな頭を振ってうなずいています。彼女が野生のハトやスズメをどんなにかわいがっているか、同じようにしている私にはよくわかります。

(私も毎日神棚のお下がりのお米をあげているので、夕刻の帰巣時刻だとデッキに出ただけでこの通り。みんな揃い踏みです。スズメの大衆浴場も営業中!)
「できる限りのことをしましょう。」
すでにSPCAが来ることになっていたので、私はそう言うとバナナの箱を置いてお暇しました。(つづく)