ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

チリ奇跡の生還

2010-10-13 | 家族&夫婦
チリ国民だけでなく世界中の人が願った「奇跡の生還」がとうとう実現しましたね!


NHKのニュースで、引き上げられたカプセルから8人目が救出されるところをリアルタイムで見ることができました。奥さんと子どもと固く抱き合う作業員。本当に忘れがたい光景でした。


こういう奇跡的な事実を目の当たりにするたびに感じる、毎日の生活の中の心配や気になることのなんという小ささ。


まず生きる。
まず家族。

あとはなんとかなる――
と、今なら心から思えてしまいます。

糖尿病の愛猫チャッチャの健康状態も、仕事の進捗状況も、股関節の不具合も、ひとまず頓挫したキッチンのリフォームも、現状はそこそこだったり、いずれはなんとかできるものばかり。

一歩後ろに引いて全体を見渡して、枝葉末節にとらわれすぎて大切なものを見過ごしてしまわないように気をつけよう、とも思いました。



一緒にNHKを見ていた温(16歳)が再来年から日本の大学に行ったとしたら、こうして一緒にテレビを観るのも、家族4人で過すのもあと1年ちょっと。善(13歳)が生まれて4人家族になってから、ずっと続いてきた毎日が大きく変わるのです。

今はピンと来ませんが、
まず生きる。
まず家族。

と思ったら、急に4人の残された時間が有限に思えてきました。

残りの鉱山作業員や救出のために穴を降りた救助隊員が全員無事生還することを祈りつつ、
もっとしっかり骨太に生きなきゃ
と心新たに。