ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

陪審員デビューの日

2010-10-18 | 経済・政治・社会
8月に通知が着ていた夫の陪審員デビュー、いよいよです


「拘束期間2週間とか言われたら困るよな~」
と書類に目を通してブツブツ言いつつも、けっこう楽しみにしている風。
2つの裁判があるそうで、長い方に選ばれたら2週間という話。
「短い方だったら1週間以内らしいから、そっちがいいなぁ~」


そりゃ、そうだ


「殺人だったら、デス(死刑)」
(NZは死刑制度がないんだってば

「レイプだったらライフ(終身刑)」
(ホントはライフ・インプリズンメント)

「強盗だったら、腕1本!
イスラム圏か

と、「困った、困った」と言っているわりにはまったく困っていなさそう。
「なに着てこうかな~とか。
(ラグビーレフリーのユニフォームじゃなかったの?)



そして迎えた当日


「ほ~らギルティー、もひとつギルティー
アナタにも、ギルティーあ・げ・た・い
朝からテンションMAXで出かけて行きました


レフリー稼業といい、ほんとーに人を裁くのが好きみたいです




【質問】期間は1週間か2週間か


【答え】半日でした~



行ってみたところ、人が右往左往していて「なんだこれ?」と思ったら、2つの裁判で約30人の陪審員が必要なところ、100人近い人が集められたそうで、そこから福引のようなガラガラで抽選に。
(多目の人数は当日無断のドタキャン対策でもあるよう)

まず2週間の長い方の人が決まり、残ったみんなは内心(でしょう?)
再びガラガラで1週間の人も決定し、どちらの選にも漏れた夫はラッキー。

しかし、選ばれても英語力に問題がある人が免除されたり、被告人側の弁護士がクレームを付けた陪審員(この過程をチャレンジと呼ぶそうです)は他の人と交替になるので、選外だった人も控え室で待機させられるそう。
(チャレンジは外見だけで判断されるので、インテリ風な人を外すとか)


午前の部が終了してこれ以上の交替がないことが確定し、お役ご免~
 
デビューはなりませんでしたが、半日分はちゃんと日当が出ます。




「とにかく行ったから、しばらく選ばれることもないだろう。」
とさすがにホッとして帰ってきた夫。午後は粛々と仕事してました。

ごくろーさん