ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

クライシスを泳いで

2011-11-03 | 経済・政治・社会
ギリシャに続いてイタリアがきな臭くなっても、世間はソブリン・レベルのクライシスに慣れてきたのか飽きてきたのか
「当事者でなければスルーってことに決めてしまったのかなぁ~?」
と、感じる今日この頃。


ベルギー・フランス系銀行のデクシアが破たん・解体となっても、それはやっぱり、対岸の火事?でも、これだけ世界経済がグローバル化して、地続きとなってしまっていると、果たして経済に「対岸」はあるのか?


だからと言って自分に火の粉かからないように、身を小さくしているには、今回のクライシスはあまりに長すぎ(リーマン・ショック以前の2007年のサブプライム問題から延々やっているわけですから)、非常事態に慣れないことには、日常生活や業務に支障が出すぎてしまう・・・・


私は在宅で、経済関係の執筆や翻訳などしていますが、2007年にサブプライム問題が起きると、外資系金融機関の仕事が、
ピタリと途絶えました
そりゃもう、気持ちがいいほどピッタリと


メディアでこうした金融機関の名前が出るたびに、担当者を思い浮かべ、
「大丈夫かな~」
と思ったり・・・・


それが去年ぐらいから再び見積もり依頼がチラリホラリと来るようになり、ここ最近はその頻度が上がっています。
(ありがたいことですが、あいにく仕事量を減らしているところでお受けできずにいるのですが


グローバル経済の対岸どころか彼岸にいるような私ですら、こんなことから、ふと世の中の動きを実感します。しかし、クライシスが日常化しているだけで、世界経済が根底から良くなっているようには思えません。


それよりも大きな転換に直面していて、
「経済というもののルールがどんどん変わっていくのではないかな~」
というようなことを漠然と感じています。
「大きいことはいいことだ」が、「小さいことはいいことだ
に変わってしまうぐらい、価値観が変わっていくのでは?


上場企業がどんどん減っていくとか、フランチャイズというものが過去のビジネスモデルになるとか、今までのルールが通じない状況になっていったりしませんかねぇ?


まだまだいろいろな事が起きるのでしょう。
「あれっ、○○って破たんしたの?」
と大手金融機関の名前を聞いても、さして驚かなくなるような現実。


でも、すべてが良くなるのをじっと待っているわけにもいかず、クライシスを泳ぎながらも、日常を生きていかなくてはいけないんですよね~
日々是精進


なんだか仕事休みのつぶやきブログになってしまいました


ラグビーワールドカップが終わって早10日。

今になって夫が取引先からワールドカップ記念グッズをもらってきました。
ワールドカップ期間中から用意してくれていたそうで、
その間一度も顔を出していなかったってこと


箱に入ったカップは善へ。
ゴルフボールは夫に。
それ以外はオールブラックス・ファンの私に、ということになりました~
(夫はスプリングボックス・ファン 温はワラビーズ・ファンなのです)



これ持って、学校にでも行きたくなりました