ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

未来ある子どもたち

2018-07-11 | 経済・政治・社会
「明日の新聞の一面は絶対コレだよね~
と全員無事の報に心からほっとして寝たら、


そのとおり

(※タイ洞窟救助 全員救出)


サッカー少年12人とコーチの計13人

救助隊員も含めて全員無事でした


国内にニュースがないという意見もあるでしょうが、
遠い海外にあっても未来ある子どもたちを必死に見守る

そんなキウイ・カルチャーがたまらなく好き
というか、自分たちも問題発覚以来ずっとそうでした。


特に日曜日以降のミッションインポシブルと言われた救出劇は
まさにNZの夜の時間でひとり、またひとりと出てくるのを
まるで知り合いかのように固唾を呑んで見守りました


ダイビングどころか泳いだこともない山間の少年たちを
ダイバー2人1組で1人ずつ連れ出し、水に潜ったり歩いたり、
何ヵ所も水に浸かった真っ暗で危険な細い5kmの洞窟を
ロープを頼りに何度も何度も往復したダイバーたち。


一番狭い場所は直径40cm以下で、タンクを外さないと
通過できない細さ。暗い上、周囲の岩がナイフのように鋭く
その危険さたるや想像を絶するものだったようです。


救助に当たっていたタイ人の洞窟ダイバーが言っていた、
「親だったらわかるだろう。少年の親たちがどんな思いか。
彼らは最早、自分の子も同様だ。必ず助け出さないと
という言葉が、世界中で見守っていた人たちを代弁したのでは?


救助の中核となった医者にして洞窟ダイビングの専門家という
これ以上理想の人が世界にいたんだろうかというオージーの
ドクター・ハリスの逸話はオーストラリア人だけでなく、
キウイにとっても嬉しかったはず
(※NZで学んでいた時期もあったそうだし)


さらに、全員の救助が完了した直後にドクターのご尊父が
本国で亡くなるというドラマのような展開。
息子の任務完了を見届けて、旅立って行かれたのか?


他にも行方不明から9日目に英国人ダイバーが少年たちを発見し、
その時のやり取りの中で少年が英語を話しているのに仰天
「タイの英語教育ってそんなにいいの?」
と夫と驚き、世界も彼の英語でこの件に一段と引き寄せられたはず。


その少年はミャンマーの少数民族ワ族出身で、身の安全のために
両親がタイのお寺に置き去りにした、いわば孤児だそう。
国籍のない無国籍者のまま、学業もスポーツも最優秀で
タイ語、ミャンマー語、英語、中国語、ワ語を話し、
彼のおかげで外国人ダイバーとの会話ができたそう


脱出おめでとう

この奇跡を可能ならしめた全ての人たちに幸あれ
唯一犠牲になったタイ人ダイバーの冥福を祈ります。



今日は食中毒後初めて、8日ぶりのランへ
ウォーキングには行っていたのですが、
やっぱりランが好き


寒くなっても伸びない
と言っていましたが、今日も遠回り


「今日は6kmいっただろう
と思ったら、



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5.66km
なんでこんなに厚い
6kmの壁
ぜひ、そのうち