旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

旧香港上海銀行長崎支店記念館

2011年07月21日 | 旅 歴史
 長崎県長崎市松が枝町にある旧香港上海銀行長崎支店記念館です。
 イギリスの銀行である香港上海銀行は明治25年(1892)に長崎に支店を開設し、ギリシア古典建築様式のこの建物は明治37年(1904)に建てられました。建築界の異才・下田菊太郎が設計した現存する唯一の遺構でレンガと石造りの3階建てです。
 この支店は当時神戸以西では唯一の外国銀行だったそうです。外国為替やロンドン、上海、香港における外貨の売買を主要業務とした特殊為替銀行でした。
 その後、長崎県がこの建物を買収し梅香崎や大浦警察庁舎として使用しました。そして長崎市が買収し、昭和53年(1978)長崎市立歴史民俗資料館の本館となりました。資料館はその後平和会館に移転しました。
 平成8年(1996)長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館としてオープンしました。1階は資料館のほか、銀行業務を行っていたカウンターなどが残され多目的ホールになっています。2階は明治期の居留地での生活、3階は諸外国との貿易の歴史の資料を展示しています。平成元年(1989)国の重要文化財に指定されました。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
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