旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

御花 松濤園

2011年09月05日 | 旅 歴史
 福岡県柳川市新外町にある 御花 松濤園 です。
 松濤園(しょうとうえん)は福岡県柳川市にある柳川藩主立花氏の別邸「御花」に設けられた日本庭園です。景観は松島を模したもので昭和53年に国の名勝に指定されています。
 柳川藩主立花鑑虎が元禄10年(1697)普請方の田尻惟貞に命じ総面積約7千坪の集景亭という別邸を造らせました。この地が花畠という地名であった事から、柳川の人々から御花と呼ばれるようになったそうです。
 立花家14代当主の立花寛治によって明治42年(1909)から2年にわたって新築された本館は、当時の宮家、富豪たちの間で流行った「西洋館の正面玄関に続く日本建築の大広間」という形式をそのまま残しています。
 園内には約280本のクロマツ、1500の庭石、14の石灯籠があります。沓脱石の巨石は旧天守閣の台石を移したと言われています。池のなかの二つの島と多数の岩島および水面は、冬場には500羽もの飛来する野鴨の飛来地になっています。


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