旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

大宰府天満宮

2011年09月14日 | 旅 歴史
 福岡県太宰府市宰府にある大宰府天満宮です。
 大宰府天満宮は京都の北野天満宮と並び、全国の天満宮の総本社といわれ、学問の神様、菅原道真を祀っています。「飛梅伝説」でも知られるように、境内には約6千本もの梅の木があります。
 菅原道真は昌泰4年(901)に左大臣藤原時平らの陰謀によって筑前国の大宰府に権帥として左遷され、翌々延喜3年(903)に同地で亡くなります。翌年、安楽寺境内に味酒正行(うまさけのやすゆき)が廟を建てました。
 都では疫病や異常気象など不吉な事が続き、道真の祟りと騒がれました。霊を鎮めるため、醍醐天皇は左大臣藤原仲平に大宰府に下向させました。そして道真の墓所の上に社殿を造営し、延喜19年(919)安楽寺天満宮が創建されたのでした。
 明治に入り太宰府神社と名称が変わりましたが、昭和22年(1947)太宰府天満宮になりました。受験合格や学業成就などを祈願する参拝客で、年中賑わい、初詣の際には九州はもとより日本全国から毎年200万人以上の参詣者がお参りしていきます。
 現在の本殿は天正19年(1591)に小早川隆景が寄進したもので桃山時代の荘厳な造りの「五間社流造り」で国の重要文化財に指定されています。
 また長禄2年(1458)に建てられた末社志賀社本殿も国の重要文化財に指定されています。


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